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"501000441_0": "「さて――\\n それで、どうするんでしょうか？」",
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"501000441_1": "「このグレイプニル世界に、\\n ベアトリーチェに対する決定打がないことはわかりました」",
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"501000441_2": "「これで諦めてもらっちゃ困る。\\n ベアトリーチェを倒す方策くらいは、用意してもらわないと」",
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"501000441_3": "「予想よりずっと、共闘に前向きじゃないか。",
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"501000441_4": " ……このままじゃ自分たちが奪う分の世界がなくなるから、か？」",
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"501000441_5": "「ええ、その通りですよ。\\n よくわかっているじゃないですか」",
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"501000441_6": "「皮肉のつもりで言っているんだろうが、\\n 時間の無駄でしかないぞ。『当面の』目的は同じなんだ」",
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"501000441_7": "「その割には、親切ご丁寧に、\\n あいつに色々教えてくれていたようじゃないか？」",
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"501000441_8": "「ぐッ……」",
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"501000441_9": "「……雪音も、そのくらいにしておけ。",
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"501000441_10": " 直截的なやり取り自体はこちらも望むところだ」",
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"501000441_11": "「そちらから、\\n 何か有効な提案はないのか？」",
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"501000441_12": "「……そうですね。\\n わたしたちの技術を貸し出すのは癪ですし――」",
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"501000441_13": "「並行世界群を渡るベアトリーチェが、\\n わたしたちを知らなかったことも<ruby=はらわた>腑</ruby>が煮え繰り返る想いですが」",
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"501000441_14": "「――であればこそ、\\n <ruby=アーティファクト>人工聖遺物</ruby>が何かしらの役に立つかもしれません」",
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"501000441_15": "「……なるほどな。イシムの時もそうだったが、\\n 相手にとって未知の技術は武器となる……」",
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"501000441_16": "「そのまま使っては、あまり意味はないでしょう。\\n しかし――」",
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"501000441_17": "「そちらの……愚かな、小さな頑張り屋さんが、\\n <ruby=アーティファクト>人工聖遺物</ruby>を纏ったように」",
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"501000441_18": "「あるいは、別の装者が、\\n 合金仕立てのシンフォギアに取り込んで使ったように……」",
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"501000441_19": "「技術の活かし方次第では、\\n 可能性があると考えます」",
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"501000441_20": "「だがその方法は、お前たちにとっては、\\n 聖遺物ではない異物を取り込むということだ」",
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"501000441_21": "「強靱な意志なくしては、\\n 制御は難しい――」",
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"501000441_22": "「あるいは、よっぽどお気楽なやつでもいるのなら、\\n 案外簡単に制御してしまうかもしれないがな」",
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"501000441_23": "「お、お気楽……？」",
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"501000441_24": "「……なんだか不思議と、\\n 心当たりがあるような気がするな……」",
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"501000441_25": "「……あのッ！\\n 可能性があるなら、試してみるべきではないでしょうかッ！」",
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"501000441_26": "「バックファイアの克服だったら、わたしたち……\\n デュオレリックの時にも経験してますッ！」",
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"501000441_27": "「そうだねッ！\\n わたしたちなら、きっと乗り越えられるはずッ！」",
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"501000441_28": "「S.O.N.G.に帰還して、\\n エルフナインちゃんに訊いてみようッ！」"
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