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{
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"506000441_0": "「ここがオレたちの集落ですッ!」",
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"506000441_1": "「集落……なんだ……」",
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"506000441_2": "「ここが……」",
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"506000441_3": "「水があるわけでも、植物があるわけでもない。\\n ただの荒野に人が集まっているだけ、か」",
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"506000441_4": "「キョウちゃんたちの生き抜く力は、\\n こんな世界で生きてきたからなんだ……」",
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"506000441_5": "「ただいまッ! \\n 獲物をとってきたよッ!」",
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"506000441_6": "「おお、よくやってくれた――",
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"506000441_7": " ……そちらは?」",
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"506000441_8": "「ちょっと成り行きで招待されてね」",
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"506000441_9": "「いや、その姿……ッ!\\n まさか、カヴァーチャの戦士様ですかッ!」",
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"506000441_10": "「そうだよッ!\\n オレたち、助けてもらったんだッ!」",
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"506000441_11": "「――ッ!?\\n まさか、ノイズが出たのかッ!?」",
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"506000441_12": "「えーと……その、それは、そう……\\n ノイズと鉢合わせしちゃってさ。それは後で報告するよ」",
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"506000441_13": "「それは……災難だったな。\\n そして、戦士様。大したお礼もできませんが……」",
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"506000441_14": "「戦士様だってッ!?」",
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"506000441_15": "「ありがたや……ありがたや……」",
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"506000441_16": "「戦士様、この星の<ruby=みらい>未来</ruby>をどうか、\\n 見放された世界をお願いします……」",
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"506000441_17": "「え、あの、えーっと……。\\n その、わたしたちは……」",
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"506000441_18": "「こりゃ……随分な歓迎だね」",
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"506000441_19": "「はい、本当に英雄を迎えたみたい……」",
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"506000441_20": "「戦士様ッ!\\n 長が挨拶したいってッ!」",
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"506000441_21": "「おっと、大物に呼ばれたか」",
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"506000441_22": "「大丈夫かな。\\n 色々バレちゃったら……」",
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"506000441_23": "「でも、誰も疑ってないみたい。\\n 偉い人なら、色々知ってるかもしれないよ」",
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"506000441_24": "「……うん。\\n 行ってみよう」",
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"506000441_25": "「戦士様、申し訳ありません、\\n もはや起き上がることもできない身で……」",
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"506000441_26": "「急に押しかけたんだ、\\n もちろんそのままで構わないよ」",
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"506000441_27": "「ありがとうございます。子供たちも救っていただいたそうで。\\n さすがはカヴァーチャの戦士様だ」",
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"506000441_28": "「ここまで繋いできた、世界を救う力を継ぐのは、\\n これからを生きる子供たちですからな……」",
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"506000441_29": "「は、はい……」",
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"506000441_30": "「しかし……そうですか。カヴァーチャの戦士様が新たに3人も。\\n この世界はもう、大丈夫ですね……」",
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"506000441_31": "「よかった……\\n 本当に、よかった……」",
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"506000441_32": "「…………」",
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"506000441_33": "「<size=25>……カヴァーチャの戦士様が、新たに生まれた……</size>",
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"506000441_34": "<size=25> それって、キョウさんとヨウさんは、まさか……</size>」",
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"506000441_35": "「――ッ!?」",
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"506000441_36": "「時に皆さま、お迎えに不備があってはいけないので、\\n よろしければお聞かせ願いたいのですが」",
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"506000441_37": "「ああ、なんだい?」",
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"506000441_38": "「皆さまは何を代償に、\\n カヴァーチャを纏ったのでしょう?」",
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"506000441_39": "「代償……?」",
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"506000441_40": "(……ッ、まさか、\\n キョウちゃんの腕、ヨウちゃんの脚は――)",
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"506000441_41": "「あー、あたしたちはさ、\\n っと、なんて言えばいいかな」",
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"506000441_42": "「……ああ、なるほどッ!」",
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"506000441_43": "「――ッ」",
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"506000441_44": "「もしや、皆さまは想い出と引き換えに、\\n 世界を救う力を纏ったのではありませんかな?」"
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