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2024-12-22 15:59:32 +03:00

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{
"501000421_0": "「……あッ!」",
"501000421_1": "「――ッ!」",
"501000421_2": "「……お前か。\\n 検査とやらは、終わったのか」",
"501000421_3": "「はい。\\n 『大丈夫』の太鼓判をもらって、終わりましたッ」",
"501000421_4": "「……そうか。\\n じゃあ――」",
"501000421_5": "「あ、あのッ!」",
"501000421_6": "「……なんだ?」",
"501000421_7": "「この世界に来る途中で話していた、世界の名前の話。\\n 教えてもらえませんか」",
"501000421_8": "「……あたしがお前に教える理由も、義理もない」",
"501000421_9": "「そ、それでもッ!\\n 教えてもらいたいんですッ」",
"501000421_10": "「だから……」",
"501000421_11": "「お願いしますッ!」",
"501000421_12": "「――ッ!」",
"501000421_13": "「……わかったよ。\\n 教えてやるから、そんな顔をするな」",
"501000421_14": "「あたしたちが作戦上で呼んでいる名前だ。\\n 特に面白い話だとも思えないが……」",
"501000421_15": "「ありがとうございますッ!!」",
"501000421_16": "「……。\\n 一度しか言わないから、勝手に覚えろ」",
"501000421_17": "「ファム・ファタール――お前の知る立花響がいる世界が、\\n 『ギャラルホルン』世界だ」",
"501000421_18": "「そして……シンフォギアを使わない、\\n もう人の立花響の世界が、『ナグルファル』」",
"501000421_19": "「錬金術師が幅をきかせている世界が、\\n 『ドラウプニル』」",
"501000421_20": "「今いるこの世界は、『グレイプニル』」",
"501000421_21": "(わたしの使う、\\n このギアと同じ名前……",
"501000421_22": "「聖遺物ヴィマーナを利用する世界が、\\n 『ミストルティン』」",
"501000421_23": "「ロボット技術が進歩した世界、\\n 『フロッティ』」",
"501000421_24": "「既に世界蛇によって滅ぼされた世界、\\n 『ミョルニル』」",
"501000421_25": "「ああ……シンフォギアが開発されなかった世界もあるな。",
"501000421_26": " 装者もいない世界を、『スヴォル』」",
"501000421_27": "「そして……、\\n 竜の力を纏って闘うという世界、『レーヴァテイン』――」",
"501000421_28": "「……まあ、『レーヴァテイン』は、本流から大きく分かれた世界。\\n だから今回、あたしたちの作戦目標には入ってない」",
"501000421_29": "「本流……?\\n どういう意味ですか」",
"501000421_30": "「……お前たちは、\\n 自分の世界こそが『真なる世界』と思っていたんだろう」",
"501000421_31": "「だが、それは真実とは異なる」",
"501000421_32": "「ファム・ファタールがいる『ギャラルホルン』も含めて、\\n どの並行世界群も、そう呼べはしない」",
"501000421_33": "「当然、あたしたちの、\\n 『見放された世界』も含めてな」",
"501000421_34": "「真なる、世界……?」",
"501000421_35": "「――とにかく、\\n 世界の名前についてはこんなところだ」",
"501000421_36": "「どうだ?\\n 別に面白い話ではなかっただろう」",
"501000421_37": "「そんなことありませんッ!\\n とっても面白かったですッ」",
"501000421_38": "「……そ、そうか……」",
"501000421_39": "「……えっと、それで……\\n その世界の名前は、わたしのグレイプニルギアみたいに……」",
"501000421_40": "「聖遺物の名前をつけられている。",
"501000421_41": " そこで、その、ちょっと疑問があるんですけど……」",
"501000421_42": "「……?」",
"501000421_43": "「それぞれの並行世界に、\\n 『同じ聖遺物』があったりもしますよね」",
"501000421_44": "「失われた聖遺物ミョルニルを、\\n 別の世界から持ち出した時みたいに……」",
"501000421_45": "「それなら、どうして、\\n 聖遺物の名前をつけたんですか」",
"501000421_46": "「それって……。\\n ちょっとわかりにくいような気がして……」",
"501000421_47": "「……フフ。\\n まあ、そうよね」",
"501000421_48": "(あ……、\\n 今、すごく自然に笑ってくれた",
"501000421_49": "(こんな笑い方をするような人を、\\n わたしはやっぱり、心から悪い人だって思えない……",
"501000421_50": "「この世界が『グレイプニル』と呼ばれているのはな。\\n 恐らく、お前のせいだよ」",
"501000421_51": "「ええッ!?\\n わたしのッ」",
"501000421_52": "「『ギャラルホルン』世界だけは特別だけど。\\n 各世界に、同じ名前の聖遺物があったとして――」",
"501000421_53": "「『その聖遺物』が、『その世界』において、\\n 大きな影響を及ぼすターニングポイントとなる場合」",
"501000421_54": "「あたしたちは、『その世界』のことを、\\n 『その聖遺物』の名前で呼称する――」",
"501000421_55": "「それが過去のことか、<ruby=みらい>未来</ruby>のことかはわからない。\\n だけど、あたしたちはそう教えられてきたんだ」",
"501000421_56": "「……あれ?",
"501000421_57": " セレナちゃんとヨウちゃん、何を話していたの?」",
"501000421_58": "「ヨウ?\\n 何か問題でもありましたか」",
"501000421_59": "「ああ。\\n いや、別に……」",
"501000421_60": "「色々と、教えてもらっていたんですッ!\\n ありがとうございました、ヨウさんッ」",
"501000421_61": "「べ、別に大したことじゃない……」",
"501000421_62": "「…………」",
"501000421_63": "(やっぱり、\\n どうしてもヨウさんが悪い人には思えない",
"501000421_64": "(確かに攻撃されたけれど……この2人が\\n あれだけ必死なのには、世界を救う以外に、理由があるんじゃ……",
"501000421_65": "「それで、\\n 検査の結果はどうだったんだ」",
"501000421_66": "「あ、えっと……、\\n それなんですけど……」",
"501000421_67": "「検査の結果は良好。\\n ですが――」",
"501000421_68": "「セレナが、この世界を離れる許可は出せません」",
"501000421_69": "「マムッ!?」",
"501000421_70": "「それは、何故……?」",
"501000421_71": "「ヴェイグさんのミレニアムパズルが、\\n ベアトリーチェに対する決定打にならない以上――」",
"501000421_72": "「世界蛇との短期決戦は望めません。\\n ならば、この世界の護りを、これ以上手薄にはできない」",
"501000421_73": "「でも、わたしだって、\\n みなさんのお役に……」",
"501000421_74": "「あなたの気持ちはわかります。\\n しかし、<ruby=ベアトリーチェ>敵</ruby>がどう仕掛けてくるかわからない現状――」",
"501000421_75": "「これは決定事項ですよ、セレナ」",
"501000421_76": "「そんな……」",
"501000421_77": "「まあ、仕方がないだろ。\\n この世界を護ることに専念したほうがいい」",
"501000421_78": "「そうだな。",
"501000421_79": " 我々からの援護も、すぐに出せるかどうか不明だ」",
"501000421_80": "「…………わかりました。\\n わたしは、この世界を護り抜くことに全力を尽くします」",
"501000421_81": "「お互いに頑張ろうねッ!",
"501000421_82": " それぞれの世界を、絶対に護り抜こうッ!」",
"501000421_83": "「は、はいッ!\\n 頑張りますッ」",
"501000421_84": "「…………」",
"501000421_85": "「…………」"
}