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"506000421_0": "「――最終チェック開始。\\n 燃料、推進、航法システム、問題ありません」",
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"506000421_1": "「保安、環境、生命維持、全てグリーン。\\n ネットワークは電波、レーザー、錬金の3ラインで接続」",
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"506000421_2": "「コネクトギア、正常に稼働中。\\n 装者のフォニックゲイン、安定しています」",
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"506000421_3": "「司令代理が全チェックの完了を確認。\\n では司令、お願いします」",
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"506000421_4": "「よし……。\\n 響くん、未来くん、奏――準備はいいな?」",
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"506000421_5": "「いつでも大丈夫ですッ!」",
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"506000421_6": "「はい、行ってきます」",
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"506000421_7": "「……不思議な気持ちだな。",
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"506000421_8": " 緊張もあるけど、これは……きっと高揚だ」",
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"506000421_9": "(……ああ、そうか。\\n これは……いつかのライブの前と同じ――)",
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"506000421_10": "「ならばよしッ!\\n カウントダウンを始めてくれッ!」",
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"506000421_11": "「カウントダウンスタート。\\n 10、9、8――」",
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"506000421_12": "「無事に戻ってこいよ……」",
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"506000421_13": "「目的よりも、身の安全を優先して――、",
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"506000421_14": " なんて言っても聞きはしないでしょうね」",
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"506000421_15": "「でも、これが別れになってしまったら、\\n 絶対に納得なんてできないから」",
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"506000421_16": "「全力で頑張って、\\n 元気に帰ってくるデスよッ!」",
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"506000421_17": "「立花、小日向――そして、奏。\\n 目指すべき場所へ、振り返らずに飛べッ!」",
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"506000421_18": "「ロケット点火ッ! \\n 2、1、リフトオフッ!」",
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"506000421_19": "「……ッ!!」",
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"506000421_20": "「行ってらっしゃい、\\n みなさん……ッ!」",
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"506000421_21": "「宇宙に来たんだ……ッ!」",
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"506000421_22": "「わ……わわッ!? 身体が、変な感じ……自然と浮いてくッ!\\n 重力がないって、こんな感じなんだ……」",
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"506000421_23": "「2人は初めてってわけじゃないんだろ?」",
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"506000421_24": "「ロケットで飛び出したことはないですよッ!?」",
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"506000421_25": "「わたしは気づいたら月で、\\n そこからはずっと必死だったので……」",
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"506000421_26": "「ハハハッ! まあ、本来なら何年もかかる訓練を、\\n ギアの性能で突破してるしな」",
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"506000421_27": "「この感じなら、身体の方は問題なくついてきてくれる……」",
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"506000421_28": "「航法システム正常に稼働中、\\n オートで軌道修正を完了」",
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"506000421_29": "「みなさん、そろそろ最終加速に入ります」",
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"506000421_30": "「ああ、やってくれ。\\n 宇宙の感覚に飽きちまう前にね」",
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"506000421_31": "「では――アルケミックブースターを起動します。\\n アーティファクトホールへ最終加速をッ!」",
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"506000421_32": "「すごい、加速……ッ!\\n 遠かった黒い穴が、どんどん近くにッ!」",
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"506000421_33": "「あれがアーティファクトホールッ!」",
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"506000421_34": "「アーティファクトホールは星命力を引き寄せ、\\n それ以外は逆に拒絶していますッ!」",
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"506000421_35": "「このまま近づけば――らからの――通信も押し戻されて、\\n ――不能になる可能性が――ますッ!」",
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"506000421_36": "「――ッ!?\\n 通信がッ!」",
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"506000421_37": "「通信が不安定になっていますッ!」",
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"506000421_38": "「管制機能、接続率50%を切りました」",
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"506000421_39": "「予想はしていたが、やはりか。\\n ならばプラン通りに」",
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"506000421_40": "「はい、みなさんを信じましょう」",
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"506000421_41": "「これが最後の通信になりますッ!\\n 予定通り、個々の判断でアーティファクトホールへッ!」",
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"506000421_42": "「ここまで連れてきてくれて、ありがとうございますッ!\\n あとはわたしたちのコネクトギアでッ!」",
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"506000421_43": "「<ruby=ギギ>一緒に戦った仲間</ruby>の想いと、\\n 奏さんが与えてくれたデュプリケイター……」",
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"506000421_44": "「この力で、わたしたちは……\\n 宇宙の先にだって手を伸ばすッ!」",
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"506000421_45": "「あたしの歌を、どこまでだって轟かせてやるッ!\\n 星の海の向こうまでッ!」",
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"506000421_46": "「これがアーティファクトホールの中……」",
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"506000421_47": "「似てる……ギャラルホルンのゲートを、\\n 通っている時の光景に」",
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"506000421_48": "「莫大なエネルギーで宇宙同士を繋ぐ、\\n そのゲートがこんな空間を生み出すのなら」",
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"506000421_49": "「やっぱりギャラルホルンが開いていたゲートは、\\n 他の星へと繋がっていたの……?」",
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"506000421_50": "「でもこの空間はいつもと違う。\\n 押し戻されてるみたいな、変な感覚があるよ」",
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"506000421_51": "「あたしたちを拒んでるみたいだ。\\n 話に聞いた通り、星の生命だけもらって他は通さないってか」",
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"506000421_52": "「でも、進めるッ! みんなの想いが繋いだギアは、\\n もっともっと先へと飛べるッ!」",
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"506000421_53": "「――ッ! 周囲を警戒しろッ!\\n 何かくるッ!!」",
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"506000421_54": "「ノイズッ!?\\n わたしたちが止まらないから、直接止めようとッ!」",
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"506000421_55": "「ただのノイズか、<ruby=アーティファクト>人工聖遺物</ruby>か、\\n どっちかは知らないがッ!」",
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"506000421_56": "「あたしたちの歌を止めさせはしないッ!\\n 押し通るッ!!!」"
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