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2019-04-15 06:10:38 -04:00

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{
"321000741_0": "「で、お城に着いてからだけど……」",
"321000741_1": "「そうだな……」",
"321000741_2": "「ええっと――『はいけい』……ってどう書くんでしたっけ?」",
"321000741_3": "「ひらがなじゃ、流石にかっこ悪いデスし……」",
"321000741_4": "「ええい、無難に『ぜんりゃく』でいいデス」",
"321000741_5": "「…………」",
"321000741_6": "「何をしているんだ?」",
"321000741_7": "「おわッ、びッ、ビックリしたデスッ!」",
"321000741_8": "「どうしたのッ!?」",
"321000741_9": "「敵でも襲ってきたのかッ!?」",
"321000741_10": "「ち、違うデスッ!」",
"321000741_11": "「ちょ、ちょっとでっかい虫がデスね。\\n ハハハ……」",
"321000741_12": "「んだよ。人騒がせな」",
"321000741_13": "「ちゃんと休んでおいてね?」",
"321000741_14": "「わ、わかってるデス」",
"321000741_15": "「やれやれ。俺は虫扱いか?」",
"321000741_16": "「急に後ろに現れないでほしいデス。\\n 心臓に悪いデスよ」",
"321000741_17": "「それはすまなかったな」",
"321000741_18": "「それより、さっきから何を書いているんだ?」",
"321000741_19": "「ああ、まあ……。\\n 何が起きるかわからないデスからね」",
"321000741_20": "「だから、もしもの時のための手紙デス」",
"321000741_21": "「もしもの……?」",
"321000741_22": "「ああ……そうか」",
"321000741_23": "「…………」",
"321000741_24": "「だが、どうして急に言葉を残そうなんて思ったんだ?」",
"321000741_25": "「さっき、夢を見たデス」",
"321000741_26": "「夢?」",
"321000741_27": "「……辛くて寂しくて死にたかった時の夢」",
"321000741_28": "「そんな時に、みんながアタシに手を延ばしてくれたことを、\\n 思い出したんデス」",
"321000741_29": "「……ヴラドにやられた仲間たちか?」",
"321000741_30": "「そうデス」",
"321000741_31": "「そしたら。みんなに伝えたかったこととか、\\n あれこれ湧いて止まらなくなっちゃったデスよ」",
"321000741_32": "「リュックに紙とペンが入ってて助かったデス」",
"321000741_33": "「だが、お前も、あの者たちも負ける気はないのだろう?」",
"321000741_34": "「それは、もちろんデス」",
"321000741_35": "「でも、3人で戦っても駄目だったら――。\\n 今度こそ、最後の手を使うしかないデス」",
"321000741_36": "「最後の手?」",
"321000741_37": "「アタシのイガリマの絶唱特性は、\\n 斬った相手の魂を刈り取る刃デス」",
"321000741_38": "「絶唱とはなんのことかわからないが……。\\n 魂を刈り取る そんな力があるのか」",
"321000741_39": "「そうデス。\\n ヴラドは、最初に会った時、アタシの絶唱から逃げたデス」",
"321000741_40": "「だから……もしこのギアで倒しきれなくても――」",
"321000741_41": "「きっとアタシの絶唱なら、アイツをなんとかできるはずデス」",
"321000741_42": "「なるほど、な……」",
"321000741_43": "「あのプライドの高いヴラドが意味なく逃げるとは考えにくい。\\n 奴がお前の絶唱というものに脅威を感じたのは、確かだろう」",
"321000741_44": "「だが、だとしたら。\\n ヴラドと対峙した時、どうして早く使わなかった」",
"321000741_45": "「それは……」",
"321000741_46": "「いや、そんな都合のいい力が、おいそれと使えるはずがない。\\n それ相応のリスクがあるということだな」",
"321000741_47": "「……ご名答デス」",
"321000741_48": "「今のアタシが使えば、どうなるかわからないデス。\\n それこそ命すらも……」",
"321000741_49": "「それほどまでに……」",
"321000741_50": "「そういう意味では、\\n あの時、ヴラドの分身相手に使わなくて助かったデスよ」",
"321000741_51": "「それも、クルースニクさんのおかげデスね」",
"321000741_52": "「俺の?」",
"321000741_53": "「そうデスよ。実はあの時、使いかけてたデスけど、\\n クルースニクさんが現れてびっくりして止めたんデスから」",
"321000741_54": "「そうだったのか。\\n あの時、既に――」",
"321000741_55": "「もしかすると、お前が絶唱を使おうとしたことも、\\n 俺の意識が覚醒した原因かも知れないな」",
"321000741_56": "「そう……なんデスかね?」",
"321000741_57": "「まあ、なんの根拠も無いがな」",
"321000741_58": "「とにかく、そんな理由で前回は不発に終わって済んだ\\n デスけど……でも、もし今度こそ必要になったら――」",
"321000741_59": "「アイツを倒すために――。\\n 倒して、アタシの家族を救うために、それが必要なら――」",
"321000741_60": "「もう躊躇うつもりはないデスよ」",
"321000741_61": "(マムからは使うなって言われてるデス。\\n でも、調たちがいなくなるくらいなら……",
"321000741_62": "「暁……」",
"321000741_63": "「っとッ! 早く書いちゃわないと、\\n 本当に休む暇がなくなっちゃうデスよッ」",
"321000741_64": "「…………」",
"321000741_65": "(……お前はそこまで覚悟して仲間を救おうと……)",
"321000741_66": "(だが、今お前の選ぼうとしている道は……。\\n 俺たちが通った、誤りの道かも知れないぞ"
}