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JSON
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{
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"321000131_0": "「そこをどいてッ!」",
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"321000131_1": "「やあ――――ッ!」",
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"321000131_2": "「もうすぐ保管庫だよ」",
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"321000131_3": "「なんだか焦げ臭いデスね……」",
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"321000131_4": "「森が燃えてる……?」",
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"321000131_5": "「燃えてるのは、保管庫の手前?\\n もしかして、狙われたのは、移送中のヴァンパイアの遺骸……」",
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"321000131_6": "「気をつけて。誰かいるわ」",
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"321000131_7": "「フフ……ハハハハハッ!」",
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"321000131_8": "「人……? いや、違う。\\n なんなの、この男は?」",
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"321000131_9": "「我が身体……確かに返してもらったッ!」",
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"321000131_10": "「身体って……何を言ってるデスか?」",
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"321000131_11": "「きゃあッ!?」",
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"321000131_12": "「どうしたの、セレナ?」",
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"321000131_13": "「あの人の足下ッ! 警備員さんたちが……」",
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"321000131_14": "「死んでる、デスか……?」",
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"321000131_15": "「遅かったようね……。\\n それにしても、遺体の様子が変よ」",
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"321000131_16": "「干からびてる?」",
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"321000131_17": "「ええ……まるで固く絞った雑巾か、ミイラみたいにね」",
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"321000131_18": "「ひッ? ホラー映画そのものデスッ!」",
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"321000131_19": "「待って。警備員さんたちの他に、1人だけ白衣の人も倒れてる。\\n 研究員の人?」",
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"321000131_20": "「みたいだけど……あんな人いたかな……?」",
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"321000131_21": "(彼だけは干からびていない……?)",
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"321000131_22": "(まさか内通者? でも、なんのために……?)",
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"321000131_23": "(いえ、今考えても仕方ないことだわ)",
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"321000131_24": "「ともかく、あの男が首謀者なのは確かなようね」",
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"321000131_25": "(そう。仮に内通者の手引きがあったとしても、\\n 警戒厳重なこの研究所に潜入する力は侮れない)",
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"321000131_26": "(オオカミや<ruby=こうもり>蝙蝠</ruby>を操る以外に、どんな力を持っているか――)",
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"321000131_27": "「あなたは一体何者な――」",
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"321000131_28": "「ッ!?」",
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"321000131_29": "「く――ッ!!」",
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"321000131_30": "「姉さんッ!?」",
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"321000131_31": "「何するデスかッ!」",
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"321000131_32": "「マリア、大丈夫ッ!?」",
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"321000131_33": "「ええ、問題ないわ」",
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"321000131_34": "「ほう……今のを躱すか」",
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"321000131_35": "(ギアを纏っていたから反応できたけど。\\n そうでなかったら……)",
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"321000131_36": "「とても人間の身体能力とは思えないわ。\\n みんな、油断しちゃ駄目よ」",
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"321000131_37": "「ふむ……追討の手がかかるとは思っていたが。\\n まさか珍妙な装束を纏った女子供ばかりとはな」",
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"321000131_38": "「だが……先程の男どもよりは愉しませてくれそうだ」",
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"321000131_39": "「我の肩慣らしに付き合ってもらおうかッ!」"
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