xdutranslations/Missions/main_xd02/402001551_translations_jpn.json
2020-05-15 23:42:43 +02:00

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{
"402001551_0": "「……あの、お姉ちゃん」",
"402001551_1": "「シャロン?」",
"402001551_2": "「どうしたの? 深刻な顔をして」",
"402001551_3": "「あのね、みんなにお願いがあって来たの――」",
"402001551_4": "「…………」",
"402001551_5": "(この場所はいつも寂しい)",
"402001551_6": "(すべてが失われ、世界のすべてに不毛の荒野が広がる。\\n 残ったのはこの墓標たちだけ――",
"402001551_7": "(今まで、どれだけの戦いを繰り返してきただろう)",
"402001551_8": "「だけど、この手には再びミョルニルがある」",
"402001551_9": "「…………」",
"402001551_10": "(ミョルニルを手に入れるために、\\n 多くの者が犠牲になった",
"402001551_11": "(わたしは、わかっていてミョルニルを暴発させた。\\n そしてそれを、あの子は間違っていると否定した……",
"402001551_12": "「敵がいなくなって、味方も無事。\\n 目的のミョルニルも回収できる、何が問題」",
"402001551_13": "「そんなわけないッ! ……そんなわけ、ありません。\\n 人が、たくさん亡くなったのにッ」",
"402001551_14": "「こんなやり方、ダメです……。\\n 間違ってます……」",
"402001551_15": "(確かにあそこには普通の研究員もいたのかもしれない。\\n でも、あそこは敵地で、わたしたちは囚われていた",
"402001551_16": "(他に選択肢は無かった。犠牲の少ない方法を\\n 選ぶことができたと思っているわ",
"402001551_17": "(だけど――)",
"402001551_18": "「わたしが、切り捨ててきたもの……か」",
"402001551_19": "(……ううん、考えたらダメ。\\n 考えすぎれば……歩みが止まる",
"402001551_20": "「間違っているのかもしれない。\\n それでも、わたしは止まれないし、止まらない……」",
"402001551_21": "(わたしの唯一絶対の目的は、ベアトリーチェを討ち、\\n 世界蛇を破壊することなのだから",
"402001551_22": "「…………」",
"402001551_23": "「やはりここにいたか」",
"402001551_24": "「ユリウス」",
"402001551_25": "「……また、墓を増やす必要があるな」",
"402001551_26": "「…………」",
"402001551_27": "「通信で簡単な報告はしたが、\\n ミレニアムパズル探索においての被害を改めて報告する」",
"402001551_28": "「……ええ、お願い」",
"402001551_29": "「まず、先に向かった者たちだが、こちらは無事発見できた。\\n カオスビーストと遭遇し、離脱していた」",
"402001551_30": "「それはよかった……」",
"402001551_31": "「しかし、カオスビーストとの戦闘による損傷も大きく、\\n 当分前線への復帰は厳しいだろう」",
"402001551_32": "「それでも、助かっただけマシね。\\n ……後から向かった仲間たちは」",
"402001551_33": "「ミレニアムパズルの入口に待機させていた者たちは、\\n ウロボロスのメンバーと遭遇――」",
"402001551_34": "「全員……奴らに殺された」",
"402001551_35": "「…………そう」",
"402001551_36": "「迂闊だった。\\n まさか、ウロボロスがあんなに早く動くとは……」",
"402001551_37": "「……あなたたちの犠牲は忘れない、\\n 必ず世界蛇を倒してみせる」",
"402001551_38": "「もちろんだ。それこそが我々スクルドの悲願なのだから」",
"402001551_39": "「それともう1つ――」",
"402001551_40": "「何?」",
"402001551_41": "「ミレニアムパズルでの戦いにおいて、\\n この目で装者の可能性を見た」",
"402001551_42": "「……それで?\\n ミョルニルを失った時の説教なら、もう聞き飽きたわよ」",
"402001551_43": "「いや。彼女らを救うために、ミョルニルを賭けた\\n ミーナの判断は正しかった、そう思える」",
"402001551_44": "「え……?」",
"402001551_45": "「では、先に行ってるぞ」",
"402001551_46": "「…………」",
"402001551_47": "(あのユリウスが装者たちを認めるなんて。\\n わたしの直感は、正しかったのかな",
"402001551_48": "(……だけど、同時に恐ろしさもある)",
"402001551_49": "(装者という存在の持つ影響力――、\\n もしかしたら、わたし自身も変わって",
"402001551_50": "(変えられてしまっているのだろうか……?)",
"402001551_51": "「……いいえ」",
"402001551_52": "「わたしは変わっていない。変わるつもりもない」",
"402001551_53": "「ただ、有用な駒だから、それを大事にしているだけ。\\n 何よりも優先すべきは世界蛇を倒すこと」",
"402001551_54": "「そのために必要ならどんな犠牲でも払う。\\n その覚悟だけは、決して変わらない」"
}