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3.9 KiB
JSON
Executable File
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Executable File
{
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"202002411_0": "天体観測②",
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"202002411_1": "「みなさん。そろそろ時間ですよ」",
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"202002411_2": "「本当に？ どのへんから来るかな？」",
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"202002411_3": "「あ……見えた」",
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"202002411_4": "「えッ！？ どこデスかッ！？」",
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"202002411_5": "「ほら。あのあたりだよ、切ちゃん」",
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"202002411_6": "「指でさされても、ぜんぜん見えないデスよッ……。\\n もう、調だけずるいデスよッ！」",
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"202002411_7": "「ずるいって言われても……」",
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"202002411_8": "「ほらほら、喧嘩しないの。\\n そんな焦らなくても、すぐに見えるようになるわよ」",
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"202002411_9": "「あッ……ホントデスッ！ アタシにも見えたデスよッ」",
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"202002411_10": "「１つだけじゃない。次から次へと流れてきたな」",
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"202002411_11": "「わぁ……すごい数だね、未来」",
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"202002411_12": "「うん。それに、とっても綺麗……」",
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"202002411_13": "「ひとつひとつは本当に小さな隕石なんですが……。\\n 実際に肉眼で捉えると、意外と大きく見えるんですね」",
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"202002411_14": "「資料で知っていても、\\n 実際に目の当たりにした時の驚きと感動は刺激的です」",
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"202002411_15": "「エルフナインは流星を見たことがなかったのか？」",
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"202002411_16": "「はい、こうしてゆっくりと眺めたのは初めてです」",
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"202002411_17": "「こうして目を輝かせているのを見ていると、\\n 年相応な感じがするな」",
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"202002411_18": "「すごい綺麗だよねッ！」",
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"202002411_19": "「はいッ！ すごいです。本当に、綺麗……」",
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"202002411_20": "「ああ、なかなか風流な光景だな。来て良かった」",
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"202002411_21": "「こうしてると、思い出すわ……」",
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"202002411_22": "「なにをデス、マリア？」",
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"202002411_23": "「子供の頃、セレナと一緒によく星を見たの……」",
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"202002411_24": "「このお星様……マムも見てるかな……？」",
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"202002411_25": "「うん。それどころか、この流れ星は、\\n きっとマムが降らせてくれてるデスよ」",
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"202002411_26": "「……うん、きっとそうだね」",
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"202002411_27": "「ねえ、あそこの星座……。\\n マムの持ってた十字架に見えるデス」",
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"202002411_28": "「どれ？」",
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"202002411_29": "「あそこの強く光ってる三角形の星の上のところ……。\\n 響さん、アレ、なんて星座デスか？」",
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"202002411_30": "「ゴメン。星座について、あまり詳しくないんだ」",
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"202002411_31": "「あそこの三角形は、たぶん夏の大三角形だと思うけど……。\\n 上のは、何座だったかな」",
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"202002411_32": "「それは、恐らくはくちょう座ですね」",
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"202002411_33": "「強く輝いているのは夏の大三角形の１つ、\\n はくちょう座、星のデネブです」",
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"202002411_34": "「はくちょう座……」",
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"202002411_35": "「古来から、白鳥は死者の魂をあらわすとも言います」",
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"202002411_36": "「もしかすると……、\\n 本当にナスターシャ教授の魂なのかも知れませんね」",
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"202002411_37": "「マム……」",
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"202002411_38": "「死者の魂……」",
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"202002411_39": "「ねぇ、未来……。\\n またこうやって、みんなで一緒に星を見に来ようね」",
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"202002411_40": "「響……うん。きっとだよ？ だから……」",
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"202002411_41": "（わかってる、未来。わたしは絶対、倒れたりしない。\\n 未来と一緒に、ずっとミライまで生きていくために）",
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"202002411_42": "（あのお星様に、約束するよ）"
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