20 lines
1.8 KiB
JSON
Executable File
20 lines
1.8 KiB
JSON
Executable File
{
|
||
"202000341_0": "「…………」",
|
||
"202000341_1": "「――私は、悔いている」",
|
||
"202000341_2": "「二年前のあの日、私にもっと力があれば」",
|
||
"202000341_3": "「避けられたかもしれない。\\n 片翼を失うことがなかったかもしれない」",
|
||
"202000341_4": "「たとえ力が及ばなかったとしても、奏に絶唱を使わせる事無く、\\n 私が唄えば良かった……」",
|
||
"202000341_5": "「ノイズは奏の家族と、そして他ならぬ奏自身の仇。だから、\\n 私が奏の代わりに討たねばならないんだ……!」",
|
||
"202000341_6": "「――司令」",
|
||
"202000341_7": "「翼、もういいのか。体の調子はどうだ」",
|
||
"202000341_8": "「あれしきの事で倒れてしまうとは、不覚でした」",
|
||
"202000341_9": "「たった一人であの大群のノイズを殲滅したんですから、\\n 翼さんは立派でしたよ」",
|
||
"202000341_10": "「でも、無茶しすぎよ、翼ちゃん。\\n 私たちだってバックアップするんだから、退く時は退かないと」",
|
||
"202000341_11": "「了子くんの言う通りだ。\\n まずは自分の命を大切にすることを――」",
|
||
"202000341_12": "「いえ。私が弱かったのがいけないのです。シミュレータの用意を\\n お願い出来ますか。これより鍛錬に入ります」",
|
||
"202000341_13": "「先程、目覚めたばかりなのにですか!? しかし――」",
|
||
"202000341_14": "「……やらせてやれ、緒川」",
|
||
"202000341_15": "「それでは……。くれぐれも無理はしないで下さいね、翼さん」",
|
||
"202000341_16": "「司令、緒川さん、ありがとうございます」",
|
||
"202000341_17": "「わだかまってるわねえ……」"
|
||
} |