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JSON
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{
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"321000212_0": "「たああ――ッ!」",
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"321000212_1": "(あそこで逃がさず、仕留めていれば――)",
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"321000212_2": "「でああああ――ッ!」",
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"321000212_3": "(いや、その前にアタシがマリアとの連携を崩さなければ――)",
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"321000212_4": "「はああああああ――ッ!!」",
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"321000212_5": "(ううん、違うデス。そもそもアタシが\\n ヴァンパイアを怖がったりしたから――)",
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"321000212_6": "「あああああ――――ッ!!」",
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"321000212_7": "「はあッ、はあッ、はあッ……」",
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"321000212_8": "「痛ッ!?」",
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"321000212_9": "「身体の、痛み、なんて……」",
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"321000212_10": "(この胸の痛みに比べたら……なんてことないデスよ……)",
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"321000212_11": "(みんなの苦しみに比べたら……)",
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"321000212_12": "「調、マリア、セレナ……」",
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"321000212_13": "「みんな、大丈夫……デスよね……?」",
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"321000212_14": "「…………」",
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"321000212_15": "「…………」",
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"321000212_16": "「…………」",
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"321000212_17": "「…………」",
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"321000212_18": "「3人とも……アタシが絶対に助けるデスからね……」",
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"321000212_19": "「…………る……し……」",
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"321000212_20": "「う……あああ……ッ!?」",
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"321000212_21": "「くう……はぁ……はぁ……はぁ……」",
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"321000212_22": "「みんなが苦しみだしたデスッ!?\\n これが発作デスかッ!?」",
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"321000212_23": "「マム、マムッ! マリアたちが苦しんでるデスッ!\\n すぐ来てほしいデスッ!」",
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"321000212_24": "「こちらでも確認しました。\\n わかりました。すぐ行きます」",
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"321000212_25": "「マムッ! マリアたちがッ!」",
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"321000212_26": "「大丈夫です。すぐに処置します」",
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"321000212_27": "「教授、3名ともにバイタル急上昇中ですッ!」",
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"321000212_28": "「解熱鎮痛剤を追加投与なさい。\\n 痙攣も起きているようならば筋弛緩剤も1単位追加で」",
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"321000212_29": "「はいッ!」",
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"321000212_30": "(前回の急変からの経過時間は……)",
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"321000212_31": "「どうしたデス?」",
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"321000212_32": "「いえ、今、薬を投与したところです。\\n すぐに落ち着くでしょう」",
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"321000212_33": "「はぁ……はぁ……すぅ……」",
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"321000212_34": "「ふぅ…………」",
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"321000212_35": "「はぁ…………」",
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"321000212_36": "「……。よかったデス……」",
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"321000212_37": "(やはり、発作の間隔が短くなってきているようですね……)",
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"321000212_38": "(このまま有効な手が打てなければ、早晩、3人とも……)",
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"321000212_39": "「ナスターシャ教授」",
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"321000212_40": "「どうしました?」",
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"321000212_41": "「例の研究所から、請求していた資料が届きました」",
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"321000212_42": "「わかりました。すぐに研究室へ戻ります」",
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"321000212_43": "「あ、それならアタシも行くデスよッ!」"
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