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"395000411_0": "『模造品』或いは――",
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"395000411_1": "「ああ、2人とも……ッ!」",
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"395000411_2": "「無事でよかったッ!\\n 本当にもう〜ッ! 心配したんだからッ!!」",
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"395000411_3": "「わぷッ!?\\n ちょ……了子さん、痛いってッ!」",
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"395000411_4": "「本当に怪我はないのねッ!?",
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"395000411_5": " 私自ら2度目のメディカルチェックしちゃおうかしら」",
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"395000411_6": "「ひゃあッ!?」",
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"395000411_7": "「そ、そんなところ触って確かめないでください……ッ!",
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"395000411_8": " 大丈夫、大丈夫ですからーッ!」",
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"395000411_9": "「そ?\\n よかった♪」",
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"395000411_10": "「本当に無事でよかった。\\n 通信が妨害される前に、声が届いて何よりだ……」",
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"395000411_11": "「ああ、助かったよ。",
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"395000411_12": " けど、一体全体どんな賭けだったんだ?」",
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"395000411_13": "「あたしたちがギアをパージすると同時、\\n 子機は跡形もなく消失……」",
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"395000411_14": "「……いや、ビームは射出されたけど、\\n あたしたちを『すり抜けて』いったってのが正しいか」",
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"395000411_15": "「そこからは、奏さんの言う通り、\\n 世界に溶けていくようにいなくなりました」",
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"395000411_16": "「小難しいところは避けて説明するわね」",
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"395000411_17": "「結論から言ってしまうと、\\n アレはあなたたちの言う『子機』ではないわ」",
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"395000411_18": "「えっと……? それは、並行世界だから別の……\\n ということではなく、ですか?」",
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"395000411_19": "「ええ。あなたたちの報告にあった子機、あるいは\\n 宇宙生命体。それらは聖遺物で形成されているとあった」",
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"395000411_20": "「けれど、こちらの世界に顕現した『子機』からは、\\n 聖遺物の反応を検知できなかったの」",
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"395000411_21": "「大気中の原子を変換したかのような不可解な動きはあった」",
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"395000411_22": "「ビームの出力も、\\n いざ放たれていたら並のものではなかったでしょう」",
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"395000411_23": "「けれど、出来上がりかけたアレは聖遺物ではない。\\n せいぜいよくできた模造品といったところよ」",
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"395000411_24": "「模造品ッ!? それなのに、あれだけの威力を\\n ぶちかまそうとしてたってのかッ!?」",
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"395000411_25": "「その通り。模造品だとしても、\\n 威力が下がるわけではなさそうなのが難点だ」",
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"395000411_26": "「ええ、そうね。\\n それに――」",
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"395000411_27": "「――ッ!?",
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"395000411_28": " 先ほど顕現が中断したマザーシップ、反応が増大ッ!」",
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"395000411_29": "「なんだとッ!?」",
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"395000411_30": "「映像、モニターに回しますッ!」",
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"395000411_31": "「マザーシップ……ッ!",
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"395000411_32": " まさかこれも、本物じゃないってことですかッ!?」",
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"395000411_33": "「ええ。そのはずよ。\\n けれど、何故ッ!?」",
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"395000411_34": "「御託は後だッ!」",
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"395000411_35": "「場所は……くそ、あのときと同じ場所かッ!?\\n すぐに出て――」",
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"395000411_36": "「いいえ、待ちなさいッ!\\n シンフォギアの使用は許可できないわッ!」",
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"395000411_37": "「了子さんッ!?",
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"395000411_38": " どうして――ッ!?」",
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"395000411_39": "「あの模造品たちは、おそらく――\\n シンフォギアを標に、この世界に現れているッ!」"
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