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2021-02-15 14:14:05 +01:00

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{
"355000811_0": "遥かな想い出",
"355000811_1": "「深呼吸だ。落ち着こう……」",
"355000811_2": "「…………」",
"355000811_3": "(あれはパパが作った物。\\n オレが見つけられないはずがない……",
"355000811_4": "「パパは、大切な友人への贈り物だと言っていたな……」",
"355000811_5": "「ならば……アダムからしてもそれは\\n 大切なものだったのではないか……」",
"355000811_6": "(それを、こんなところに保管しておくだろうか……)",
"355000811_7": "(やはり、オレの考えは間違っていたのか……?)",
"355000811_8": "「いや、違う……ッ!」",
"355000811_9": "(もし、こうして無造作に積まれたガラクタも、\\n 本当に大切なものを隠すためのカモフラージュだとしたら……",
"355000811_10": "(ブローチのありかは、やはりここだ。そしてアダムが、\\n 何らかの結界を張っていたとしても今なら――",
"355000811_11": "(お前が思っている通りの事態だ。\\n アダムによって、協会の周囲に張られた結界が破られた",
"355000811_12": "(外部の者から協会を護るため、\\n 知覚を阻害する強力な結界だが……",
"355000811_13": "(それを張ったのは、あの男自身。\\n 効果がないに等しいのも当然というわけか……",
"355000811_14": "「阻む結界がなければ、オレの術式でもッ!」",
"355000811_15": "「結界が解けて……ブローチがッ!\\n ついに見つけたぞッ」",
"355000811_16": "「小賢しい真似を。どうやら、\\n 完全に物の管理ができないというわけではないらしい」",
"355000811_17": "(いや、それだけ、アダムもパパのことを大切な友人だと\\n 考えていたということだな……",
"355000811_18": "「オレの推測が正しければ、恐らくこれには……」",
"355000811_19": "「やはりだッ!\\n 術式によって、想い出が封じられている」",
"355000811_20": "「オレがかつて作った、\\n 『メモリアルバレット』と同じように――」",
"355000811_21": "(メモリアルバレット、弾丸にオレの想い出を込め、それを\\n <ruby=オートスコアラー>自動人形</ruby>に打ち込むことで過去を思い出させた)",
"355000811_22": "(親子で同じ発想をするとは、できすぎだな)",
"355000811_23": "(いやむしろ、パパがこれを作っていた想い出があったから、\\n オレはメモリアルバレットという発想に至ったのか……",
"355000811_24": "「いや、そんなことはどうでもいい。\\n 早くその想い出を展開して……」",
"355000811_25": "(それは、パパの想い出を見るということだ。\\n オレは……",
"355000811_26": "「悩んでいる時間などない。\\n ままよ……ッ」",
"355000811_27": "「イザーク、冗談だよな?\\n 何を言っているんだ……」",
"355000811_28": "「冗談ではないよ。\\n 僕は気づいてしまったんだ、君の正体に」",
"355000811_29": "「俺は俺だッ!\\n これまでも、お前と仲良くしてきたじゃないか」",
"355000811_30": "「ああ、君はそうやって誰かの心に付けこみ、\\n 自分に都合の良い話を吹聴してきたんだ」",
"355000811_31": "「事実と異なっていても、多くの認識が集まれば、\\n それは本物の力となる」",
"355000811_32": "「――ッ!」",
"355000811_33": "「……へえ、そんなことまでわかっちゃうのか、\\n 錬金術師というのはすごいな」",
"355000811_34": "「こんなの錬金術でもなんでもない。\\n ただの観察だよ」",
"355000811_35": "「君は、すっかり危険な聖遺物に<ruby=と>妄執</ruby>り憑かれてしまった。\\n すぐに手放さないと、その身を破滅させてしまう……」",
"355000811_36": "「黙れッ!\\n 俺は選ばれたんだ、神の力に……ッ」",
"355000811_37": "「いけない……ッ!\\n その石を捨てるんだ……ッ」",
"355000811_38": "「ぬあぁああああッ!」",
"355000811_39": "「く……、もうこんな力を……ッ!」",
"355000811_40": "「錬金術師は危険な存在だな。\\n いつか、この世から消し去ってやろう……」",
"355000811_41": "「逃がして、しまったか……」",
"355000811_42": "「危険だ。彼がもし、もっと力を付けたら……」",
"355000811_43": "(これが、パパの記憶。\\n ――何が起こっているんだ",
"355000811_44": "(あの男は、一体――)",
"355000811_45": "「そこにいるのは……キャロルだね」",
"355000811_46": "「――ッ!?」"
}