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"506000911_0": "明日を繋ぐ胸の歌",
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"506000911_1": "「今……なんて?」",
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"506000911_2": "「終わってなんてない。\\n そう言ったんだよ、キョウちゃん、ヨウちゃん」",
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"506000911_3": "「2人が纏う本物の『カヴァーチャ』は諦めてなんていない。\\n その輝きは少しも陰っていないでしょ?」",
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"506000911_4": "「これはカヴァーチャ・システムとは違うんだ。\\n 本物のカヴァーチャと呼んでいいのか……」",
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"506000911_5": "「わたしたちとずっと共に在ったカヴァーチャの一部分が、\\n 想いに応えてくれた――きっとそれだけのことで」",
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"506000911_6": "「――うん、そうだよ。\\n 想いに……応えてくれたんだ」",
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"506000911_7": "「それはわたしたちのシンフォギアと、胸の歌と同じ。\\n カヴァーチャは、シンフォギアと変わらないんだよ」",
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"506000911_8": "「だってそれは、誰かに『届け』と……\\n 願いを託してきた、2人の世界の力なんだから」",
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"506000911_9": "「――ッ!?」",
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"506000911_10": "「だから、きっと聴こえるよ。\\n 耳を傾けてみて。今もこんなに響いている……2人の胸の歌に」",
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"506000911_11": "「胸の、歌――」",
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"506000911_12": "「わたしたちの、歌……?」",
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"506000911_13": "「――聴こえる」",
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"506000911_14": "「わたしたちの胸にも、歌がある……」",
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"506000911_15": "「ああ……そうだ、この歌は――",
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"506000911_16": " あたしたちが、ずっと、声を張り上げて唄いたかった歌――」",
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"506000911_17": "「みんなと唄った歌が、大好きだった。\\n 口ずさまずにいられないほどに」",
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"506000911_18": "「この歌を、声を張り上げて唄える<ruby=みらい>未来</ruby>がいつかくると願って……\\n 信じていたんだッ!!」",
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"506000911_19": "「だからこそ、あたしたちは――ッ!」",
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"506000911_20": "「……うん、わたしたちと同じだよ。",
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"506000911_21": " だから、戦ってきた……唄ってきたんだ」",
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"506000911_22": "「悲しみの中で抗う大好きな人に、\\n 少しでも想いを届けたくて、唄っていた」",
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"506000911_23": "「わたしたちの世界でも、想いだけは積み重ねられる……\\n それなら、きっと――」",
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"506000911_24": "「あたしたちの胸には、\\n ずっとずっと……この歌が、いてくれた……」",
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"506000911_25": "「巡る世界と、わたしたちの世界は、別の宇宙だと思っていた。\\n 違う摂理に従う、相容れない存在だと」",
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"506000911_26": "「でも、胸の奥には同じものがあった。\\n それはきっと、人が人であるが故の、変わらない何か」",
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"506000911_27": "「カヴァーチャも、シンフォギアも、胸の想いで輝くもの。\\n 1つの可能性から生まれた存在なのでしょう」",
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"506000911_28": "「きっとそうなんだと思う。",
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"506000911_29": " ――だから、もう一度言わせて」",
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"506000911_30": "「まだ、終わってなんていないッ!」",
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"506000911_31": "「――ッ!!」",
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"506000911_32": "「……えーと。あのね、未来?",
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"506000911_33": " わたし、2人を助けたいんだ」",
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"506000911_34": "「わかってる。繋いだこの手から、伝わってる。\\n 今だけは、言葉にしなくてもいいんだよ」",
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"506000911_35": "「――ありがとう」",
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"506000911_36": "「……キョウちゃん、ヨウちゃん。\\n 世界の源になる力が、この世界も、2人の世界も同じなら」",
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"506000911_37": "「きっとこの胸の歌、その力があれば、\\n 世界の明日を繋ぐことができるんじゃないかな」"
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