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{
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"506000611_0": "『英雄』カヴァーチャ",
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"506000611_1": "「――やっと会えたんだッ!\\n キョウちゃん、ヨウちゃんッ!!」",
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"506000611_2": "「こんなところにいたんだね。\\n 大事な人たちが暮らす場所のそばに……」",
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"506000611_3": "「――こいつが、そうなんだな?」",
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"506000611_4": "「うん。最後に見た時の――、\\n 助けを求めてくれた時のままです」",
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"506000611_5": "「「シンフォ、ぎア……",
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"506000611_6": " ああ……アアアァァアァッ!!」」",
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"506000611_7": "「そうだよ、助けに来たんだッ!!\\n 2人がそう望んでくれたから……この胸の歌のままにッ!!」",
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"506000611_8": "「「いやだ……\\n タタカい、うばウ………ッ!」」",
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"506000611_9": "「こんな姿になっても、\\n 戦いに苦しんで……ッ!」",
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"506000611_10": "「それにきっと、2人に混ざったこの敵意は……\\n この世界の『想い』……ッ!」",
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"506000611_11": "「これが、カヴァーチャ……世界を護るための……」",
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"506000611_12": "「「もう――とドカセない――、\\n ウタワせない――」」",
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"506000611_13": "「その想いが、こんなに痛々しいカタチをしていて……\\n いいわけがないだろうッ!!」",
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"506000611_14": "「「<size=40>コのセカイはッ! コワさせナいッ!!!</size>」」",
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"506000611_15": "「キョウちゃんッ!!\\n ヨウちゃんッッ!!!」",
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"506000611_16": "「わたしたちの声が、\\n 届いてないの……ッ!?」",
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"506000611_17": "「構わず呼び続けろッ! 戦いながらだッ!!\\n そんでもって……膝をついたりなんか、絶対するなよッ!」",
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"506000611_18": "「「はいッ!!」」",
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"506000611_19": "「くッ、硬いッ!",
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"506000611_20": " しかも――」",
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"506000611_21": "「この速度ッ!\\n 速くて硬い、単純だけど厄介だッ!」",
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"506000611_22": "「キョウちゃんとヨウちゃんの力を、\\n そのまま受け継いでる……ッ!?」",
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"506000611_23": "「「エイユウ えいユウ……。\\n いヤだ、たすケたい、なりタい、ナレない――」」",
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"506000611_24": "「まだ英雄に囚われて……?",
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"506000611_25": " ――ううん。……それも2人の本当の願いだったんだよね」",
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"506000611_26": "「この星の人たちが積み重ねた、世界を救いたいって想い。",
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"506000611_27": " それが間違ってるなんて、あるわけないッ!!」",
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"506000611_28": "「「ヤメろ……シンフォぎあ、",
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"506000611_29": " えいユウを、カタルな……カタルなァアアアアッ!!」」",
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"506000611_30": "「――ッ! うッ、あああぁッ!",
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"506000611_31": " 英雄を、目指したとしてもッ!」",
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"506000611_32": "「英雄になることより、世界を護ることよりッ!\\n 2人はもっと大切な望みがあったはずだよッ!」",
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"506000611_33": "「「やめロ――イラない……世界をマモるタめには……",
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"506000611_34": " そんなモノ……ヤ\"めろぉおおお――ッ!!」」",
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"506000611_35": "「やらせるかッ!",
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"506000611_36": " ――行けええええッ!!」",
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"506000611_37": "「――奏さんッ!」",
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"506000611_38": "(……ダメだ、奏さんが繋いでくれた、2人への道ッ!\\n 振り返ったら、無駄にしちゃうッ!!)",
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"506000611_39": "(奏さんなら大丈夫だって……\\n 信じるんだッ!!)",
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"506000611_40": "「――ッ!!」",
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"506000611_41": "「隣に立つ相手と、ずっと一緒にいたいッ!\\n そう叫んだことを、思い出してッ!」",
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"506000611_42": "「「オォォォォッ!」」",
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"506000611_43": "「お願い、気づいてッ!\\n 今この瞬間も苦しんでいる、大切な人にッ!」",
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"506000611_44": "「近すぎたら、気づけないかもしれない……",
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"506000611_45": " それでもッ!!」",
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"506000611_46": "「2人の隣には、\\n 一番大切な人がいるでしょうッ!?」",
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"506000611_47": "「「――――ッ!!」」",
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"506000611_48": "「「あ、あアぁァぁッ……、\\n ……ヨ、ウ……きょウ……」」",
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"506000611_49": "「――ッ!\\n キョウちゃん、ヨウちゃんッ!?」",
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||
"506000611_50": "「「エイゆ、ウ……\\n アタシ、わた、シは――」」",
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||
"506000611_51": "「「違う……チガウ……英雄、ナレナク、ても……ッ」」",
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"506000611_52": "「「シンフォぎアを、\\n 傷つけナイ、やらせない――ッ!」」",
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"506000611_53": "(熱い……痛い、寒い……\\n …………苦しい……ッ!!)",
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"506000611_54": "(もうないはずのはらわたが、\\n 千切れるように痛む……ッ!)",
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"506000611_55": "(頭の中も、身体の中も……\\n 全部裏返ってぐちゃぐちゃにされたみたいだ……ッ)",
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"506000611_56": "(これは、憎悪……悲しみ……心の、痛みだ……ッ!\\n 世界を救えなかった、いままでの戦士たちの嘆き……ッ!)",
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"506000611_57": "(……それでも……ッ!!)",
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"506000611_58": "(こいつらを、傷つけさせない――ッ!\\n 傷つけちゃいけないんだッ!!)",
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"506000611_59": "(共に戦いたいと……戦ってほしいと、\\n そう思った人たちだからッ!)",
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"506000611_60": "(お願い……ほんの一瞬でも、わたしたちの力だったのなら……\\n カヴァーチャ……ッ!!)",
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"506000611_61": "「「ア……\\n ヴ、アァアア\"ア\"ア\"アアアッ!!」」",
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"506000611_62": "「――ッ!\\n また、攻撃が……ッ!!」",
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"506000611_63": "「けど、カヴァーチャの動きが、\\n バラバラに崩れてるッ!」",
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"506000611_64": "「キョウちゃんとヨウちゃんの意識が、\\n カヴァーチャの中で抵抗してるんだ……ッ!」",
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"506000611_65": "「うん、伝わってくる。\\n 今も戦ってくれてるッ!」",
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"506000611_66": "「上等だッ! 本来のこいつらに声が届いたなら――\\n 後は表で暴れてるヤツを大人しくさせるだけだッ!」",
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"506000611_67": "「動きを止めて――」",
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"506000611_68": "「2人に、手を伸ばすッ!\\n わたしたちがッ!!」",
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"506000611_69": "「「おマエの、お前が殺したセカイ――許さない、ナい……",
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"506000611_70": " シンフォギア\"ァ\"ァ\"ァッ!」」"
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