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"333000021_0": "「聖遺物の強奪事件……?\\n しかも政府の研究所を直接襲撃するとは大胆な……」",
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"333000021_1": "「研究所にも警備兵とかいたんだろ?\\n なのに防げなかったのか?」",
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"333000021_2": "「警備兵どころか、正規の軍人ですら無理というものだろう。\\n ……襲撃者はシンフォギア装者であったらしい」",
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"333000021_3": "「な――ッ!?」",
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"333000021_4": "「どうして装者がッ!?」",
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"333000021_5": "「こちらの世界には、装者は存在しないはずでは?」",
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"333000021_6": "「ああ。そのはずだ。\\n 私の知る限り、現在シンフォギア装者を擁する国は存在しない」",
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"333000021_7": "「なんらかの組織が秘密裏に研究を行い、\\n 装者を有したという可能性は?」",
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"333000021_8": "「おいおい……それってつまり、\\n 誰かが新しいシンフォギアを作ったってことだよなッ!?」",
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"333000021_9": "「でも誰がそんなこと……」",
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"333000021_10": "「…………」",
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"333000021_11": "「現時点では見当もつかない。\\n だが、装者の関与が疑われているのは事実だ」",
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"333000021_12": "「以前の事件で君たち装者の存在を知った米国政府の一部は、\\n 当然、我々二課に疑いの目を向けることになる」",
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"333000021_13": "「お姉ちゃんたちがそんなことするはずないのに……」",
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"333000021_14": "「信じてくれてありがとう、シャロンちゃん」",
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"333000021_15": "「だけど、あちらさんはそうは思っちゃくれないってことか」",
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"333000021_16": "「スクルドの目的に協力する名目があるとはいえ、\\n 実際に、わたしたちがここに来ているからな」",
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"333000021_17": "「米国機関はこちらを探るため\\n すでに動き出していることだろう」",
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"333000021_18": "「こちらに疚しい所などありません。\\n 真犯人を突き止め、聖遺物の奪還を行いましょう」",
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"333000021_19": "「ああ。誰だか知らないけど、\\n シンフォギアを使ってるっていうのも気になるしな」",
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"333000021_20": "「確かに犯人の目的と素性は気になるところだ」",
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"333000021_21": "「実は今夜、米国へ輸送予定の別の聖遺物があるんだが……」",
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"333000021_22": "「犯人の狙いが聖遺物なら、\\n 恐らくこちらも狙われることになるだろう」",
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"333000021_23": "「よければ、わたしたちが護衛しますよッ!」",
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"333000021_24": "「協力してもらえるのか……」",
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"333000021_25": "「お任せください。\\n 不当な嫌疑を晴らしましょう」",
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"333000021_26": "「感謝する」",
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"333000021_27": "「水臭いこと言わないでください。\\n 一緒に並行世界を護ったチームじゃないですかッ!」",
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"333000021_28": "「お姉ちゃんたち、悪い人なんかに負けないで」",
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"333000021_29": "「負けるかよ。\\n 安心して待っとけって」",
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"333000021_30": "「すぐ戻ってくるからねーッ!」",
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"333000021_31": "「うんッ!」",
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"333000021_32": "「こちら、異常無し」",
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"333000021_33": "「オートマシンも反応無しだ。\\n 今のうちに積み込みを終わらせてくれ」",
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"333000021_34": "「どんな相手が来るんでしょうね?」",
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"333000021_35": "「まだ来るって決まったわけじゃねーだろ」",
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"333000021_36": "「だが、今回護衛する聖遺物は、\\n 本来、先刻襲われた研究所に運ぶものだったらしい」",
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"333000021_37": "「無論、到着先は変えるそうだが……、\\n それでも、賊が現れる可能性は高いとわたしは思う」",
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"333000021_38": "「まあ、どんな相手が来たってあたしらが負けるかよ」",
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"333000021_39": "「努々油断はするなよ。\\n 情報では相手も装者だ。一筋縄ではいかないだろうからな」",
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"333000021_40": "「わかってる」",
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"333000021_41": "「はいッ!」",
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"333000021_42": "「もう少しで完了だ。今夜は襲撃は無いか……」",
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"333000021_43": "「て、敵襲だッ!」",
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"333000021_44": "「くそッ、やっぱり来たかッ!」",
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"333000021_45": "「怯むなッ、聖遺物を護るんだ……ッ!」",
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"333000021_46": "「撃てッ、撃てッ!」",
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"333000021_47": "「この動き、何者なんだッ!」",
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"333000021_48": "「やはり装者――ッ!」",
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"333000021_49": "「来たみたいですよ、行きましょうッ!」",
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"333000021_50": "「ああ、こうしちゃいられないからな」",
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"333000021_51": "「我々も出るぞッ!」",
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"333000021_52": "「はいッ!」",
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"333000021_53": "「Imyuteus amenohabakiri tron――」",
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"333000021_54": "「気配は1つ。どうやら相手は単騎のようだ。\\n だが気を抜くなよ」",
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"333000021_55": "「シンフォギアを強盗なんかに使ってるなら――、\\n 絶対に許せないッ!」",
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"333000021_56": "(なんだ……何か嫌な予感がする……)",
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"333000021_57": "「見えたッ!",
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"333000021_58": " ――おおおおッ!」",
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"333000021_59": "「うぐあ――ッ!?」",
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"333000021_60": "「立花――ッ!?」",
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"333000021_61": "「お、おいッ!」",
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"333000021_62": "「だ、大丈夫です……、\\n この程度、へいき……」",
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"333000021_63": "「全然平気じゃ、ねーじゃねーかッ!」",
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"333000021_64": "「立花ッ! ここはわたしたちに任せて下がれッ!」",
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"333000021_65": "「あ……はい……、\\n くッ……すみません……」",
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"333000021_66": "「くそッ!\\n こんなの予想外だッ!」",
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"333000021_67": "「どういうことだ……? 敵の気配は1つ……、\\n しかし、明らかに別方向から……」",
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"333000021_68": "「これは――」",
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"333000021_69": "「先輩、気をつけろッ!\\n ――こいつは、長距離射撃だッ!」",
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"333000021_70": "「しかも、一撃であのバカを吹っ飛ばす威力、\\n 直撃を受けたらやばいぞッ!」",
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"333000021_71": "「なるほど、1人が接近戦で気をそらし、\\n もう1人が確実に仕留める算段か――」",
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"333000021_72": "「先輩ッ!」",
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"333000021_73": "「――くッ!\\n なんとか躱せたか……」",
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"333000021_74": "「くそッ! いい加減出てきやがれッ!」",
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"333000021_75": "「雪音ッ! 避けろッ!」",
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"333000021_76": "「な――ッ!」",
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"333000021_77": "「――速いッ!?」",
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"333000021_78": "「こいつも、かなりの手練れのようだな……」",
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"333000021_79": "「先輩、助かった」",
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"333000021_80": "「だけど、これじゃ、身動きが取れない……、\\n 一旦引くか?」",
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"333000021_81": "「いや、防人として、敵に背を向けるわけにはいかないッ!」",
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"333000021_82": "(サキモリ……?)",
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"333000021_83": "「雪音、どこから撃ってきてるかわかるか?」",
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"333000021_84": "「だめだ、あいつ、一発撃つごとに場所を変えてやがる。\\n 完全にスナイパーの戦い方だッ!」",
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"333000021_85": "「ならば、場所を特定されないようにするしかないな」",
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"333000021_86": "「だけど、どうやって……、\\n ――そうかッ!」",
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"333000021_87": "「ああッ!」",
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"333000021_88": "「そうと決まれば――ッ!\\n おらおらおらッ!」",
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"333000021_89": "「はああッ!」",
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"333000021_90": "「よし、あたしはこれに紛れてスナイパーを探す。\\n 先輩はもう1人を――」",
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"333000021_91": "「雪音ッ!」",
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"333000021_92": "「なッ!」",
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"333000021_93": "「はああッ!」",
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"333000021_94": "「――ッ!」",
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"333000021_95": "「な、お前はッ!?\\n ――くッ! なんて重い斬撃だ……」",
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"333000021_96": "「がは――ッ!」",
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"333000021_97": "「先輩ッ!?」",
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"333000021_98": "「ちっくしょうッ!\\n くらいやがれッ!」",
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"333000021_99": "「――ッ!?\\n しまった、今の衝撃で、煙が消え――」",
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"333000021_100": "「うああ――ッ!」",
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"333000021_101": "「雪音……無事か……?」",
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"333000021_102": "「ああ、なんとか致命傷は避けられたからな……」",
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"333000021_103": "「だけど……このダメージ……」",
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"333000021_104": "「やつは……、いや、やつらはまさか……」",
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"333000021_105": "「こんなもんか? サキモリッ子」",
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"333000021_106": "「……そんな……その姿ッ!?」",
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"333000021_107": "「まさか……ッ!?」",
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"333000021_108": "「久しぶりに聞いたよ、『サキモリ』なんて言葉」",
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"333000021_109": "「お前ら、あれだろう?\\n ホラ、なんつったっけ? へー…へい…」",
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"333000021_110": "「並行世界の……」",
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"333000021_111": "「そう、それだッ!」",
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"333000021_112": "「お前らって、並行世界のオレたち、なんじゃねぇか?」",
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"333000021_113": "「だけど、ずいぶんと――」",
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"333000021_114": "「……弱そう」"
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