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"331000131_0": "「はじめまして、私はGフォース司令官、浅野彰隆です」",
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"331000131_1": "「俺は少佐の近藤一郎だ」",
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"331000131_2": "「お前たちが何者なのか、洗いざらい話してもらうぞ」",
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"331000131_3": "「ふん、わざわざ足を運んでやったってのに、偉そうだな」",
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"331000131_4": "「ああ? ガキの相手はこれくらいがちょうどいいんだよ」",
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"331000131_5": "「なんだよ、その言い方は。\\n ケンカ売ってるなら買ってやるぞッ!」",
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"331000131_6": "「ストップッ!\\n わたしたちはケンカをするために来たんじゃないでしょ」",
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"331000131_7": "「そ、それはそうなんだけど、あいつが……」",
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"331000131_8": "「申し訳ない。ゴジラの出現で、皆気が立っているんです」",
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"331000131_9": "「まずお聞きしたいのですが、\\n ゴジラとはあの怪物のことですか?」",
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"331000131_10": "「怪物ッ!? ゴジラは怪獣だろ」",
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"331000131_11": "「というかお前たち、ゴジラのことを知らないってのか?」",
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"331000131_12": "「ああ。ついでに言うなら、Gフォースってのも\\n G対策なんちゃらってのも知らないぞ」",
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"331000131_13": "「この通り、わたしたちは状況がよくわかっていません」",
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"331000131_14": "「教えていただけたら、わたしたちのことも\\n 可能な限りお話しします」",
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"331000131_15": "「……なるほど、わかりました」",
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"331000131_16": "「ゴジラとは、核物質により生まれた巨大怪獣――、\\n 見ての通り、人類最大の脅威です」",
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"331000131_17": "「死亡したとする説もありましたが、\\n 近年、再び人類の敵として現れました」",
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"331000131_18": "「『国連G対策センター』はそんなゴジラの脅威を世界から\\n 取り除くために発足した組織で」",
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"331000131_19": "「それが有する対ゴジラ専門の軍事組織が、\\n 我々『Gフォース』というわけです」",
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"331000131_20": "「あの戦車はGフォースの兵器ってことか」",
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"331000131_21": "「ゴジラを倒すために造られたメーサー戦車だ」",
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"331000131_22": "「倒せてなかったけどな」",
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"331000131_23": "「むッ……」",
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"331000131_24": "「……ゴホン。\\n それで、あなたたちは?」",
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"331000131_25": "「ええ、今度はこちらの番ですね」",
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"331000131_26": "「……おい、いいのか?」",
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"331000131_27": "「並行世界やS.O.N.G.の存在は伏せるわ。シンフォギアのことは、\\n 見られている以上ある程度説明が必要でしょう」",
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"331000131_28": "「そうだな。じゃあ、そのへんの話は任せるよ」",
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"331000131_29": "「ええ」",
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"331000131_30": "「……わたしから話せることは以上です」",
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"331000131_31": "「秘密裏にノイズに対抗するための組織が作られていたとは……」",
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"331000131_32": "「ええ。ですが、まだ試験的な段階ということもあり、公開は\\n されていません。深く詮索しないでいただけると助かります」",
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"331000131_33": "「シンフォギアシステムねえ……。ノイズ対策なんかにそんな\\n 予算を割く余裕があるなら、こっちに回してほしいもんだ」",
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"331000131_34": "「確かにノイズも人類の敵だが、ここ数年は出たって話も\\n 聞かなかったし、ゴジラの方がよっぽど脅威だろう?」",
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"331000131_35": "「確かにノイズは偶発的なもんだけど、あの黒いノイズ……、\\n カルマノイズは違うんだ」",
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"331000131_36": "「ノイズよりも格段に強く、人間を炭化させても消滅しません」",
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"331000131_37": "「また、例は少ないですが、力を持った存在と融合して、\\n より強大な存在へと変化する性質を持っているようです」",
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"331000131_38": "「それが今回、あろうことかゴジラと融合してしまった\\n というわけですか……」",
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"331000131_39": "「はい。瘴気からゴジラの姿を模した小型の怪獣が生まれたのも、\\n その影響だと考えられます」",
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"331000131_40": "「カルマノイズとゴジラが融合して生まれたから、\\n カルマゴジラってところだな」",
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"331000131_41": "「おい、勝手に名付けるな」",
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"331000131_42": "「ふんッ! あたしの勝手だ」",
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"331000131_43": "(おそらく、この世界に特異災害対策機動部やS.O.N.G.に\\n 類する組織は存在していない)",
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"331000131_44": "(カルマノイズと融合してしまったゴジラと戦うなら、\\n Gフォースの後ろ盾は必須ということになるわね)",
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"331000131_45": "「状況がわかったところで1つ提案です」",
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"331000131_46": "「カルマノイズが融合してしまったゴジラに対抗するため、\\n それぞれと戦う手段を持ったわたしたちで手を組みませんか?」",
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"331000131_47": "「ふざけたことを言うんじゃねえ。\\n 俺はこんなガキと組むなんて、断固反対だ」",
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"331000131_48": "「なんだとッ!?」",
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"331000131_49": "「あたしたちの力は見ただろうッ!」",
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"331000131_50": "「それは問題じゃない。ゴジラと戦うってのは、お前たちみたいに\\n 覚悟のできていないガキに務まるほど易しいもんじゃねえんだ」",
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"331000131_51": "「あたしたちだって覚悟はできてるッ!\\n あんたはシンフォギアの底力を知らないから……」",
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"331000131_52": "「そのシンフォギアとやらだって眉唾もんだ。だいたい、極秘だか\\n 知らないが怪しすぎて……」",
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"331000131_53": "「近藤くんッ! 下がりなさい。上官命令だ。」",
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"331000131_54": "「……申し訳ありません」",
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"331000131_55": "「我々にカルマゴジラに対する知識が無いのは確かだろう」",
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"331000131_56": "「融合したゴジラにどんな変化が起こるのかわからない以上、\\n 彼女たちの申し出を断る理由はない」",
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"331000131_57": "「同盟成立ということでいいかしら?」",
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"331000131_58": "「ええ。よろしくお願いします」",
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"331000131_59": "「ふん、俺は認めねえからな」",
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"331000131_60": "「こっちのセリフだッ!」",
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"331000131_61": "「まったくもう……」",
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"331000131_62": "「なるほどなるほどッ!\\n 話は聞かせてもらいましたよッ!」",
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"331000131_63": "「こ、この声は、まさか……」"
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