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event: endless summer edited
memoria: miku birthday 2018
2018-11-06 18:41:47 -05:00

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{
"313000811_0": "竜宮城と玉手箱",
"313000811_1": "「は、話せるのッ!? 今言葉を話したよねッ!?」",
"313000811_2": "「オマエの耳は飾りなのか?\\n 我の言葉が聞こえているだろう」",
"313000811_3": "「……お願い。玉手箱を渡してほしいの」",
"313000811_4": "「なぜ、玉手箱を求める」",
"313000811_5": "「それが、この繰り返す時間の鍵なんじゃないの?」",
"313000811_6": "「その通りだ。玉手箱によって時間を封じている。\\n そのフタが開けば、時間は解放される」",
"313000811_7": "「それなら――」",
"313000811_8": "「……しかし、本当にいいのか?\\n それは避けようのない、災厄を解き放つことになるぞ」",
"313000811_9": "「玉手箱は時間を封じるだけのものではない。\\n 同時に、逃れられぬ災厄をも封じているのだ」",
"313000811_10": "「さ、災厄ッ!?」",
"313000811_11": "「それは、何よりも恐ろしいものだ。\\n 時間に囚われた、オマエタチにとってはな……」",
"313000811_12": "「恐ろしい災厄……。\\n それは、どうにかならないの……」",
"313000811_13": "「どうにもならない。\\n 逃れられぬ災厄だからこそ、時間ごと封じているのだ」",
"313000811_14": "「うう……なんか危険な感じが……」",
"313000811_15": "「うん……」",
"313000811_16": "「……でも、進むしかないよねッ!」",
"313000811_17": "「フフ、響ならそう言うと思ってた。\\n 何がおきるか怖いけど、響と一緒なら、きっと大丈夫」",
"313000811_18": "「うん、未来がいればッ!」",
"313000811_19": "「響がいればッ!」",
"313000811_20": "「……結構な自信だな。いいだろう。\\n 進むと言うなら着いてくるがいい」",
"313000811_21": "「逃れられぬ災厄……本当に克服できるというならな……」",
"313000811_22": "「……響、行こう?」",
"313000811_23": "「うんッ!」",
"313000811_24": "「ここだ」",
"313000811_25": "「この箱……やっぱりあの時のッ!」",
"313000811_26": "「これが玉手箱だったんだ……」",
"313000811_27": "「今更だけど、こんなにあっさり手に入れちゃっていいのかな?」",
"313000811_28": "「オマエタチの力は知っている。\\n こちらも無駄な争いでこの聖域を汚したくはないからな」",
"313000811_29": "「響……」",
"313000811_30": "「わかってる。これを開けるんだよね……」",
"313000811_31": "「開けたら時間が解放される。\\n そして災厄も共に解き放たれる」",
"313000811_32": "「それでも、わたしたちは開けなくちゃ」",
"313000811_33": "「やってみるがいい。\\n 本当に開けることができるならな……フフ」",
"313000811_34": "「響、やろうッ!」",
"313000811_35": "「うん、これを開けて、この時間のループから抜け出そうッ!」",
"313000811_36": "「――せーのッ!」",
"313000811_37": "「ぐぎぎぎぎ……ッ!」",
"313000811_38": "「んーーーッ!」",
"313000811_39": "「……はあ、はあ。びくともしない」",
"313000811_40": "「全然フタが動かない……まるで接着されてるみたい」",
"313000811_41": "「やはりな……」",
"313000811_42": "「やはりって、接着するなんて酷いよッ!」",
"313000811_43": "「そうではない。我は何もしていない。\\n もちろん同胞たちも」",
"313000811_44": "「玉手箱が開かないのは、オマエがこの時間から\\n 抜け出したいと思っていないからだ」",
"313000811_45": "「わ、わたしがッ!?」",
"313000811_46": "「そうだ。\\n よほど封じられた災厄が怖いらしい……」",
"313000811_47": "「玉手箱は使用者の願いを叶え、災厄を遠ざけるもの。\\n つまりはこの時間はオマエ自身が望んだもの……」",
"313000811_48": "「解き放てば災厄が近づく。望んだ時間の代わりに、\\n 逃れられぬ災厄と向き合うことになる」",
"313000811_49": "「人間がそれに抗えるものかッ!\\n フフ……ハハハ……ハーッ、ハッハッハッ」",
"313000811_50": "「響……」",
"313000811_51": "「大丈夫ッ! 信じてッ!\\n どんな災厄にだって立ち向かってみせるからッ」",
"313000811_52": "「うん。響のこと、信じてる」",
"313000811_53": "「……今度こそ、開けてみせるッ!」",
"313000811_54": "「やれるものならやってみろ。オマエにとって、何よりも\\n 恐ろしい災厄が解放されてもいいならな」",
"313000811_55": "「それでもッ! わたしには未来がいるッ!」",
"313000811_56": "「それでなんとかなればいいがな。\\n 我にはその災厄がどれほどのものかはわからないが――」",
"313000811_57": "「箱を開ければ、逃れることのできない恐怖の災厄――」",
"313000811_58": "<size=40>「『ナツヤスミノシュクダイ』が解き放たれるッ!」</size>"
}