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"506000111_0": "閉じた世界",
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"506000111_1": "観測記録 No.1248873895.",
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"506000111_2": "規定の手順に従い、『ギャラルホルン』世界にて、",
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"506000111_3": "OTHERSを用いた観測世界群への攻撃作戦を開始――",
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"506000111_4": "英雄該当存在『キョウ』『ヨウ』を主力とし、",
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"506000111_5": "作戦は予定通りに推移した。",
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"506000111_6": "しかし『世界蛇』並びに『ベアトリーチェ』の介入が発生、",
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"506000111_7": "作戦は大きな修正を強いられた。",
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"506000111_8": "『ベアトリーチェ』による世界群破壊は作戦の致命的失敗を招く。",
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"506000111_9": "『キョウ』『ヨウ』はシンフォギア装者との共同戦線を構築。",
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"506000111_10": "装者、『キョウ』『ヨウ』は『ベアトリーチェ』を撃破。",
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"506000111_11": "世界群への攻撃を継続することが可能となった。",
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"506000111_12": "消耗した世界群からは容易に略奪が可能であり、",
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"506000111_13": "作戦の成功率はより高まったと判断された。",
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"506000111_14": "――にも関わらず『キョウ』『ヨウ』が戦闘放棄、逃亡を画策。",
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"506000111_15": "シンフォギア装者による精神侵食と考えられる。",
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"506000111_16": "両名の『英雄化』を強化し作戦継続を促すも効果は限定的、",
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"506000111_17": "緊急措置として当世界へと撤退させた。",
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"506000111_18": "英雄該当存在の利用を一時凍結、",
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"506000111_19": "以降は予備プランを適用し、作戦を継続するものとする――",
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"506000111_20": "――",
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"506000111_21": "――――",
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"506000111_22": "――全ては『見放された世界』のために。",
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"506000111_23": "「「ア、アア……\\n やめて、もう、戦いたくなンテ、ナイッ!!」」",
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"506000111_24": "「「お願、イ、\\n カヴァーチャ……ッ!」」",
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"506000111_25": "「「もう、\\n わタシたち、に――」」",
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"506000111_26": "「「……殺させ、ないで」」",
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"506000111_27": "「き、消えた……?",
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"506000111_28": " あれは、2人がずっと使っていた……世界を渡る亀裂?」",
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"506000111_29": "「今のは、\\n なんだったんだ……?」",
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"506000111_30": "「2人が纏っている武装が暴走し、\\n 彼女たちを縛り付けたようにも見えましたが……」",
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"506000111_31": "「ああ……2人の意思ではなかったように見えた。\\n しかし、あの姿……尋常ではないぞ」",
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"506000111_32": "「すごく……痛そうだったデス」",
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"506000111_33": "「ようやく、手を繋げたのに……ッ!\\n こんなことって……」",
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"506000111_34": "「キョウちゃん、ヨウちゃん、\\n どこに、行っちゃったの……?」",
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"506000111_35": "「みなさん、\\n ご無事ですかッ!?」",
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"506000111_36": "「世界蛇、並びにベアトリーチェの消滅を確認しました。\\n 本当に……本当にお疲れ様です……ッ!」",
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"506000111_37": "「あ……はいッ!」",
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"506000111_38": "「でも……キョウちゃんとヨウちゃんが、\\n 姿を変えて、どこかへ……」",
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"506000111_39": "「こちらでも認識しています。\\n お気持ちはわかりますが、今は状況の確認を優先しましょう」",
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"506000111_40": "「司令代理、\\n 先程のベアトリーチェの言葉ですが、確認が取れました」",
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"506000111_41": "「各地でカルマノイズ、カオスビーストと戦っていた部隊より、\\n 敵性存在の全てが消滅したと報告が入っています」",
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"506000111_42": "「例外なく……\\n 世界中のあらゆる場所で、です」",
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"506000111_43": "「そっか……ベアトリーチェは、\\n 本当に全部連れていってくれたんだ……」",
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"506000111_44": "「でも、彼女が言ったことが全て本当なら――」",
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"506000111_45": "「……はい。\\n 現在確認中ではありますが……」",
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"506000111_46": "「ギャラルホルンは完全に沈黙、\\n 恐らくは基底状態にあるものと思われます」",
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"506000111_47": "「基底状態――",
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"506000111_48": " 励起していない、ということですか……」",
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"506000111_49": "「えッ……?\\n それって……ギャラルホルンが動いてないってこと、だよね?」",
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"506000111_50": "「じゃ……じゃあ、並行世界へ繋がるゲートは\\n どうなっちゃったんデスッ!?」",
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"506000111_51": "「詳しいことはまだ……。\\n ですが、現状では再びゲートを開くことは困難かと……」",
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"506000111_52": "「そんな……だとしたら、\\n 並行世界への移動手段は……」",
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"506000111_53": "「みんな、無事かッ!?」",
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"506000111_54": "「――ッ!?」",
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"506000111_55": "「まさか……この声は……」",
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"506000111_56": "「この様子を見るに、\\n やっぱりベアトリーチェを倒したんだなッ!」",
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"506000111_57": "「ったく、そんなにボロボロになりやがって……ッ!",
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"506000111_58": " けど誰も欠けてないみたいだね、よくやったよ、本当に」",
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"506000111_59": "「奏……ッ!?」"
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