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JSON
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{
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"328000832_0": "「…………」",
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"328000832_1": "「随分難しい顔をしてるけど、\\n ペンダント、そんなに酷い損傷だったの?」",
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"328000832_2": "「あ、いえ、損傷自体はそれほど酷くありません。\\n ですが――」",
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"328000832_3": "「何か問題が?」",
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"328000832_4": "「……実は、呪いのようなものが\\n ギアのコアにロックを掛けているようなんです」",
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"328000832_5": "「呪いだと?」",
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"328000832_6": "「はい。恐らく、天羽々斬に損傷を与えた物は、\\n なんらか呪いを帯びた物だったと推測されます」",
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"328000832_7": "「呪いの解除ってできるの?」",
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"328000832_8": "「以前、パヴァリア光明結社から提供された、\\n ラピス・フィロソフィカスの情報、それが役立つと思います」",
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"328000832_9": "「そうか、まさかあの時の情報が……」",
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"328000832_10": "「ギアが纏えなければ、翼はこちらへ帰ってこられない、\\n すまないが、急ぎ修復を頼む」",
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"328000832_11": "「はい、任せてください」",
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"328000832_12": "「修復が完了したら教えてね。\\n 最速で翼さんに届けるからッ!」",
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"328000832_13": "(それにしても、ギアに呪いを与え、損傷させるとなると、\\n 今回の敵も、中々厄介な相手のようだな……)",
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"328000832_14": "「よし。これでRN式天羽々斬の最適化はほぼ完了したわ」",
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"328000832_15": "「負荷軽減による連続稼働時間の延長に加え、\\n 出力効率も2、3割は上昇するはずよ」",
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"328000832_16": "「ありがとうございます。それは心強いですね」",
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"328000832_17": "「それじゃ、そいつでもういっちょう手合わせするか?」",
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"328000832_18": "「はい、お願いします」",
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"328000832_19": "「みんな揃っているな?」",
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"328000832_20": "「ええ。どうしたの?」",
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"328000832_21": "「情報部の調査で草薙の本隊がいると思しき拠点を\\n 絞り込むことができた」",
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"328000832_22": "「すぐに発令所まで来てほしい」",
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"328000832_23": "「わかったわ」",
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"328000832_24": "「すぐ行くッ!」",
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"328000832_25": "「これが敵本隊がいると思しき拠点の衛星写真だ」",
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"328000832_26": "「どうしてここに本隊がいると?」",
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"328000832_27": "「衛星写真だけでなく目視でも確認させたが、\\n 他の拠点との比較をして、圧倒的に警備が厳しいようだ」",
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"328000832_28": "「確かに、この拠点の設備規模ならば、\\n 相当な数の戦力を待機させることができますね」",
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"328000832_29": "「これより直ちに強襲作戦を策定、\\n 準備が整い次第、作戦を開始する」",
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"328000832_30": "「風鳴司令。\\n 決行前に少しだけ準備をする時間をいただけますか?」",
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"328000832_31": "「む? それは構わんが、どのくらいだ?」",
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"328000832_32": "「小1時間もあれば充分です」",
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"328000832_33": "「承知した。\\n それまでに作戦内容をこちらで決定しておこう」",
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"328000832_34": "「ありがとうございます。\\n それでは後ほど」",
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"328000832_35": "(緒川さん、一体何を……?)"
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