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2024-12-22 15:59:32 +03:00

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{
"501000821_0": "「うひゃぁ……。\\n すごい嵐だね」",
"501000821_1": "「出口を求めて歩き続けるには、\\n ちょっとばかし苦労するけど……」",
"501000821_2": "「少なくとも、水にはしばらく困らなさそうだね」",
"501000821_3": "「……全てが死に絶えたように見えた世界でも、\\n こうして雨が降り、風が吹いている」",
"501000821_4": "「この世界には、\\n まだ命が芽吹く可能性が残されているんですね……」",
"501000821_5": "「こんな世界ですら……羨ましいな。\\n あたしたちの世界は、こんな風になれないから」",
"501000821_6": "「全てが、<ruby=アーティファクト>人工聖遺物</ruby>で延命措置されているだけの、\\n 死ぬことを定められた……いろんなものに、見放された世界」",
"501000821_7": "「……ねえ、キョウちゃん。\\n ヨウちゃん」",
"501000821_8": "「やっぱり……\\n 何か手伝えることって、ないのかな」",
"501000821_9": "「わたしたち、\\n 少しでも、助けになれるのなら――」",
"501000821_10": "「……あなたたちの世界をくれれば、\\n それで解決だと言っているでしょう」",
"501000821_11": "「うッ!?\\n それはちょっと、できないけど……」",
"501000821_12": "「そうでしょう",
"501000821_13": " だから結局、最後には戦うしかないんです」",
"501000821_14": "「死んだ人間が、生き返らないのと同じこと……」",
"501000821_15": "「……死んだ世界は、死んだまま。\\n その真理を捻じ曲げることは、神様にだってできないんですよ」",
"501000821_16": "「それこそが、全ての『世界の理』というものです。\\n 誰も逃れられない、決まりです」",
"501000821_17": "「…………」",
"501000821_18": "「死んだものは、生き返らない。\\n それはわかってるよ。……わかっている、けれど……」",
"501000821_19": "「それでも、キョウちゃんとヨウちゃんが、\\n 人の世界のために戦ったという想いは、消えない……」",
"501000821_20": "「誰かの残した想いは消えない。\\n ああ、そうかもな」",
"501000821_21": "「だから、お前は今、ここにいるんだろう。\\n だが――」",
"501000821_22": "「――ッ!?」",
"501000821_23": "「おいッ!\\n みんな、あれを見ろッ」",
"501000821_24": "「何か見つけたんですかッ!?」",
"501000821_25": "「ああ、地平線辺りに妙なものが見えた。\\n あの形、自然のものとは思えない」",
"501000821_26": "「――ッ!!\\n 行こう、みんなッ」",
"501000821_27": "「これは……墓地?\\n それも、こんなにたくさん――」",
"501000821_28": "「……ここって、まさか……」",
"501000821_29": "「……うん、間違いないよ。\\n この景色……忘れるはず、ない」",
"501000821_30": "「……?\\n お前たち、ここがどこだかわかったのか」",
"501000821_31": "「……うん。ここは、世界蛇と戦って敗れた、\\n スクルドの人たちが眠る場所なんだ」",
"501000821_32": "「――ッ!」",
"501000821_33": "「……なら、手向けくらいはくれてやるべきだろうな」",
"501000821_34": "「――」",
"501000821_35": "(死闘の果てに散っていった戦士たちよ。\\n 言えた義理ではないが……どうか、安らかに眠ってくれ",
"501000821_36": "(その無念、勝手に晴らさせてもらうぞ。\\n あたしが、ベアトリーチェを倒すことで",
"501000821_37": "「……わたしも、伝えておこうかな」",
"501000821_38": "(……ミーナさん。\\n ベアトリーチェが、また復活しました",
"501000821_39": "(でもきっと、わたしたちがなんとかしてみせます。\\n ミーナさんや、スクルドの人たちから託された想いを繋いで",
"501000821_40": "(何度、悪意を携えてこようとも。\\n わたしたちは、それに抗うって……",
"501000821_41": "(ベアトリーチェに……\\n わたしたちの胸の歌を、伝え続けますから",
"501000821_42": "(だから、心配しないで。\\n ゆっくり、眠っていてくださいね――",
"501000821_43": "「きゃあッ!?",
"501000821_44": " なんて大きな雷……」",
"501000821_45": "「いきなりだったね。\\n でも、雷かぁ……」",
"501000821_46": "「ん? 雷?」",
"501000821_47": "「――そうだッ!」",
"501000821_48": "「どうした?\\n もしや……何か思いついたのかッ」",
"501000821_49": "「はいッ!\\n ミョルニルギアッ ミョルニルギアですよッ」",
"501000821_50": "「ミョルニルギアって……、\\n ミーナさんから託された力」",
"501000821_51": "「うんッ! それにもう1つ。\\n ヒビキが纏うエレクライトッ」",
"501000821_52": "「エレクライト――『ナグルファル』世界の技術ですね。\\n 単独で並行世界間を移動するという……」",
"501000821_53": "「はいッ! ヒビキは稲妻を纏ったエレクライトの力で、\\n 並行世界を移動するゲートを開いていましたッ」",
"501000821_54": "「だったら、わたしたちもッ!\\n 並行世界の障壁をぶち破れるんじゃないかなッ」",
"501000821_55": "「だって、わたしたちは望んでいる……\\n こんなにも強くッ」",
"501000821_56": "「最速で、最短で、まっすぐにッ! 一直線にッ!\\n わたしたちが、帰るべき場所へ帰る道を求めている……」",
"501000821_57": "「それなら、きっとッ!!」",
"501000821_58": "「今、こうして轟いている雷と――、\\n ミーナさんから託された、ミョルニルギアの力でッ」",
"501000821_59": "「――何を言い出すのかと思えば。\\n 無茶苦茶なことを」",
"501000821_60": "「理論も何もない、思いつきでしかない話ですよ。\\n とても実践できるとは――」",
"501000821_61": "「……だが、その無茶苦茶が、\\n これまで、わたしたちを救ってきたのも事実だ」",
"501000821_62": "「ああ。こいつの勢い任せで、\\n 道を切り開いたことは度や度じゃない」",
"501000821_63": "「想いは力になる――、\\n やってみよう、響ッ」",
"501000821_64": "「うんッ!」",
"501000821_65": "「全員、本気なのか……」",
"501000821_66": "「無論だ。",
"501000821_67": " だが、立花1人に任せはしない。わたしたちの力も束ねよう」",
"501000821_68": "「このバカの無茶苦茶に付き合えるのは、\\n あたしたちくらいなもんだしなッ」",
"501000821_69": "「じゃあ、トライバーストでも、\\n トリプルバーストでもなくて……」",
"501000821_70": "「うんッ!\\n みんなの力も借りた、これは――」",
"501000821_71": "「S2CA・クワトロバーストッッ」",
"501000821_72": "「Gatrandis babel ziggurat edenal\\n Emustolronzen fine el baral zizzl――」",
"501000821_73": "「Gatrandis babel ziggurat edenal\\n Emustolronzen fine el zizzl――」",
"501000821_74": "「――これが、\\n シンフォギア装者の切り札、S2CAッ」",
"501000821_75": "「周囲の雰囲気が変わったッ!?\\n これはフォニックゲインの高まりによるもの……ッ」",
"501000821_76": "(観測記録より伝え聞くのと、\\n 実際に肌で感じるのでは、まるで違う……ッ",
"501000821_77": "(憎んでいる歌のはずなのに……\\n 不思議と、嫌な気持ちはない",
"501000821_78": "(これはまるで――この場に眠る戦士たちの魂まで、\\n こいつに力を貸しているかのような……",
"501000821_79": "「ぐ、ううう……ッ!\\n 重い……けど……ッ」",
"501000821_80": "(ミーナさん。スクルドのみなさん。\\n わたしたちに、力を――ッ",
"501000821_81": "「世界を隔てる壁なんて……\\n ぶち抜けぇぇえええぇぇ――ッ」",
"501000821_82": "「どうだッ!?」",
"501000821_83": "「あれは、並行世界の狭間……ッ!\\n やったぁッ 世界を渡る道ができたんだッ」",
"501000821_84": "「ま……まさか、\\n 本当に成し遂げたって言うんですかッ」",
"501000821_85": "「……ああ。",
"501000821_86": " しかし、どうやら厄介な連中も呼び寄せたみたいだ」",
"501000821_87": "「くッ!?\\n 並行世界の狭間より迷い出て来たかッ」",
"501000821_88": "「裏を返せば、あの亀裂が世界に繋がっているという証ッ!\\n もう少しで、元の世界に帰れるはずですッ」",
"501000821_89": "「うん――もうちょっとだッ!\\n だから、ここで負けたりなんかしないッ」"
}