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{
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"402000612_0": "「響ッ！ そっちに行ったよッ！」",
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"402000612_1": "「任せてッ！\\n はあああああ――ッ！！」",
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"402000612_2": "「逃がすかッ！ ふっ飛べッ！」",
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"402000612_3": "「フォローありがとうッ！」",
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"402000612_4": "「ああッ！」",
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"402000612_5": "「……それより、どうもこれが横にいるのは慣れないな」",
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"402000612_6": "「オートマシンだっけ？\\n 味方としては心強いと思うんだけど……」",
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"402000612_7": "「前は散々こいつらに苦労させられたからな……」",
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"402000612_8": "「大変だったよね……」",
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"402000612_9": "「そうなんだ……」",
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"402000612_10": "「……さてと。ノイズは倒したし、戻るか」",
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"402000612_11": "「ただいま戻りました」",
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"402000612_12": "「響お姉ちゃんッ！ ミーナお姉ちゃんが――ッ！」",
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"402000612_13": "「――今のこの状況を理解しているのッ！？」",
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"402000612_14": "「わかっている……だが、今は待ってくれとしか言えない」",
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"402000612_15": "「ウロボロスはいつ動き出すかわからない、\\n いえ、もう動いているのかもしれない」",
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"402000612_16": "「ミョルニルが無い今、こちらにはウロボロスや世界蛇を\\n 止める手立ても無いの」",
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"402000612_17": "「ここで無為な時間を過ごしている間にも、\\n どこかで犠牲が出てるのよ……」",
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"402000612_18": "「悪いが、こちらにも事情がある。\\n 理解してくれ」",
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"402000612_19": "「それに、強引な手で進めてしまえば、\\n より時間を取られる可能性もある」",
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"402000612_20": "「でも――ッ！！」",
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"402000612_21": "「ミーナさん、落ち着いてくださいッ！」",
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"402000612_22": "「ここで無理を言っても仕方ないだろ」",
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"402000612_23": "「…………」",
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"402000612_24": "「……米国も一枚岩ではないのだ。恐らくだが、私たちの参加に\\n ついて、向こうでも賛否が分かれているのだろう」",
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"402000612_25": "「向こうから招いておいて？ 随分と失礼な話じゃない」",
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"402000612_26": "「ミーナさん……」",
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"402000612_27": "「……ああ。だが君も組織に属する者なら、こういったことが\\n 起こり得るということも理解しているはずだ」",
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"402000612_28": "「……そうね。言い過ぎたわ」",
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"402000612_29": "「調整にはまだ時間がかかる。しかし、必ず受け入れさせる。\\n すまないが、今は堪えてくれ」",
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"402000612_30": "「…………。\\n ちょっと頭を冷やしてくるわ」",
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"402000612_31": "「あの……ごめんなさい」",
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"402000612_32": "「謝る必要はない。待たせているのはこちらの問題だ。\\n それに、彼女の立場からすれば、その焦りもわかる」",
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"402000612_33": "「ありがとうございます。\\n ちょっとミーナさんの様子を見てきますね」",
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"402000612_34": "「あ、それならわたしも」",
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"402000612_35": "「……はあ」",
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"402000612_36": "（こちらの協力者と揉めてもなんのメリットも無い……。\\n わかっていたつもりなんだけど……）",
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"402000612_37": "（……みんなは無事かしら）",
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"402000612_38": "「ミーナさんッ！」",
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"402000612_39": "「あなたたち。ごめんなさい、\\n ちょっと冷静さを欠いていたわ……」",
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"402000612_40": "「ミョルニルまでもう少しだって思うと、どうしてもね……」",
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"402000612_41": "「……あの、でも譲ってもらえるかどうかはまだ――」",
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"402000612_42": "「その時は、どんな手を使っても手に入れてみせる」",
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"402000612_43": "「そ、それはダメですよッ！」",
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"402000612_44": "「どうして？ ミョルニルが無いことで、\\n 多くの並行世界が世界蛇の餌となってもいいの？」",
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"402000612_45": "「そうは言いませんけど……。もし簡単には譲って\\n もらえなくても、二課の人たちならきっと――」",
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"402000612_46": "「……どうかしらね。米国政府との交渉の遅滞具合では、\\n 期待できるとは思えないわ」",
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"402000612_47": "「ましてや、なんの力も無い一般人じゃない」",
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"402000612_48": "「力が無いなんてことはないですよ。\\n わたしたちも含めて、みんな、支えられてるんです」",
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"402000612_49": "「戦える人も戦えない人も、そうして仲間同士支え合っています。\\n ミーナさんの組織だって――」",
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"402000612_50": "「もちろん、わたしたちも支え合っているわ。\\n 世界蛇を倒すという、ただ１つの目的のために」",
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"402000612_51": "「その目的のため、それぞれが力と役割、\\n そして覚悟を持って、組織に参加している」",
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"402000612_52": "「力も、大した役割も持たない、\\n 並行世界のたかが一組織と一緒にしないで」",
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"402000612_53": "「ミーナさん……」",
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"402000612_54": "「わたしは、やっぱりそれは違うと思います」",
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"402000612_55": "「……何が違うの？」",
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"402000612_56": "「上手くは言えませんけど、力があるとか無いとかじゃなくて、\\n みんなと繋がっているから、わたしたちは戦えるんです」",
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"402000612_57": "「…………」",
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"402000612_58": "「……その繋がった仲間が、危ないかもしれないの。\\n なのに、わたしはこんなところで足止めばかり――ッ！」",
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"402000612_59": "「きっと、大丈夫です。\\n だって、わたしたちの仲間もついてます」",
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"402000612_60": "「そうです。頼りになるみんなが一緒ですから」",
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"402000612_61": "「そうだと、いいわね……本当に」"
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