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event: endless summer edited
memoria: miku birthday 2018
2018-11-06 18:41:47 -05:00

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{
"317000412_0": "「お疲れ様ッ!」",
"317000412_1": "「あれ? カーバンクルは?」",
"317000412_2": "「戦いの間はちょっと興奮してたんだけど……、\\n 今は部屋で眠ってるよ」",
"317000412_3": "「……そうか」",
"317000412_4": "「ジュエル型アルカ・ノイズの撃退、ご苦労だった」",
"317000412_5": "「今回はクリスくんの働きが大きかったな」",
"317000412_6": "「あのギアのおかげで勝てたけど……、\\n あれは結局なんだったんだ」",
"317000412_7": "「それはおそらく、この人の話を聞けば判明するだろう」",
"317000412_8": "「こんにちは」",
"317000412_9": "「あなたは……ッ!」",
"317000412_10": "「よかった、意識が戻ったんですね」",
"317000412_11": "「あなたはあの時の女の子ね」",
"317000412_12": "「どうしてもあなたと話がしたかったの。\\n ずっと気を失っていて、お礼が言えてなかったから」",
"317000412_13": "「お礼、ですか?」",
"317000412_14": "「私もあの子も、あなたがいなかったら、\\n どうなっていたかわからないわ」",
"317000412_15": "「助けてくれて、どうもありがとう」",
"317000412_16": "「お礼なら響たちに言ってください。\\n アルカ・イズを倒してくれたのは、彼女たちです」",
"317000412_17": "「それにわたしは、逃げることしかできなくて……」",
"317000412_18": "「倒したのは彼女たちかもしれない」",
"317000412_19": "「でも、私の手を引いて、声をかけて、\\n 肩を貸してくれたのはあなたよ」",
"317000412_20": "「諦めそうになっていた私に勇気をくれたあなたに、\\n お礼を言いたかったの」",
"317000412_21": "「勇気を、わたしが……」",
"317000412_22": "「あ、ごめんなさいッ!\\n 自己紹介がまだだったわね」",
"317000412_23": "「私の名前は貴瀬翠。カーバンクルの研究者よ」",
"317000412_24": "「研究、ですか……?」",
"317000412_25": "「ええ。双子の姉と一緒にね」",
"317000412_26": "「錬金術師たちと手を組み、あなたたちを襲ったのが\\n 姉の貴瀬瑠璃よ」",
"317000412_27": "「ええッ!?」",
"317000412_28": "「双子の姉って……アイツかッ!\\n だから似てたんだな」",
"317000412_29": "「お姉さんと一緒に研究をされていたんですよね?」",
"317000412_30": "「それなのに、どうしてアルカ・ノイズに襲われて……」",
"317000412_31": "「そうね……、どこから説明したらいいかしら……」",
"317000412_32": "「できれば、一から話してもらえると助かる。\\n 目覚めたばかりで申し訳ないが、できる限りの情報がほしい」",
"317000412_33": "「そうですね、では……」",
"317000412_34": "「カーバンクルの宝珠はもともと、我が家に伝わる家宝であり、\\n 父の研究対象でした」",
"317000412_35": "「家宝と共に残された、『カーバンクルが覚醒したとき真の力を\\n 発揮する』という伝承を信じて父は研究に没頭したんです」",
"317000412_36": "「そんなある時、カーバンクルが動物の姿に変化したんです。\\n 父は覚醒に近づいたと、とても喜んでいました」",
"317000412_37": "「私たち姉妹は、カーバンクルと仲良くなって、\\n 父の研究の合間に遊びながら幸せに暮らしていました」",
"317000412_38": "「そんなことがあったんですね」",
"317000412_39": "「国連に所在が把握されていなかったということは、\\n お父様は秘密裏に研究を進めていたのだろう」",
"317000412_40": "「はい。しかし、夢が叶う前に父は亡くなってしまいました。\\n そして私たち姉妹は、父の悲願と共に、研究を受け継いだんです」",
"317000412_41": "「歯車が狂いだしたのは、その頃からです……」",
"317000412_42": "「姉は、父の想いを受け継ごうとするあまり研究に\\n 没頭していったんです」",
"317000412_43": "「そして、覚醒した姿こそがカーバンクルのあるべき姿だと、\\n その方法の究明を進めていった……」",
"317000412_44": "「一方私は、カーバンクルと一緒に暮らす生活が大好きだった。\\n 覚醒したら変わってしまうんじゃないかと怖かった……」",
"317000412_45": "「考えの違いと、研究がうまくいかない苛立ちから、\\n 私たちは反発し合うようになってしまいました」",
"317000412_46": "「そんなある日、カーバンクルは、\\n 突然宝珠に戻ってしまったんです」",
"317000412_47": "「ええッ!? あの、宝石の姿にですか……?」",
"317000412_48": "「ええ、私たちがいくら呼び掛けても、\\n 動物型にならなくなってしまったの」",
"317000412_49": "「それから私たちは再び協力し、カーバンクルが\\n 動物型に戻ってくれる方法を研究しました」",
"317000412_50": "「しかし、思わしい成果は上がらず、\\n 研究資金も尽きてきた頃――」",
"317000412_51": "「カーバンクルの存在をどこからか嗅ぎつけた\\n 錬金術師と名乗る男たちが接触してきたんです」",
"317000412_52": "「ここで錬金術師が登場するのか」",
"317000412_53": "「きな臭い予感しかしないわね……」",
"317000412_54": "「連中は資金援助の代わりに、研究結果の提出を要求しました」",
"317000412_55": "「カーバンクルに再び会うためにこれを受け入れてしまったのが、\\n 今思えば大きな過ちでした」",
"317000412_56": "「最初は問題なかったのですが……」",
"317000412_57": "「錬金術師が研究結果を軍事利用しているのが\\n 発覚した、といったところだろう」",
"317000412_58": "「ええ、その通りです。そこで、私たち姉妹はまた\\n 対立することになります」",
"317000412_59": "「私は、カーバンクルをそんなことに利用するのは\\n 反対だと主張したのですが……」",
"317000412_60": "「姉は、錬金術師と縁を切ったら資金源が無くなる。\\n それより、利用してやるべきだと――」",
"317000412_61": "「そのためには、軍事利用くらい問題ではないと言って\\n 聞きませんでした」",
"317000412_62": "「姉の願いは、再び目覚めたカーバンクルとあの頃のように\\n 暮らすことではなく、父の夢を叶えることだったんです」",
"317000412_63": "「姉は変わってしまいました……。いつからか錬金術師たちの\\n 思想に同調し、協力的に研究するようになって」",
"317000412_64": "「今では、錬金術師たちと手を取り合っています」",
"317000412_65": "「そしてある日、私は隙をついて研究室を爆破して……」",
"317000412_66": "「あの子と一緒に研究組織から逃げて、\\n わたしたちと出会ったんですね」",
"317000412_67": "「ええ。あなたに出会わなければ、アルカ・ノイズに\\n 殺されていたかもしれないわ」",
"317000412_68": "「だいたいわかったけど……、どうしてカーバンクルは今\\n 動物の姿になっているんだ ずっと宝珠のままだったんだろ」",
"317000412_69": "「わからないわ。私も先ほどそれを聞いて驚いたの」",
"317000412_70": "「ただ、あの子の力を悪用することに手を貸してしまった\\n 私を許してくれるか不安で……」",
"317000412_71": "「今は会いに行く勇気が出ないわ……」",
"317000412_72": "「カーバンクルの力の悪用とは、どういうことだろうか」",
"317000412_73": "「あなたたちを襲ったジュエル型アルカ・ノイズ……。\\n あれは、カーバンクルの研究結果を錬金術に応用したものよ」",
"317000412_74": "「カーバンクルには、物を結晶化させる能力があるの」",
"317000412_75": "「よく倒すことができたわね。あの結晶を砕くなんて……」",
"317000412_76": "「あたしのギアがあったからだ。\\n なぜか宝石みたいな見た目に変化していた」",
"317000412_77": "「聖遺物の力をそのように転化する技術が確立されていたのね」",
"317000412_78": "「ああ。とある天才科学者によってな。\\n 我々は悪用するつもりはないから安心してくれ」",
"317000412_79": "「ギアの変化は、心象の変化が反映されたものだと考えられます。\\n ただ今回の場合は、なぜ変化したのか……」",
"317000412_80": "「カーバンクルの力の影響を受けたのではないかしら。\\n 同じ力を持っていれば、当然砕くことができるはずよ」",
"317000412_81": "「一緒に過ごしたから、影響を受けたということでしょうか。\\n 昨日はカーバンクルとどのようなことを」",
"317000412_82": "「一緒に寝たり、遊んだり……。\\n 特にこれってのはないな……」",
"317000412_83": "「昨日そんな楽しそうなことをしてたなんてッ!\\n わたしも一緒に泊まればよかった」",
"317000412_84": "「それができないからあたしが泊まったんだろッ!」",
"317000412_85": "「そう……。あの子は元気なのね。\\n ……う……」",
"317000412_86": "「大丈夫ですかッ!?」",
"317000412_87": "「ええ、大丈夫。少しめまいがしただけよ」",
"317000412_88": "「すまない、病み上がりなのに無理をさせてしまったな。\\n 部屋に戻って休んでくれ」",
"317000412_89": "「一旦解散だ。敵組織への対応は追って連絡する」",
"317000412_90": "「ただいま」",
"317000412_91": "「キューキューッ!」",
"317000412_92": "「なんだ、起きてたんだな」",
"317000412_93": "「キュキュッ!」",
"317000412_94": "「うん、抱っこしてあげる」",
"317000412_95": "(カーバンクルの影響を受けたジュエル型ギア……。\\n もしかしたら、わたしの心象も……",
"317000412_96": "「キュッ!」",
"317000412_97": "「……あれ?」",
"317000412_98": "(なんだか、カーバンクルの体が重くなっているような……?)"
}