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3.7 KiB
JSON
Executable File
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Executable File
{
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"203000152_0": "「どうだッ! これで文句はないだろ!」",
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"203000152_1": "「くッ――、不覚」",
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"203000152_2": "「どうしても通いたくないっていう、気迫に負けたー!」",
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"203000152_3": "「これであたしは無罪放免ってワケだな」",
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"203000152_4": "「ここは俺の出番だな……」",
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"203000152_5": "「どうしておっさんが出てくるんだよ!?」",
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"203000152_6": "「クリスくんに学校に通って欲しいのは俺も同じだ」",
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"203000152_7": "「畜生! たとえおっさん相手でも容赦しねえからなッ!」",
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"203000152_8": "「もちろんだ。さあ、クリスくんの登校をかけて勝負だ!」",
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"203000152_9": "「負けられねえ――ッ!」",
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"203000152_10": "「さて、これで決まりだな」",
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"203000152_11": "「さっすが、師匠!」",
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"203000152_12": "「待てよ、おっさんはさすがに反則だろ!?」",
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"203000152_13": "「しかし、了解したのは雪音だぞ」",
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"203000152_14": "「くッ――。くそッ、女に二言はねぇ!\\n 学校でもどこでも行ってやらあッ!」",
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"203000152_15": "「うむ。それじゃ編入の準備を整えておくから、\\n 来週までに準備をしておいてくれ」",
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"203000152_16": "「準備っつってもいったい何を……」",
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"203000152_17": "「心の準備だ!」",
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"203000152_18": "「それじゃあ来週からよろしくね! クリスちゃん!」",
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"203000152_19": "「存外に楽しいものだ。そう気構えず、雪音も楽しむといい」",
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"203000152_20": "「ああ、それから」",
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"203000152_21": "「まだあんのか!?」",
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"203000152_22": "「クリスくんの保護者は俺が務めるからな!」",
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"203000152_23": "「保護者って……ちッ、ほんとに、なんでこんなことに……!」",
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"203000152_24": "「今日から登校か。\\n 制服、ってヤツを初めて着てみたが……意外と悪くない」",
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"203000152_25": "「でも、あたしが学校なんて……ちゃんとやって行けるのか?」",
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"203000152_26": "「誰だ?」",
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"203000152_27": "「クリスちゃーん、迎えに来たよ!」",
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"203000152_28": "「道もわからないだろうし、どうせなら一緒に行こうと思って」",
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"203000152_29": "「なんだ、お前らか」",
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"203000152_30": "「えッ、その制服、クリスちゃんって上級生だったの!?」",
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"203000152_31": "「同じ学年だと思ってた……」",
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"203000152_32": "「お、おう……そうなのか……。\\n お前らは年下か。それで、アイツはどうなんだ?」",
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"203000152_33": "「翼さんは三年生だよー」",
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"203000152_34": "「アイツは上級生……? あたし一人が二年生ってことか。\\n 本当にやって行けんのかよ……」",
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"203000152_35": "「ちょっと不安だね。でも、きっと大丈夫だよ」",
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"203000152_36": "「二年生の人たちも同じ学院に通う仲間なんだから、\\n すぐ友達になれるって」",
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"203000152_37": "「はああ……。でも、今さら退けねえ。よし、行くぞお前ら!」",
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"203000152_38": "「うん! 行こう、クリスちゃん!」",
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"203000152_39": "「すう……はあ……」",
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"203000152_40": "「畜生、あたしとしたことが緊張しやがる」",
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"203000152_41": "「学院、教室。――そこは、あたしが居ていい場所なのか……?」",
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"203000152_42": "「グダグダしてたって始まらねえ。当たって砕けろだ!」"
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