better seperation of custom assets seperation of enabled quests based on language yes i enabled all of the japanese quests
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"324001011_0": "歌で世界を平和にするために",
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"324001011_1": "「そう、ニュースでやっていたの」",
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"324001011_2": "「バルベルデの紛争を抑えるために、\\n 日本やその他諸外国が本格的に助力をしてくれるって」",
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"324001011_3": "「バルベルデが平和になったら、\\n 俺も、夢だったサッカー選手を目指すよッ!」",
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"324001011_4": "「ああ、頑張れよ」",
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"324001011_5": "「よかったね、クリスちゃんッ!」",
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"324001011_6": "「まあな」",
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"324001011_7": "「では、あの兵器に組み込まれていた\\n 『ネフシュタンの権杖』に関しては」",
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"324001011_8": "「二課で管理するということで構わないな」",
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"324001011_9": "「ああ、それが一番だろう」",
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"324001011_10": "「我が国の上層部は、どんな使い方をするか心配な者が\\n 少なからず混じっているからな」",
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"324001011_11": "「理解ある人物が部隊長で助かったよ」",
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"324001011_12": "「命を救われたのはこちらの方だ」",
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"324001011_13": "「残された『マヤの遺産』についてはどうするつもり?\\n 遺産を丸ごとは持ち帰れないわよ」",
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"324001011_14": "「在り処は知れてしまっているし、封印は不可能ね。\\n だったら」",
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"324001011_15": "「ブッ壊す」",
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"324001011_16": "「アハハ、わたしみたいなこと言ってる」",
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"324001011_17": "「自覚あったのね……」",
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"324001011_18": "「ま、処分するのが妥当でしょうね。\\n 人の手には余る兵器ですから」",
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"324001011_19": "「へー、意外に常識的なことを言うのね」",
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"324001011_20": "「ドラマティックでダイナミックでなければ、\\n 英雄の道筋とは言えないのですよッ!」",
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"324001011_21": "「私たちからもお願いします。\\n どうか、もう人の手には渡らないように」",
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"324001011_22": "「きっと、亡くなった守り人の方も\\n そう願っていると思います」",
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"324001011_23": "「俺たち、二課の意見も同じだ」",
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"324001011_24": "「我々も破壊で構わない」",
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"324001011_25": "「いいのか? 命令違反になるんだろ?」",
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"324001011_26": "「戦闘の最中に破壊されたなど、上には都合よく報告するさ」",
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"324001011_27": "「部下たちも同意見だ」",
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"324001011_28": "「では、満場一致で破壊に決定ね」",
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"324001011_29": "「あの……」",
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"324001011_30": "「何か?」",
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"324001011_31": "「私たちは密かに終末兵器を起動し、\\n 恐るべきテロ行為を行おうとしました」",
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"324001011_32": "「罪を償いたいのです。米軍の権限において逮捕し、\\n しかるべき裁きを……」",
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"324001011_33": "「2人とも……」",
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"324001011_34": "「いや、その必要はない」",
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"324001011_35": "「なぜです? 私たちはあれを使おうとして――ッ!」",
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"324001011_36": "「だが、実際に『マヤの遺産』は使われなかった。\\n それが結論だ」",
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"324001011_37": "「『マヤの遺産』の性質について、我が国が\\n 握っているものは古代の伝承レベルのもの」",
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"324001011_38": "「しかし、あれは恐ろしい終末兵器で……」",
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"324001011_39": "「まさか古代の伝承のみを証拠に法廷は開けないだろう。\\n であれば、裁くべき罪などどこにもない」",
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"324001011_40": "「……なかなかに粋な計らいをする軍人ですね」",
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"324001011_41": "「……私の部下にも、あなたたちに救われた者が\\n 数多くいるのでね。部下に恨まれたくないだけだ」",
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"324001011_42": "「どうしてもというのなら、NGO団体の活動によって\\n 多くの人を救うことを、自罰としてくれ」",
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"324001011_43": "「話がわかるじゃないかッ!」",
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"324001011_44": "「部隊長さん……」",
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"324001011_45": "「それなら、私たちは今まで以上に\\n 人の命を救ってみせますッ!」",
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"324001011_46": "「『ネフシュタンの権杖』は、了子くん、君の管理で\\n 二課まで運んでおいてくれ」",
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"324001011_47": "「なにしろ俺は、有休で旅行に来てるだけの身だからな」",
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"324001011_48": "「旅行で平時より仕事してどうするのよ、全く……。\\n とにかく、わかったわ」",
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"324001011_49": "「本当に、ありがとうございました」",
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"324001011_50": "「…………」",
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"324001011_51": "「ほら、主役はあなたでしょ」",
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"324001011_52": "「そ、そんなことはないだろ……?」",
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"324001011_53": "「私たちは引き続き、バルベルデで活動します」",
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"324001011_54": "「戦いは落ち着きましたが、\\n まだこの国には救助の手が必要なので」",
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"324001011_55": "「我々の部隊も事後処理があるからまだこの国に残る」",
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"324001011_56": "「いずれは、AD兵器の廃絶を訴えられる日が\\n 来ればと願っているよ」",
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"324001011_57": "「その時には遠慮なく二課も頼ってくれ」",
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"324001011_58": "「貴重なサンプルもこちらの手にあるものね」",
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"324001011_59": "「あんたたちにも……随分と世話になったな」",
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"324001011_60": "「それは、お互い様だろう」",
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"324001011_61": "「初めはなんで少女が、とも思ったが。\\n まさか、こんなとんでもない戦士だったとはな」",
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"324001011_62": "「いい勉強になったよ」",
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"324001011_63": "「それは、褒めてるのか?」",
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"324001011_64": "「もちろんさ。仕事に困るようなことがあれば歓迎しよう」",
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"324001011_65": "「さあ、そろそろ出発の時間が近いですよ」",
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"324001011_66": "「それじゃ……」",
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"324001011_67": "「……」",
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"324001011_68": "「どうか……故郷に帰っても元気で」",
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"324001011_69": "「お友達とも仲良く」",
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"324001011_70": "「あ、ああ……」",
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"324001011_71": "「…………」",
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"324001011_72": "(……これでお別れなのか?)",
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"324001011_73": "(あたしが、雪音クリスだということを伝えずに……、\\n このまま……)",
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"324001011_74": "(いや……、もともとあたしはこの世界の人間じゃない。\\n 目の前にいるのも、パパとママに似た人でしかない)",
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"324001011_75": "(だから、これでいいじゃないか)",
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"324001011_76": "(それに、S.O.N.G.の人間が、\\n 並行世界のことを一般人にしゃべるわけにはいかないだろ)",
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"324001011_77": "(そうだ、これでいいんだ)",
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"324001011_78": "「そろそろ帰るよ……じゃあなッ!」",
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"324001011_79": "「――待ってくれッ!」",
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"324001011_80": "「すまない、やはりどうしても……、\\n 君は……」",
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"324001011_81": "「…………」",
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"324001011_82": "「……あなた、あまり引き止めては悪いわ」",
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"324001011_83": "「そう、だな」",
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"324001011_84": "(だめだ、今振り返ったら……あたしは……)",
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"324001011_85": "「私たちは先に行くわ」",
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"324001011_86": "「え……?」",
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"324001011_87": "「……後悔だけはしないようにね」",
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"324001011_88": "「先行ってるからね」",
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"324001011_89": "「んん? 何をしているんです?」",
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"324001011_90": "「いいから」",
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"324001011_91": "「俺たちは退散するとしよう」",
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"324001011_92": "「何言ってんだよ……」",
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"324001011_93": "(みんな先に行っちまった)",
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"324001011_94": "「…………」",
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"324001011_95": "「…………」",
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"324001011_96": "(あたしは、後悔することなんて何も……)",
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"324001011_97": "(あれ? なんだこれ、手足が震えて……)",
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"324001011_98": "(体が、動かない……)",
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"324001011_99": "(なんだよこれ……、どうなってんだよ)",
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"324001011_100": "「……クリス」",
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"324001011_101": "「君と出会えて、本当によかった」",
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"324001011_102": "「…………ッ!」",
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"324001011_103": "「私たちは、なんらかの奇跡が\\n 君と私たちを巡り合わせてくれたのだと信じている」",
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"324001011_104": "「バルベルデで一緒に過ごした時間は\\n 僅かだったけれど、私たちは」",
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"324001011_105": "「あなたから数えきれないほど多くのものを貰ったわ」",
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"324001011_106": "「…………」",
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"324001011_107": "「君と出会えたおかげで、娘を亡くしたあの日から\\n ずっと止まっていた、私たちの時間が――」",
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"324001011_108": "「やっと動き出した気がするよ」",
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"324001011_109": "「これからはもう、いつまでも過去を振り返って\\n 足踏みを続けたりなんてしないわ」",
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"324001011_110": "「…………」",
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"324001011_111": "「それから……NGO団体としての活動も続けながら、\\n もう一度、音楽家として頑張ってみようと思う」",
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"324001011_112": "「『歌で世界を平和にする』その目標のために」",
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"324001011_113": "「どれだけ時間がかかるかわからないが、\\n 必ずやり遂げてみせるよ」",
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"324001011_114": "「私たちがずっと忘れていた夢を\\n あなたのおかげで思い出すことができた」",
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"324001011_115": "「それがどれほど大切な夢だったかもね。\\n もう決して忘れたりはしない」",
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"324001011_116": "「…………」",
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"324001011_117": "「そして……いつでもいい。\\n また会いに来てほしい」",
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"324001011_118": "「そうしたらまたお茶を一緒に飲んで、\\n 他愛のない話をしようじゃないか」",
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"324001011_119": "「うッ、ひく……ッ!」",
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"324001011_120": "「今度は、私たちも胸を張って\\n 音楽の話ができるようになっていると思う」",
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"324001011_121": "「その時は、3人で一緒に\\n 1つの音楽を奏でましょう」",
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"324001011_122": "「うぐ……ひッ、う、くうぅ……ッ!」",
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"324001011_123": "「それじゃあ、名残惜しくて\\n いつまでも話していたいぐらいだけど」",
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"324001011_124": "「大切な仲間が、あなたを待っているものね」",
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"324001011_125": "「う、うん……ッ!\\n また会いに来るから……ッ!」",
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"324001011_126": "「いつか……ッ、必ずッ、会いにッ、\\n 来る、から……ッ!」",
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"324001011_127": "「ええ」",
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"324001011_128": "「待ってるよ」",
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"324001011_129": "(パパ、ママ――)",
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"324001011_130": "「――そろそろ行くよ」",
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"324001011_131": "「それじゃ……ッ!」",
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"324001011_132": "「行ってらっしゃい。クリス――」"
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