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"333000011_0": "闇夜の襲撃者",
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"333000011_1": "「何事だッ!?」",
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"333000011_2": "「研究所内に侵入者ですッ!\\n 西ゲートが破られましたッ!」",
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"333000011_3": "「即応可能なオートマシンに迎撃させろッ!\\n 侵入者の生死は問わないッ!」",
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"333000011_4": "「そんな馬鹿なッ!\\n オートマシンがこんなにも容易くッ!」",
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"333000011_5": "「何をしているんだッ!?\\n 侵入者はたった2人だぞッ!」",
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"333000011_6": "「こいつら、一体――ッ!」",
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"333000011_7": "「くッ! 狙いはやはり聖遺物かッ!?」",
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"333000011_8": "「ダメですッ! Cブロックの防御が突破されましたッ!",
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"333000011_9": " ――うわあッ!?」",
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"333000011_10": "「さらに応援を回せッ!」",
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"333000011_11": "「稼働可能なオートマシンは全て出撃済みだッ!」",
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"333000011_12": "「チッ、これ以上行かせるわけには――ッ!」",
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"333000011_13": "「そんな……こんなにも、あっさりと……」",
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"333000011_14": "「なッ!? 侵入者は少女だと……ッ!?」",
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"333000011_15": "「あの装備、以前資料で目にしたことがある……。\\n ――そうだ、シンフォギアだッ!」",
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"333000011_16": "「そのシンフォギアってのは、\\n 一体何なん――ッ!?」",
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"333000011_17": "「ぐあああッ!!」",
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"333000011_18": "「ご苦労、お前たち。\\n 何も変わりはないか?」",
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"333000011_19": "「こちらは問題ありません。\\n 司令も、国会での会議、お疲れ様です」",
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"333000011_20": "「それにしても、\\n 最近は本当に聖遺物の問い合わせがひっきりなしですね」",
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"333000011_21": "「我々の知見が広いのは確かだからな。\\n 懸念や不安の声に応えるのも二課の務めだ」",
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"333000011_22": "「八紘おじちゃん、お疲れ様」",
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"333000011_23": "「ああ、お疲れ。\\n 体調はどうだ?」",
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"333000011_24": "「大丈夫、元気だよ」",
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"333000011_25": "「シャロンちゃんの聖遺物の侵食度については、\\n 以前と比べてほとんど変化は見られません」",
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"333000011_26": "「抑制剤が効いたのではないかと思われます。\\n 他の姉妹についても同様です」",
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"333000011_27": "「そうか……、\\n それを聞いて、ひと安心だ……」",
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"333000011_28": "「世界蛇と戦うという危急の事態とはいえ、\\n あのヴィマーナを動かしたんだからな……」",
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"333000011_29": "「八紘おじちゃんは心配し過ぎだよ。\\n 大丈夫って言ったのに……」",
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"333000011_30": "「それでも、心配なものは心配だ。\\n ましてや、聖遺物のことだからな」",
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"333000011_31": "「……オズワルドにも感謝しなくてはならないな」",
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"333000011_32": "「そうですね。まさか獄中から協力を打診されるとは\\n 思いませんでしたが……」",
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"333000011_33": "「でもそのおかげで、抑制剤の効果を高められました」",
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"333000011_34": "「シャロンちゃんたちの侵食を抑えられたのは、\\n 間違いなく彼のおかげです」",
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"333000011_35": "「ああ」",
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"333000011_36": "「……お父さん……」",
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"333000011_37": "(いつか、立ち直ったオズワルドにシャロンたちを返す時が\\n 来るのかもしれないな……)",
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"333000011_38": "(互いを大事に思う、父と娘……)",
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"333000011_39": "(……娘か。\\n うちの翼も元気でやってくれていればいいが……)",
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"333000011_40": "「米国政府より通信です。",
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"333000011_41": " この内容は――ッ!?」",
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"333000011_42": "「どうした」",
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"333000011_43": "「SFR研究所にて、聖遺物強奪事件が起きたとのことですッ!\\n その犯人が――シンフォギア装者であるとッ!」",
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"333000011_44": "「シンフォギア装者だとッ!?\\n しかし、装者などティナ以外には誰も――」",
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"333000011_45": "「装者って……響お姉ちゃんたちみたいな?」",
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"333000011_46": "(――そうだ。並行世界の装者たち。\\n いや、しかし彼女らがそんなことするはずは――)",
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"333000011_47": "「日本政府が関与しているのではないかと、\\n 米国側が説明を求めてきていますッ!」",
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"333000011_48": "「…………」",
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"333000011_49": "(並行世界の装者ではない……だとしたら……)",
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"333000011_50": "「米国政府には我々は関与していないと伝えろ。\\n そして、日本側からも調査協力すると返信するんだ」",
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"333000011_51": "「その上で、事件に関する情報の提供を要請しろッ!」",
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"333000011_52": "「了解しましたッ!」",
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"333000011_53": "「あとは、彼女たちがこちらに来てくれれば――。\\n 定期連絡にやってくるのが近日だったはずだが……」",
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"333000011_54": "「立花響でーすッ! 定期連絡に来ましたーッ!」",
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"333000011_55": "「――ッ!?」",
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"333000011_56": "「響お姉ちゃんッ!」",
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"333000011_57": "「おーッ! シャロンちゃんッ!\\n 元気そうでよかったッ!」",
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"333000011_58": "「シャロンに構うより先に報告だろう」",
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"333000011_59": "「遊びにきてるんじゃねーんだからな」",
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"333000011_60": "「そうだった、そうだった。\\n シャロンちゃん、ちょーっと待っててねッ!」",
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"333000011_61": "「うんッ!」",
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"333000011_62": "「…………」",
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"333000011_63": "「あれ? なんか空気が重いような……?」",
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"333000011_64": "「こちらで何かありましたか?」",
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"333000011_65": "「……い、いや。あまりにタイミングよく君たちが現れたから、\\n 少し驚いただけだ」",
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"333000011_66": "「えーと、タイミング……?」",
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"333000011_67": "「順を追って説明しよう。\\n それより、本当によく来てくれた」"
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