75 lines
6.6 KiB
JSON
75 lines
6.6 KiB
JSON
{
|
||
"322000212_0": "「ふう……今日の訓練はこんなところかしら」",
|
||
"322000212_1": "「レベルもだいぶ上がったデスかね」",
|
||
"322000212_2": "「3くらい上がったと思う」",
|
||
"322000212_3": "「あッ、セレナちゃん」",
|
||
"322000212_4": "「あの、マリア姉さんいますか?」",
|
||
"322000212_5": "「あらセレナ。\\n 遊びに来た……わけではないようね。どうしたの」",
|
||
"322000212_6": "「あ、姉さん。\\n あのね、ちょっと相談があって……」",
|
||
"322000212_7": "「相談? 何かしら」",
|
||
"322000212_8": "「うん」",
|
||
"322000212_9": "「実は……マムがF.I.S.本部から命令を受けて、\\n それについてちょっと悩んでるみたいなの」",
|
||
"322000212_10": "「それは一体どんな命令なの?」",
|
||
"322000212_11": "「それが、新しく発見された遺跡を探索して\\n 調査するっていう任務なの」",
|
||
"322000212_12": "「遺跡――」",
|
||
"322000212_13": "「探索――」",
|
||
"322000212_14": "「<size=40>だぁッ!?</size>」",
|
||
"322000212_15": "「――という話なの」",
|
||
"322000212_16": "「ふむ、ナスターシャ教授がそんなことを。\\n なるほど遺跡探索か……」",
|
||
"322000212_17": "「どんな危険が待っているかわからないからな。\\n 君を1人で行かせることを躊躇しているのだろうな」",
|
||
"322000212_18": "「マムもそう言ってました」",
|
||
"322000212_19": "「当然よ。セレナにそんな危険なことをさせられないわ。\\n なんとか任務を断ることはできないの?」",
|
||
"322000212_20": "「えッ!? えーと……」",
|
||
"322000212_21": "「な……悩んでるマムを見た感じだと、難しいかなって……」",
|
||
"322000212_22": "「そう……」",
|
||
"322000212_23": "「でも、マリア姉さん。わたしだって装者なんだよ。\\n 危険だからって理由で断るのは違うと思う」",
|
||
"322000212_24": "「セレナ……。マムの力になりたい気持ちはわかるわ。\\n でも、何が待っているかもわからない遺跡なんて危険すぎる」",
|
||
"322000212_25": "「遺跡には、危険がつきものなんだよッ!」",
|
||
"322000212_26": "「でも……、だからこそ、新しい発見をした時の喜びは、\\n きっと何ものにも代えられない、素敵な――」",
|
||
"322000212_27": "「……ねえ、セレナ?」",
|
||
"322000212_28": "「それに、遺跡を探索する目的は、宝を探すのではなく、\\n 真実を探すためだって、ショーン教授が――」",
|
||
"322000212_29": "「――はッ!\\n あ、あの……えーと」",
|
||
"322000212_30": "「……セレナ、もしかして行きたいの?」",
|
||
"322000212_31": "「…………ちょっとだけ」",
|
||
"322000212_32": "「どうしてそんな危険な任務に?」",
|
||
"322000212_33": "「前にこっちに来たときに、暁さん月読さんと一緒に見た映画と、\\n ゲームで……ちょっとそういう冒険に……憧れてて」",
|
||
"322000212_34": "「インドアとかいう映画とあのゲームの影響かよッ!?」",
|
||
"322000212_35": "「ごめんなさいッ!\\n でも、マムも困ってますし……」",
|
||
"322000212_36": "「そりゃわかるけど」",
|
||
"322000212_37": "「アタシもわかるデスッ! 冒険はロマンデスよッ!」",
|
||
"322000212_38": "「そっちじゃねーッ!」",
|
||
"322000212_39": "「セレナのやる気は置いといても、\\n F.I.S.本部の命令を断るのは難しいようね」",
|
||
"322000212_40": "「……風鳴司令。\\n セレナの探索に同行するのを許可してもらえないかしら?」",
|
||
"322000212_41": "「未知の遺跡に謎のガーディアン、\\n さらにはアルカ・ノイズときたか……」",
|
||
"322000212_42": "「確かに装者1人では危険すぎるな。\\n ……わかった。今回は特別に同行を許可しよう」",
|
||
"322000212_43": "「ありがとう」",
|
||
"322000212_44": "「逃亡中の錬金術師についての情報はまだ何も入っていない、\\n しばらくは時間が掛かるだろうしな」",
|
||
"322000212_45": "「だが、あまり長居はしないようにな」",
|
||
"322000212_46": "「ええ、わかっているわ」",
|
||
"322000212_47": "「ならば、わたしにも同行させてください」",
|
||
"322000212_48": "「前回の任務で自分の未熟さを思い知らされました。\\n それを克服するためにも許可を」",
|
||
"322000212_49": "「いいだろう。\\n 来るべき錬金術師の追撃には万全の精神状態で臨むべきだ」",
|
||
"322000212_50": "「ありがとうございますッ!」",
|
||
"322000212_51": "「アタシも行きたいデスッ!\\n ショーン教授みたいにカッコよく財宝をゲットするデス」",
|
||
"322000212_52": "「切ちゃん、でも来週って確か補習が……」",
|
||
"322000212_53": "「デデデッ!? そうだったデス……」",
|
||
"322000212_54": "「家族同然のセレナくんを助けたいという気持ちは結構。\\n だが学業をおろそかにするのは感心しないな」",
|
||
"322000212_55": "<size=40>「わた――」</size>",
|
||
"322000212_56": "「響も補習でしょ」",
|
||
"322000212_57": "<size=20>「……はい。おっしゃる通りです……」</size>",
|
||
"322000212_58": "「もう……」",
|
||
"322000212_59": "「なら、あたしが行く。\\n あたしなら補習もないしな」",
|
||
"322000212_60": "「ふむ、しかし……」",
|
||
"322000212_61": "「いいのか?」",
|
||
"322000212_62": "「ああ。少しでも戦力は欲しいとこだろ?」",
|
||
"322000212_63": "「わかった。ならばお前たち3人に任せよう」",
|
||
"322000212_64": "「これで4人ね」",
|
||
"322000212_65": "「ゲームとおんなじ4人ってわけだ」",
|
||
"322000212_66": "「あのゲーム知ってるんですねッ!\\n シャドウテリトリーッ!」",
|
||
"322000212_67": "「ま、まぁちょっとだけな」",
|
||
"322000212_68": "「向こうに渡ったら、ナスターシャ教授の指示に従うようにな」",
|
||
"322000212_69": "「姉さん、それにみなさんありがとうございます」",
|
||
"322000212_70": "「遺跡探索のお土産話期待してるデス」",
|
||
"322000212_71": "「がんばって、セレナ」",
|
||
"322000212_72": "「任せてくださいッ!」"
|
||
} |