better seperation of custom assets seperation of enabled quests based on language yes i enabled all of the japanese quests
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"316000511_0": "諸刃の力",
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"316000511_1": "「…………」",
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"316000511_2": "「わあ、すごいね、シャロンちゃん。\\n もうこんなに文字、書けるようになったんだ」",
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"316000511_3": "「…………」",
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"316000511_4": "「ふんふん、なるほどー」",
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"316000511_5": "「…………」",
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"316000511_6": "「へーッ! 姉妹もいるんだ。え、そんなにたくさん?」",
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"316000511_7": "「賑やかそうでいいなぁ。\\n わたし、1人っ子だったから、そういうの憧れるなー」",
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"316000511_8": "「…………」",
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"316000511_9": "「どうだ、調子は?」",
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"316000511_10": "「うん。もう大分、文字でお話しできるようになったよ」",
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"316000511_11": "「ま、元々こっちが話してる言葉もわかってそうだったし、\\n 文字が書けるようになって良かったな」",
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"316000511_12": "「わたしの教え方が上手いからってことは?」",
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"316000511_13": "「そりゃないな、そいつが優秀なだけだ」",
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"316000511_14": "「そんなー……」",
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"316000511_15": "「それで、何か分かったのか?」",
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"316000511_16": "「うん。シャロンちゃんね、米国にいた時、\\n ずっとお父さんの研究をお手伝いしてたんだって」",
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"316000511_17": "「手伝い、ねえ……」",
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"316000511_18": "「うん。それからね、姉妹もたくさんいるんだって」",
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"316000511_19": "「……まだ他にもいるのか」",
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"316000511_20": "「そいつは……心配だな」",
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"316000511_21": "「…………」",
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"316000511_22": "「シャロンちゃん、クリスちゃんのことも\\n あんまり怖がらなくなったみたいだね」",
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"316000511_23": "「そうか? 大して変わってないだろ?」",
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"316000511_24": "「連絡? 翼さんからだ。なんだろ」",
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"316000511_25": "「はい、こちら響です」",
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"316000511_26": "「すまない、立花。すぐに二課まで来てくれないか?」",
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"316000511_27": "「えーっと……」",
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"316000511_28": "「シャロンのことについて聞きたいことがあるそうだ。\\n 手短に済ます、とは言っているが」",
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"316000511_29": "「わかりました、すぐに行きます」",
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"316000511_30": "「ごめんね、シャロンちゃん」",
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"316000511_31": "「少し出かけるけど、クリスちゃんと\\n 良い子にお留守番しててくれるかな?」",
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"316000511_32": "「…………」",
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"316000511_33": "「お、おい。あたしに子守なんか無理だぞ?」",
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"316000511_34": "「クリスちゃんなら絶対に大丈夫ッ! お願いッ!」",
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"316000511_35": "「それじゃ、\\n すぐ帰ってくるからッ!」",
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"316000511_36": "「ちょっと待て――」",
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"316000511_37": "「行っちまった」",
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"316000511_38": "「すぐ帰るって言ってもな……」",
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"316000511_39": "「…………」",
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"316000511_40": "「やれやれ。仕方ない、大人しく待ってるとするか」",
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"316000511_41": "「なッ……なに服掴んでんだッ!\\n あのバカと間違えてないか?」",
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"316000511_42": "「…………」",
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"316000511_43": "「あ、あたしでいいのかよ」",
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"316000511_44": "「……(こく)」",
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"316000511_45": "「なんだよ。しょうがないなあ……」",
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"316000511_46": "「留守中、何かやりたいことあるか?」",
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"316000511_47": "「……(ふるふる)」",
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"316000511_48": "「じゃあ文字の練習の続き、一緒にやるか。\\n 英語でもいいぞ?」",
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"316000511_49": "「……(こく)」",
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"316000511_50": "「今戻った」",
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"316000511_51": "「ただいま~」",
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"316000511_52": "「留守中、手間を掛けた」",
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"316000511_53": "「なに。大人しいもんだって」",
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"316000511_54": "「どうやら、仲良く出来ていたようだな」",
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"316000511_55": "「……」",
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"316000511_56": "「べ、別に仲良くってわけじゃ……。\\n ただのお守りだろ、お守り」",
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"316000511_57": "「ただいまー、\\n ごめんね、遅くなって」",
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"316000511_58": "「……ッ!!」",
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"316000511_59": "「なあに、シャロンちゃん」",
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"316000511_60": "「なんだよ。帰ってきたらそっちがいいのかよ」",
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"316000511_61": "「フフ。やはり立花には勝てないか」",
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"316000511_62": "「で、親父さんの話ってのはなんだったんだ?」",
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"316000511_63": "「主に、シャロンの融合症例について、\\n 経験者としての立花からの意見聴取だった」",
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"316000511_64": "「二課としても、治療の糸口を見つけたいようだな」",
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"316000511_65": "「でも、わたしが覚えていることだけだと\\n あまり参考にならなくて」",
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"316000511_66": "「一度、S.O.N.G.へ戻って聞いてくるのはどうだろうか?」",
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"316000511_67": "「この前聞いた感じじゃ、望みは薄いんじゃないのか?」",
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"316000511_68": "「すぐに治すことは難しいかもしれない。\\n しかし、何かヒントぐらいは得られるのではないだろうか」",
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"316000511_69": "「ヒントか……、\\n 確かにそれなら何かつかめるかもしれないな」",
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"316000511_70": "「なんにしても、このまま指をくわえて見てるよりはいいか」",
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"316000511_71": "「では、一旦わたしたちの世界に戻るとしよう」",
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"316000511_72": "「でも、シャロンちゃんを1人にするのは……」",
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"316000511_73": "「オートマシンやカルマノイズもだけど、\\n お父さんのこともあるし……」",
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"316000511_74": "「そうだな……」",
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"316000511_75": "「では、その子の面倒は、一旦わたしと雪音が引き受ける。\\n 立花は戻って、何かヒントが無いか聞いてきてくれないか?」",
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"316000511_76": "「え? わたしですかッ!?」",
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"316000511_77": "「今回は、過去に同じようなことを経験している立花の意見が\\n 一番、参考になると思う」",
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"316000511_78": "「……まあ、あたしたちは周りで見てただけだしな」",
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"316000511_79": "「でも、それじゃシャロンちゃんが……」",
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"316000511_80": "「…………」",
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"316000511_81": "「他ならぬシャロンのためだ。\\n ずっと傍にいてやることだけが愛情ではないぞ?」",
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"316000511_82": "「先輩が言うと説得力があるな」",
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"316000511_83": "「茶化すな、雪音」",
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"316000511_84": "「……これもシャロンちゃんのためなんですよね」",
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"316000511_85": "「そういうことだ。早速行ってくれるか?」",
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"316000511_86": "「……わかりました」",
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"316000511_87": "「…………」",
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"316000511_88": "「シャロンちゃん……」",
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"316000511_89": "「ごめんね。少しだけ行ってくるからね」",
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"316000511_90": "「……(こく)」",
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"316000511_91": "「そんな顔すんな。お前のいない間は、\\n あたしと先輩でちゃんと見てるから」",
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"316000511_92": "「本当、お願いだよ? シャロンちゃんのこと……」",
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"316000511_93": "「わかってる」",
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"316000511_94": "「着替えの手伝いとか、歯磨きも大丈夫だよね?」",
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"316000511_95": "「……ああ、そのくらい、任せとけ」",
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"316000511_96": "「あ、それに寝てるときにお腹を出す癖が――」",
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"316000511_97": "「いいからさっさと行ってこいッ!」",
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"316000511_98": "「はいッ! それじゃあ行ってきますッ!」",
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"316000511_99": "「やれやれ。子離れできない母親かよ」",
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"316000511_100": "「情に厚い立花らしいといえばらしいが、な」",
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"316000511_101": "「そうか? ちょっと行きすぎじゃないか?」",
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"316000511_102": "「まあ、少々な」",
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"316000511_103": "「……」",
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"316000511_104": "「別にあいつのこと悪く言ってるわけじゃないって。\\n そんな顔するなよ」",
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"316000511_105": "「そうだな。\\n 少しばかり頑張りすぎじゃないかと心配してるだけだ」",
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"316000511_106": "「……」",
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"316000511_107": "「ともかく、あいつが戻ってくるまでの間、よろしくな」",
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"316000511_108": "「…………(こく)」",
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"316000511_109": "「…………」",
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"316000511_110": "「やっぱり、あのバカがいないと元気がないか」",
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"316000511_111": "「その様だな。\\n だが、いずれ慣れてもらうしかあるまい」",
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"316000511_112": "「立花もわたしたちも、\\n ずっとこの世界にいるわけにはいかないのだからな」",
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"316000511_113": "「まあ……そうだな」",
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"316000511_114": "「じっとしてても仕方ない。トランプでもやるか?」",
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"316000511_115": "「わかるか、トランプ。ポーカーとかブリッジとか」",
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"316000511_116": "「……(こく)」",
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"316000511_117": "「よっしゃ、それなら話が早い。早速やるぞ」",
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"316000511_118": "「……(こくこく)」",
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"316000511_119": "「くッ。またお前の勝ちか。\\n 強いじゃねーか」",
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"316000511_120": "「…………」",
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"316000511_121": "「こういうの、たまには姉ちゃんや妹たちともやってたのか?」",
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"316000511_122": "「……(こく)」",
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"316000511_123": "「そっか。またすぐ会えるといいな」",
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"316000511_124": "「…………」",
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"316000511_125": "「む? 二課からの通信か」",
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"316000511_126": "「はい、こちら風鳴翼です」",
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"316000511_127": "「近隣の工場地帯にオートマシンが現れた。\\n 出撃してもらえるだろうか」",
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"316000511_128": "「承知しました。ただちに向かいます」",
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"316000511_129": "「立花がいない間に本当に来るとはな。\\n 残っていて正解ではあったが……」",
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"316000511_130": "「じゃあ、ちょっと行ってくる。\\n トランプの続きは帰ったらだ」",
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"316000511_131": "「……(こく)」",
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"316000511_132": "「それからあたしらが帰ってくるまで\\n 絶対にここから出るなよ。わかったな?」",
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"316000511_133": "「…………」"
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