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2019-10-25 17:33:24 -04:00

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{
"329000431_0": "「くう――ッ!?」",
"329000431_1": "「プレラーティッ!! 大丈夫ッ!?」",
"329000431_2": "「ああ、なんとか無事なワケダが……」",
"329000431_3": "「あいつのパワーは一体なんなのよッ?」",
"329000431_4": "「一挙手一投足に錬金の術式が作動している気配がするワケダ」",
"329000431_5": "「つまり錬金術で動いてるってこと? 人間じゃなくって?」",
"329000431_6": "「それか、全身を強化している可能性もあるワケダ」",
"329000431_7": "「どっちにしても、出し惜しみしてる場合じゃなさそうね」",
"329000431_8": "「ああ……。キャロルを屠らせるわけにはいかないワケダッ!」",
"329000431_9": "「その姿、まさかファウストローブか……?」",
"329000431_10": "「ご名答よ」",
"329000431_11": "「どうやら、堕ちても錬金術師というワケダな」",
"329000431_12": "「まあ見てなさいって。あんな着ぐるみ、\\n お姉さんたちがちゃちゃっとやっつけてあげるから」",
"329000431_13": "「そこで大人しく、首を洗って待っているワケダ」",
"329000431_14": "「行くわよッ!」",
"329000431_15": "「言われるまでもないワケダッ!」",
"329000431_16": "「やああ――ッ!」",
"329000431_17": "「木っ端微塵に吹き飛ぶワケダッ!」",
"329000431_18": "「どうよッ!」",
"329000431_19": "「いや――まだだッ!」",
"329000431_20": "「うっそッ!?\\n あれを食らってピンシャンしてるなんてッ」",
"329000431_21": "「どういう防御力なワケダッ!?」",
"329000431_22": "「くう――ッ!?」",
"329000431_23": "「直撃でもないのに、なんという威力ッ!」",
"329000431_24": "「いったあーッ?\\n もう、乙女の柔肌を傷つけるなんて許さないわよッ」",
"329000431_25": "「奴め、どこへ向かうつもりなワケダ?」",
"329000431_26": "「まるで、あーしたちが眼中にないみたい……」",
"329000431_27": "「って、まさかッ!?」",
"329000431_28": "「そのまさかなワケダッ!?」",
"329000431_29": "「キャロルが消えてるッ!」",
"329000431_30": "「本当に逃げるとは思わなかったワケダ」",
"329000431_31": "「でも、それってつまり、あの黒騎士の標的は?」",
"329000431_32": "「ああ……最初からキャロル1人だったというワケダな」",
"329000431_33": "「主に逆らうオートスコアラーに――」",
"329000431_34": "「奴らがマスターと呼んだ、キャロル以外の存在――」",
"329000431_35": "「もうッ! 一体何が、どうなってるのよ?」",
"329000431_36": "「色々と状況の整理が必要だな」",
"329000431_37": "「同感だ」",
"329000431_38": "「まず第一に、キャロルについて」",
"329000431_39": "「なぜ彼女がオートスコアラーたちと争っていたのか、だが――」",
"329000431_40": "「本来、オートスコアラーは\\n 創造主には反逆できないように造られているワケダ」",
"329000431_41": "「でも、あーしたちが着いた時には、思いっきり襲われてたわよね」",
"329000431_42": "「この世界じゃ、奴らを造ったのは\\n キャロルじゃないって線はないのか」",
"329000431_43": "「いや。あの4機ならば、\\n 確かにキャロルが造ったオートスコアラーなワケダ」",
"329000431_44": "「協会の資料で以前確認したから、それは間違いない」",
"329000431_45": "「では、あえて自分自身を襲わせているという線は?」",
"329000431_46": "「自作自演ということ?」",
"329000431_47": "「そうそう」",
"329000431_48": "「そんな演技には見えなかったわよねえ……」",
"329000431_49": "「何が目的かわからないけど、\\n あまりメリットがなさそうじゃない」",
"329000431_50": "「ただ、記憶をだいぶ失っているようだったから、\\n 本来の目的も忘れてる可能性はあるかもだけど……」",
"329000431_51": "「記憶を?\\n もしかして、想い出の焼却」",
"329000431_52": "「ああ。あの様子ではだいぶ酷使したワケダ」",
"329000431_53": "「なんだ、その焼却ってのは?」",
"329000431_54": "「先日も話したはずだ。\\n キャロルは想い出を力とする研究を行っていた、と」",
"329000431_55": "「そういえば、そんなこと言ってたな」",
"329000431_56": "「想い出を焼却する――\\n つまりそれは、記憶を薪として火にくべるというワケダ」",
"329000431_57": "「それって……」",
"329000431_58": "「つまり、燃やした記憶は二度と戻らないってことね?」",
"329000431_59": "「ああ……。そういうことだろうな」",
"329000431_60": "「だが、当然それは諸刃の剣。失っても支障のない想い出や、\\n 他の者から集めた想い出を本来であれば焼却するはず」",
"329000431_61": "「あーしたちがあの子にとって大事な存在だった、なんてことは\\n 言わないけど、追手になり得る存在を忘れるってのはね……」",
"329000431_62": "「だが実際、奴は我々の存在すら忘れていたワケダ。\\n つまり、かなりの想い出を既に焼却している……」",
"329000431_63": "「ええ。しらを切ってるわけじゃなさそうだったわよね」",
"329000431_64": "「キャロルが協会に関わっていた期間は相当に長い。\\n そしてその期間の記憶の大半は研究と研鑽の日々」",
"329000431_65": "「我ら錬金術師にとっては珠玉とも言える記憶だ。\\n しかし、その記憶に付随するはずの私たちを忘れている――」",
"329000431_66": "「そのレベルで記憶を失っているということは……」",
"329000431_67": "「ええ。既に相当量の想い出を薪として焼却――\\n つまり、記憶の大半を失っているとみるべきだろう」",
"329000431_68": "「話は変わるけど、あのオートスコアラーたちが\\n 別人にマスターって呼びかけてたのも気になるわよね」",
"329000431_69": "「黒騎士を召喚して寄越した声の主なワケダ」",
"329000431_70": "「黒騎士か……」",
"329000431_71": "「そんなに強いのか?」",
"329000431_72": "「強いなんてものじゃないわ。\\n あんなのまともに相手したら、あーしたちが壊れちゃう」",
"329000431_73": "「規格外といっていいワケダ」",
"329000431_74": "「だが、まさかファウストローブを纏った\\n 人の力が及ばぬ相手とはな……何者だ」",
"329000431_75": "「プレラーティは、錬金術の力で動いてるって言ってたけど?」",
"329000431_76": "「交戦後にラピスに残った反応で、少し気になることがあるワケダ」",
"329000431_77": "「気になることって?」",
"329000431_78": "「ああ。ラピスに残留した呪力――\\n それはラピスとは正反対の力、恐らくは強力な呪いの力なワケダ」",
"329000431_79": "「呪いの力だと? そんなことはありえないッ!」",
"329000431_80": "「どういうことだ?」",
"329000431_81": "「あらゆる不浄を浄化するのが、賢者の石、\\n ラピス・フィロソフィカスの力……」",
"329000431_82": "「相手の存在が呪いによって成るものならば、\\n ラピスの力を受けて無事でいるはずがない」",
"329000431_83": "「それでも無事だったのよね……なんでかしら」",
"329000431_84": "「せめてキャロルという子の身柄を確保できてたら、\\n 手がかりが掴めたかもしれないわね」",
"329000431_85": "「取り逃がしてしまったことがつくづく悔やまれるワケダ」",
"329000431_86": "「なんにしても、事態はキャロルがオートスコアラーを操って\\n 何かを目論んでいるという、単純な構図ではなさそうだな……」",
"329000431_87": "「ええ。根本的な所から対策を考え直さないといけないわね」",
"329000431_88": "「我々も一度、局長に報告と指示を求めようと思う」",
"329000431_89": "「餅は餅屋、錬金術師は錬金術師の局長というわけか」",
"329000431_90": "「そんないい物じゃないけどね」",
"329000431_91": "「また嫌味を言われるかと思うと気が重いワケダ……」",
"329000431_92": "「失礼します」",
"329000431_93": "「こんにちはーッ!」",
"329000431_94": "「邪魔するぞ」",
"329000431_95": "「――ッ!?\\n 人共、いい所に来てくれたッ」",
"329000431_96": "「わあッ、びっくりしたッ!?」",
"329000431_97": "「なんだ、何かあったのか?」",
"329000431_98": "「何やら相当深刻な事態のようですね」",
"329000431_99": "「ああ、察しの通りだ」",
"329000431_100": "「立花響か。久しいな」",
"329000431_101": "「え……サンジェルマンさん?\\n どうしてここにッ」"
}