xdutranslations/Missions/event027/328001111_translations_jpn.json
2019-10-25 17:33:24 -04:00

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{
"328001111_0": "最高の職業",
"328001111_1": "「――というわけで」",
"328001111_2": "「ライブ当日は9時に会場入りで10時からゲネプロ。\\n 時開場、時本番開始です」",
"328001111_3": "「承知しました」",
"328001111_4": "「何か質問はありますか?」",
"328001111_5": "「いえ。会場も前に使用した場所ですし、\\n 明日のリハの時に再確認すれば問題ないと思います」",
"328001111_6": "「新曲の振り付けも大丈夫ですか?」",
"328001111_7": "「ええ、突貫になりましたが、なんとか仕上がりました」",
"328001111_8": "「わかりました。\\n それでは確認は以上です。お疲れ様でした」",
"328001111_9": "「振付師の先生やバンドの方たちとの日程調整等々、\\n ご迷惑をおかけしました」",
"328001111_10": "「長期任務が入ってしまったのですから、仕方ありません」",
"328001111_11": "「そういった調整を行うのも、マネージャーの役割ですから」",
"328001111_12": "「……はい。ありがとうございます」",
"328001111_13": "「…………」",
"328001111_14": "「何か、僕の顔についていますか?」",
"328001111_15": "「あ……いえ。すみません」",
"328001111_16": "「向こうの世界の緒川さんと、やはり瓜二つだと思いまして」",
"328001111_17": "「そういえば、先日は向こうの世界の僕を助けてくださったとか。\\n ありがとうございました」",
"328001111_18": "「いえ、お礼を言われるようなことではありません」",
"328001111_19": "「むしろ、わたしの方こそ助けていただきました」",
"328001111_20": "「そうですか。それでは、お互い様ですね」",
"328001111_21": "「フフ……。向こうの緒川さんも、そう言っていました」",
"328001111_22": "「そうでしたか」",
"328001111_23": "「……」",
"328001111_24": "「なんだか、浮かない顔をされていますね」",
"328001111_25": "「その……緒川さんは、後悔はされていませんか?」",
"328001111_26": "「何に対してですか?」",
"328001111_27": "「緒川の一族が、風鳴に仕えるようになったことです」",
"328001111_28": "「なぜその様な考えを?」",
"328001111_29": "「こちらの緒川さんは、独立した忍びの集団としてではなく、\\n S.O.N.G.調査部のエージェントとして働いてらっしゃいます」",
"328001111_30": "「それは……忍びとしての本来の誇りを、志を、\\n 諦めてしまった結果なのではないのか……と」",
"328001111_31": "「それは考えすぎというものです」",
"328001111_32": "「僕たちは、何も諦めたりはしていません」",
"328001111_33": "「本当ですか?」",
"328001111_34": "「ええ。忍術を秘匿し、闇に紛れて技を振るうことだけが、\\n 護国に繋がるなら今もそうしていたでしょう」",
"328001111_35": "「しかし、それだけでは護れないものがたくさんあることを、\\n 僕らは知っています」",
"328001111_36": "「それだけでは、護れないもの……?」",
"328001111_37": "「はい。だから時代に合わせて、変化を受け入れました」",
"328001111_38": "「今僕がこうしてS.O.N.G.のエージェント兼翼さんのマネージャーを\\n しているのも、それが国を護ることに繋がっているんです」",
"328001111_39": "「S.O.N.G.はともかく、マネージャーもですか?」",
"328001111_40": "「もちろんです」",
"328001111_41": "「風鳴翼と、その歌を世の中に広めることも、\\n 大事な護国の役割なんですよ」",
"328001111_42": "「わたしの歌を広めることが、護国の?」",
"328001111_43": "「ええ、むしろ何よりも大事な仕事です」",
"328001111_44": "「何よりも……大事な……」",
"328001111_45": "「そうです。護国とは、何も人々の生命を\\n 護ることだけを示す言葉ではありません」",
"328001111_46": "「人々が健やかに笑い、未来へ希望を抱き続けることができる――\\n そんな生活を護ることこそが、真の護国なのですから」",
"328001111_47": "「今のわたしに、そんな大役が果たせているでしょうか?」",
"328001111_48": "「もちろんです。\\n だからこそ、こうしてお支えしているんです」",
"328001111_49": "「それに、このマネージャーという任務――」",
"328001111_50": "「いえ、この仕事は、忍びとして闇の中で活動するより、\\n 何倍も刺激的で、とてもやりがいのある天職ですから」"
}