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JSON
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{
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"501001111_0": "届かせる想い",
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"501001111_1": "「ご報告いたしますッ!!」",
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"501001111_2": "「キョウ様のご命令通り、\\n ドッペルゲンガーの鎮圧は順調に進んでおりますッ!」",
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"501001111_3": "「必ず、作戦は成功させてみせますッ!\\n キョウ様、ヨウ様もお気を付けくださいッ!」",
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"501001111_4": "「すべては、\\n 『見放された世界』のためにッ!!」",
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"501001111_5": "「……ええ、あなたたちの献身、無駄にはしません。\\n すべては、『見放された世界』のために」",
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"501001111_6": "「――お聞きの通り、各並行世界群において、\\n ドッペルゲンガーは全て鎮圧されつつあります」",
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"501001111_7": "「だが、カオスビーストやカルマノイズは、\\n 今なお出現し続けている」",
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"501001111_8": "「この『ギャラルホルン』世界へ救援に来るほどの、\\n 余裕はないと見るべきだろうな……」",
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"501001111_9": "(しかし、どの並行世界群も、\\n どこも陥落することなく、持ちこたえていたとは……)",
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"501001111_10": "(並行世界群の力をなめていたわけではない。けど……\\n あたしたちの見通しが甘かったとしか言いようがないな)",
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"501001111_11": "「他の並行世界のみんなも、頑張ってるんだ……ッ!\\n わたしたちは、この世界でできることをやろうッ!」",
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"501001111_12": "「ここで負けたら、みんなの頑張りも無意味になる。\\n 絶対に切り抜けないと……」",
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"501001111_13": "「いつものことデスッ!\\n アタシたちなら、きっとできるはずデスッ!」",
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"501001111_14": "「緒川さんたちも、\\n 全力で対応にあたってくれている」",
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"501001111_15": "「政府との連携に、諸外国の情勢の把握。\\n そして、各並行世界との情報共有」",
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"501001111_16": "「全員が必死になって、\\n わたしたちが戦う舞台を整えてくれているわ」",
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"501001111_17": "「その期待に、\\n しっかり応えないといけないわね」",
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"501001111_18": "「みなさんのギアの最終調整、\\n 完了しましたッ!」",
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"501001111_19": "「アマルガム・キーパー、そしてシードギアに関しては、\\n もう少しギリギリまで見たかったのですが……」",
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"501001111_20": "「ボク自身の出撃準備もあるので、\\n ごめんなさい」",
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"501001111_21": "「なに、あとはぶっつけ本番でなんとかするさ。\\n これまでも、そうして来たんだからな」",
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"501001111_22": "「それに……お前の本分は銃後の護りだろ?\\n 期待してるぞ」",
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"501001111_23": "「はいッ!」",
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"501001111_24": "「なんとかする、なんて……\\n そんな行き当たりばったりで、本当に大丈夫なのか?」",
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"501001111_25": "「……ううん、この人たちのこういう土壇場での覚醒に、\\n わたしたちはいつも悩まされてきました」",
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"501001111_26": "「それが今だけは味方にいる……。\\n 頼りにさせてもらいましょう」",
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"501001111_27": "「うん、任せてッ!」",
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"501001111_28": "「――そうだッ! キョウちゃんとヨウちゃんに、\\n 言わなきゃいけないことがあったんだッ!」",
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"501001111_29": "「……言わなきゃいけないこと?」",
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"501001111_30": "「うんッ!\\n わたしを起こしてくれてありがとうッ!」",
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"501001111_31": "「――ッ!?」",
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"501001111_32": "「わ、わたしたちの手なんて、握ったって……ッ!」",
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"501001111_33": "「あたしたちは、握り返せない。\\n ……やめてくれ」",
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"501001111_34": "「ううん、やめない。\\n 絶対にッ!!」",
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"501001111_35": "「――ッ!」",
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"501001111_36": "「まだ、2人が、とった手を握り返してくれなくても。\\n それでも、こうして手が届いたことが嬉しいんだッ!」",
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"501001111_37": "「だから――、\\n ありがとうッ!」",
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"501001111_38": "「…………」",
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"501001111_39": "「……あたしたちは、必要だからそうしたまでのこと。\\n お前が戦えないようでは、戦力的に厳しいからな」",
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"501001111_40": "「……ええ、それだけです。",
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"501001111_41": " ですから……期待していますよ、<ruby=ファム・ファタール>立花響</ruby>」",
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"501001111_42": "「うんッ!」",
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"501001111_43": "「きゃあッ!?",
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"501001111_44": " ゆ、揺れて……ッ!」",
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"501001111_45": "「本部上空に、\\n 極めて高密度のエネルギー反応を確認ッ!」",
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"501001111_46": "「世界蛇――ベアトリーチェが、\\n 出現しますッ!」",
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"501001111_47": "「――ついに、この瞬間が来ましたか」",
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"501001111_48": "「我々S.O.N.G.と、スクルド、APPLE。\\n そして、並行世界の仲間たちと、OTHERS……」",
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"501001111_49": "「多くの人々の行動により、\\n ここまでは漕ぎ着けました」",
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"501001111_50": "「しかし……、\\n これより先は、皆さんの力が頼りです」",
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"501001111_51": "「バックアップは全力で行いますッ!\\n 世界蛇及びベアトリーチェの撃破、お願いしますッ!」",
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"501001111_52": "「はい(デース)ッ!!!!」",
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"501001111_53": "「みんな――、\\n 行こうッ!」",
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"501001111_54": "「長かった戦いを、\\n ここで終わらせるんだッ!」",
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"501001111_55": "「ベアトリーチェは、どこに――」",
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"501001111_56": "「見えたッ!\\n 空の上だ――ッ!」",
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"501001111_57": "「ああ、良かった。本当に良かったわ。\\n 響……元気になったみたいね」",
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"501001111_58": "「ベアトリーチェ……」"
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