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JSON
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{
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"503000312_0": "「グガ……ガッ!」",
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"503000312_1": "「よし。\\n これで終わりか」",
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"503000312_2": "「……こいつらの出現を確認した以上、\\n ここでグズグズしてるヒマはないわね」",
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"503000312_3": "「わたしたちも山頂に向かいましょう」",
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"503000312_4": "「わかりました。\\n 二課にはわたしから報告しておきます」",
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"503000312_5": "「おう、ベテラン<ruby=シェルパ>案内人</ruby>さんよ。\\n ここまでありがとうな。街に戻ってくれ」",
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"503000312_6": "「え?」",
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"503000312_7": "「……ま、まさか。\\n あんたタチだけで行くつもりカ?」",
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"503000312_8": "「いつまた怪物が現れるかわからないでしょ?\\n あなたを危険な目には遭わせられないわ」",
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"503000312_9": "「そじゃナイッ!\\n あんたたち訓練してナイ、病気なるヨッ!」",
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"503000312_10": "「心配するな、あたしたちにはギアがある。\\n おまえだってもう知ってるだろ?」",
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"503000312_11": "「…………」",
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"503000312_12": "「しんふぉギア、強い、カコいい。\\n わたし知てる……でも、お山チガうッ!」",
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"503000312_13": "「山登りと戦いの強さ関係ナイッ!\\n シェルパなしで山登るジサツ行為、死ぬカッ!?」",
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"503000312_14": "「そう言われてもなぁ……」",
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"503000312_15": "「スノウ・モンスター……山の精霊がね、\\n また来るかもしれないの。わかる?」",
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"503000312_16": "「その時は……\\n あんたタチ、護てくれるデショ?」",
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"503000312_17": "「おまえ……\\n それはズルいだろ」",
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"503000312_18": "「あんたたち戦いプロ。\\n でも、わたしも山登りプロ」",
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"503000312_19": "「ダイジョブ。\\n 足手まといならないヨ」",
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"503000312_20": "「…………その顔は、\\n これ以上何を言っても聞きそうにないわね」",
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"503000312_21": "「……わかった。\\n あなたに案内をお願いするわ」",
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"503000312_22": "「……まあ、考えてみれば、いくらギアがあるとはいえ\\n <ruby=シェルパ>案内人</ruby>なしでのアタックは無理無茶無謀の類か……」",
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"503000312_23": "「そうですね……万が一、遭難でもしてしまったら\\n 二課にまで迷惑かけちゃうし」",
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"503000312_24": "「この子のことはわたしたちで必ず護る。\\n 2人とも、いいわね?」",
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"503000312_25": "「ああ、わかった」",
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"503000312_26": "「うん……ッ!」",
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"503000312_27": "「オッケー、決またネ。食べモノ持てく?\\n 探検隊が置いてたチョコあるヨ」",
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"503000312_28": "「……それは辛かったりしないよな?」",
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"503000312_29": "「行きましょうか。目指すは標高8800m。\\n エベレストの頂上へ……ッ!」"
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