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"501001031_0": "「改めまして……、捕虜という立場にありながらの勝手な行動、\\n 申し訳ありませんでした」",
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"501001031_1": "「以後は、共同戦線の盟約通り、\\n そちらの指示に全面的に従うことを約束します」",
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"501001031_2": "「それと――、\\n 亜空間への救援、ありがとうございました」",
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"501001031_3": "「…………」",
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"501001031_4": "「我々の敵は、ベアトリーチェです。\\n 彼女を倒すためには、より多くの戦力が必要となります」",
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"501001031_5": "「以後の作戦において、\\n 活躍を期待します」",
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"501001031_6": "「はい」",
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"501001031_7": "「……1つ、\\n こちらから提案したいことがあるのですが」",
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"501001031_8": "「なんでしょうか?」",
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"501001031_9": "「現状、起動済みのドッペルゲンガーは、\\n わたしたちの制御外にあるという話を以前にしました」",
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"501001031_10": "「しかし、ベアトリーチェに対応しなければならない現状、\\n ドッペルゲンガーの存在は、各世界で障害となっています」",
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"501001031_11": "「そこで、作戦行動を停止しているOTHERSの兵を動かし、\\n それらドッペルゲンガーの鎮圧を行おうかと……」",
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"501001031_12": "「そんなことが可能なのッ!?",
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"501001031_13": " いえ、可能と言えばもちろんそうなんでしょうけど……」",
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"501001031_14": "「何しろ、ドッペルゲンガーを\\n 仕掛けてきたのはOTHERSなわけですからね……」",
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"501001031_15": "「……あたしたちは、\\n どうしたって、この世界群の『敵』だ」",
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"501001031_16": "「だけど、だからこそ、今大事なのは、\\n 目の前の強敵に対応することだ」",
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"501001031_17": "「『見放された世界』を救うためには、\\n 今できることを全てしなければならない」",
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"501001031_18": "「だからこそ――、\\n その過程を阻むものがあれば、あたしたちは……」",
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"501001031_19": "「優先順位は、\\n 二度と、間違えないつもりです」",
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"501001031_20": "「……こちらとしては、\\n その提案を蹴る理由はありません」",
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"501001031_21": "「ドッペルゲンガーへの対応が軽くなるのであれば、\\n 並行世界で戦っている皆さんの負担も減るでしょうから」",
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"501001031_22": "「けど……あんたたちはそれでいいとして、\\n 部下の人たちは、本当にそれで納得するのか?」",
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"501001031_23": "「ずっと悲願だった計画に反する行動だなんて。\\n もしも反旗など翻されたら……」",
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"501001031_24": "「問題ない。……本当に、あたしたちの命令は、\\n あっけないくらいに通るだろうさ」",
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"501001031_25": "「何しろ、あたしたちは――、\\n 『見放された世界』の英雄なんだからな」",
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"501001031_26": "(……無茶な命令を通せるのは、\\n 盲信にも近い信頼関係があってこそ)",
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"501001031_27": "(それほどに、彼女たちが名乗る『英雄』という名は、\\n 重いものということですか……)",
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"501001031_28": "「……とはいえ、各並行世界群において、\\n 情報の行き違いが起こっては元も子もありません」",
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"501001031_29": "「同じく鎮圧を目的としているのに、\\n 下手にかち合うことは時間の無駄です」",
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"501001031_30": "「ですので、そちらの情報網を使って、\\n 各世界に伝達をしてもらえますでしょうか」",
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"501001031_31": "「そうですね。 \\n スクルドやAPPLEの皆さんに至急連絡しましょう」"
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