xdutranslations/Missions/main_eo03/506000311_translations_jpn.json
2024-12-22 15:59:32 +03:00

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{
"506000311_0": "もう1つの宇宙へ",
"506000311_1": "「きっとこいつになら、\\n ――宇宙を超える、力がある」",
"506000311_2": "「それは――デュプリケイターッ!?」",
"506000311_3": "「あたしの世界のダンナから預かってたんだ。\\n 悪いね、隠してて」",
"506000311_4": "「……いや、危険があるとはいえ、\\n 数少ない並行世界を移動する手段だ」",
"506000311_5": "「先日の状況下で持っていることを知っていたなら、\\n 今以上に話は混乱していただろう」",
"506000311_6": "「まったく、謝らせてもくれないか」",
"506000311_7": "「切り札の1つもないと格好がつかないってだけさ。",
"506000311_8": " それより、コイツの話だよ」",
"506000311_9": "「あたしの世界の錬金術師たちが、\\n デュプリケイターの中身を解析したんだけどね」",
"506000311_10": "「こいつはとんでもないエネルギーを使って、\\n 点と点の間をこじ開ける――それだけの道具らしいんだ」",
"506000311_11": "「そのときは、そういうものなんだな、\\n くらいに聞いてたんだけど……今回の話で合点がいった」",
"506000311_12": "「世界の壁を超えるのではなく、\\n 点の距離をゼロにするだけの道具……」",
"506000311_13": "「並行世界が『星』として同じ宇宙に存在しているなら、\\n それだけの機能で事足りる……ということか」",
"506000311_14": "「まあ、理屈は置いとこう」",
"506000311_15": "「要するにエネルギー任せの力技ってことだ。\\n だから使用回数もあるし、量産もできなかったんだろうね」",
"506000311_16": "「つまりコイツはとんでもないエネルギーを抱え込んでる。\\n で、全開状態のギアは宇宙スレスレでだって行動できたんだろ」",
"506000311_17": "「ましてやこっちには、\\n <ruby=ギギ>本物の宇宙人</ruby>の力だってある」",
"506000311_18": "「まさか、デュプリケイターのエネルギーを使って――」",
"506000311_19": "「そのまさかだ。コネクトギアを強化できるんじゃないか?\\n それこそ宇宙を渡れるぐらいに」",
"506000311_20": "「……どうだエルフナインくん、やれそうか?」",
"506000311_21": "「…………」",
"506000311_22": "「可能性はあります。コネクトギアの力を、\\n 人為的にエクスドライブへ迫るほどに高められれば……」",
"506000311_23": "「ですが……デュプリケイターは、\\n 奏さんが自分の世界へ戻るためのアイテムでもあります」",
"506000311_24": "「――ッ!」",
"506000311_25": "「……」",
"506000311_26": "「今もまだ、世界を――星々を渡る手段は見つかっていません。\\n これが最後の手段になる可能性すらあります」",
"506000311_27": "「だのに、自身のためではなく……\\n 誰かを助けるために使ってしまっていいんですか」",
"506000311_28": "「そのことか。\\n まあ、そうくるよな」",
"506000311_29": "「…………」",
"506000311_30": "「……いいさ」",
"506000311_31": "「……奏……」",
"506000311_32": "「……確かにこの世界はあたしが生まれた世界じゃない。\\n あたしが生きてきた星じゃないんだろう」",
"506000311_33": "「けど……ここはもう、とっくに、『あたしの世界』の一部なんだ。\\n 大切な仲間がいる、それは何物にも代え難いものだよ」",
"506000311_34": "「今までだって生きて戻れる保証がなくても、\\n 命を懸けて戦ってきただろ」",
"506000311_35": "「この想いのために、全てを懸ける。\\n いつものあたしだよ」",
"506000311_36": "「……」",
"506000311_37": "「こーらッ!\\n そんなに不安そうな顔するなって」",
"506000311_38": "「この選択だって、もしかしたらほんのちょっとくらいは……\\n 後悔する日が来るのかもしれない」",
"506000311_39": "「それでもあたしは、今、このときの自分を誇りに思うさ。\\n たとえ強がりだったとしてもね」",
"506000311_40": "「――うん。\\n 奏が自分で選んだのなら、わたしはもう、何も言わない」",
"506000311_41": "「さすが翼ッ!\\n わかってるねッ」",
"506000311_42": "「……それにね、迷いもしがらみも全部捨てるってのは、\\n なかなか気分がいいもんだよ」",
"506000311_43": "「いつか心と身体、全部からっぽにして、\\n 思いっきり唄いたかったんだ」",
"506000311_44": "「宇宙のその先に、あたしの歌を響かせられるなら……",
"506000311_45": " 出し惜しみなしでいこうじゃないかッ!」"
}