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2024-12-22 15:59:32 +03:00

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{
"397000611_0": "3つの世界、3つの叡智",
"397000611_1": "「お前がどこの誰であろうとッ!\\n あたしたちの計画を邪魔されてたまるものかッ」",
"397000611_2": "「……なんだ、これは?」",
"397000611_3": "「あたしたちの作った、<ruby=アーティファクト>人工聖遺物</ruby>だッ!\\n これだけの数に囲まれたら、錬金術師だろうが簡単には――」",
"397000611_4": "「ああ、違う、そうじゃない。\\n どうやら、思い違いをさせてしまったようだな」",
"397000611_5": "「あ……?」",
"397000611_6": "「オレはこう訊いたんだ」",
"397000611_7": "「――こんなおもちゃで、\\n オレをどうにかできると思ったのか」",
"397000611_8": "「な……ッ!?」",
"397000611_9": "「くだらん戯れにつき合ってやるつもりはない」",
"397000611_10": "「戯れ、だと……ッ!?\\n 貴様……ッ」",
"397000611_11": "「ふむ、自ら来るか。軽くはないな。",
"397000611_12": " だが――ッ!」",
"397000611_13": "「これを防ぐか、化け物め……ッ!」",
"397000611_14": "「――立花響はいないようだな」",
"397000611_15": "「ええ……あいにく、別件で出張ってるわ。\\n 世界中で異常現象が起こっていてね」",
"397000611_16": "「なるほど。\\n どうやら、厄介ごとはオレの世界だけではないらしいな」",
"397000611_17": "「もしかして、キャロルの世界でも……?」",
"397000611_18": "「ああ。もっとも、あちこちの世界で\\n 同じようなことが起こってるようだが」",
"397000611_19": "「あちこちの……?」",
"397000611_20": "「へぇ、ここがS.O.N.G.の本部っていうわけ。悪くないわね。\\n 弦十郎くんに二課の本部を移動する提言でもするべきかしら」",
"397000611_21": "「……フィーネッ!?」",
"397000611_22": "「どうやら、改めて自己紹介をする必要はないみたいね」",
"397000611_23": "「ど、どうしてここに……ッ!?」",
"397000611_24": "「細かいことはいいの。",
"397000611_25": " それよりなんなの、地に伏したそのザマは」",
"397000611_26": "「聖遺物のバックファイアに似ているわね……\\n 大凡把握したわ、あとは任されてあげるから、ギアを解除なさい」",
"397000611_27": "「ああ……\\n ありが、とう……」",
"397000611_28": "「あとは、おねが、い……」",
"397000611_29": "「……まったく、頑張るわね。\\n 想像を絶する痛みでしょうに」",
"397000611_30": "「――ッ!!」",
"397000611_31": "「さて。\\n それで、そこのあなたがこの騒動の首謀者かしら",
"397000611_32": "「その身体……未知のシンフォギア、というわけではないわね。\\n ただの義足ではないようだけど」",
"397000611_33": "「次から、次へと……ッ!!」",
"397000611_34": "「どうして、ドラウプニルとスヴォルの人間がここに……ッ!\\n キョウはどうしたッ」",
"397000611_35": "「……ドラウプニル? スヴォル?",
"397000611_36": " 聖遺物のようにも聞こえるが……そういう意味ではなさそうだな」",
"397000611_37": "「察するに、オレたちの所属を示しているのか」",
"397000611_38": "「そうね。どうやらそれが、\\n あなたたちの世界での『私たちの世界の呼称』……かしら」",
"397000611_39": "「キョウ、というのは人名のようね。\\n 覚えがないけど、あなたは」",
"397000611_40": "「知らんな」",
"397000611_41": "「まさか……キョウの身になにかあったのか……ッ!?」",
"397000611_42": "「くそ……ッ!」",
"397000611_43": "「あら、逃げるつもり?\\n つれないわね」",
"397000611_44": "「お前には聞きたいことがある。\\n それにこのふざけた所業の落とし前、どうつけるつもりだ」",
"397000611_45": "「キョウに何かあったのなら――ッ!\\n 今、お前たちに構っている暇はないッ」",
"397000611_46": "「へぇ……おもしろいことをするのね。\\n これも、イズのようでイズではない……」",
"397000611_47": "「オレたちが使ってきたデュプリケイターとも\\n 違った技術のようだな」",
"397000611_48": "「並行世界を渡る、独自の技術か……。これだけの叡智を持った\\n 組織が、今まで息を潜めていたというのか」",
"397000611_49": "「――ッ!!」",
"397000611_50": "「ああ……その通りだ。\\n お前たちは、あたしたちに気づきもしない」",
"397000611_51": "「踏みつけた足元を見ようともせず……聴くに耐えない歌に、\\n 耳を塞いで蹲るあたしたちに、気づこうともせず……ッ」",
"397000611_52": "「正義ヅラしてお前たちが振るってきた力こそが、\\n あたしたちを苦しめてきたッ」",
"397000611_53": "「ボクたちが、あなたたちを……?」",
"397000611_54": "「忘れるな……その呪われた力が、\\n お前たちに返ってくる時が来たッ」",
"397000611_55": "「必ずあたしが、\\n お前らを呪い殺してやる……ッ」",
"397000611_56": "「ま、待ってくださいッ!\\n あなたたちは何を――ッ」",
"397000611_57": "「それ以上前に出ない」",
"397000611_58": "「あ……。\\n す、すみません」",
"397000611_59": "「裂け目の残滓すらない、か。",
"397000611_60": " ……逃げるのがうまい奴だ」",
"397000611_61": "「ええ。\\n なかなか便利な逃走手段を持ってるじゃない」",
"397000611_62": "「……ッ……」",
"397000611_63": "「まったく、無茶をする。\\n その技、相当消耗が激しいはずだ」",
"397000611_64": "「まさか、想い出を焼却してはいないだろうな?」",
"397000611_65": "「そんなこと……するはずないッ!\\n キャロルのこと、みんなのこと……全部全部、ボクの大切な……」",
"397000611_66": "「……」",
"397000611_67": "「それでも、頭によぎったのは……\\n ダウルダブラの鋼糸魔弦を爪弾いた、キャロルの戦う姿でした」",
"397000611_68": "「だから……。\\n だからボクは、戦えたんです……ッ」",
"397000611_69": "「……それはオレであって、オレではない。\\n だが――」",
"397000611_70": "「この世界のオレが今のお前を見たら、\\n きっと誇りに思うだろう」",
"397000611_71": "「だから……今は代わりにオレが褒めてやる。\\n ……よくやったな」",
"397000611_72": "「……ッ、キャロル……ッ!」",
"397000611_73": "「わたしとマリアが無事なのも、\\n エルフナインのおかげだよ」",
"397000611_74": "「助かったわ、エルフナイン」",
"397000611_75": "「お2人とも……ッ!\\n 目が覚めたんですねッ」",
"397000611_76": "「友里さんたちは……まだ気を失ってる。",
"397000611_77": " 医務室に向かおう」",
"397000611_78": "「はい……この事態は、そもそもボクが『アリアドネの糸』を\\n ギアに組み込んだせいで……」",
"397000611_79": "「失点を回復したいのなら、\\n まずは身体を休めることだな」",
"397000611_80": "「ヨウ……だっけ。あの様子だと、そう簡単に\\n 諦めそうもないから。策を練って、次の敵襲に備えよう」",
"397000611_81": "「ええ。\\n 頼りにしてるわ」",
"397000611_82": "「マリアさん、調さん……」",
"397000611_83": "「……わかりました。\\n すぐに、対策を練りましょうッ」"
}