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"397000932_0": "「ボクが……終わらせるんだッ!!\\n この戦いを……ッ!!」",
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"397000932_1": "「すごい、一気にバラバラにッ!」",
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"397000932_2": "「くそッ!\\n 器が……ッ!!」",
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"397000932_3": "「…………ッ!」",
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"397000932_4": "「勝負あったようね」",
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"397000932_5": "「これでもう、本部に手は出せないッ!」",
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"397000932_6": "「くそ……ッ!」",
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"397000932_7": "「……よしッ!\\n 吸われてた力も戻ってきたッ!」",
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"397000932_8": "「明日香さんが教えてくれました。あなたたちが集めた\\n エネルギーは、どこか別の場所へ送られていると」",
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"397000932_9": "「そしてあなたたちが漏らした言葉のカケラ……\\n それら1つ1つを組み立てていくと、1つの仮説が成り立ちます」",
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"397000932_10": "「それは、この世界だけでなくあらゆる並行世界が、\\n 『どこか』に向けて傾いている状況……」",
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"397000932_11": "「水は高いところから低いところへ流れるように、\\n 乾いたものが、潤いを奪い去るように……」",
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"397000932_12": "「おそらく、あなたたちの世界に流れ込んでいるッ!!」",
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"397000932_13": "「「…………ッ!」」",
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"397000932_14": "「ですが、それほどまでに大きな渦。\\n 制御するのは並大抵のことではないのでしょう」",
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"397000932_15": "「だからこそボクらはこの場で『感情の振れ幅』によって、\\n どこまでも強く、そして弱くもなる……ッ!!」",
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"397000932_16": "「……ッ、あたしたちは勝たなきゃいけないんだ……ッ!\\n こんなところで、負けるわけには……ッ!」",
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"397000932_17": "「ヨウ……\\n 大丈夫だよ」",
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"397000932_18": "「キョウ……?」",
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"397000932_19": "「わたしたちはこれ以上、弱くなんてならない。\\n 底なんて、とうに決まってた。そうでしょ?」",
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"397000932_20": "「……だから、大丈夫。\\n わたしたちのやることは、変わらない」",
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"397000932_21": "「あ――」",
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"397000932_22": "「……そう、だよね。そうだった……\\n ありがとう、キョウ……」",
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"397000932_23": "「なに……?\\n 急に落ち着いた……?」",
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"397000932_24": "「腹をくくったとでも言うつもりか?」",
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"397000932_25": "「そんなところです。\\n 負けられないんですよ、わたしたちは」",
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"397000932_26": "「まだやるのかよ? お前らのとっておきだって潰したんだ。\\n もう負けは見えてるだろ」",
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"397000932_27": "「関係ないさ。たとえ一度負けようと……。",
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"397000932_28": " いや、負けて負けて負けて負けて負けて……」",
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"397000932_29": "「どれだけ辛酸をなめようが、半身を削られようが、\\n あたしらは諦めなかった」",
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"397000932_30": "「だから――\\n 変わらないんだよ、あたしらのやることは」",
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"397000932_31": "「わたしたちは、あなたたちの『強さ』程度に屈したりしない」",
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"397000932_32": "「何度頽れようとも、世界のために進み続けると……ッ!\\n そんな覚悟は、とっくに済ませてきたッ!!」",
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"397000932_33": "「違うッ! その気持ちだけじゃ、痛んで、すり減って、\\n もう歩けないことにだって、気づけなくなっちゃうよッ!」",
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"397000932_34": "「2人が、歩き疲れてこの世界にたどり着いたなら……ッ!\\n わたし、手を伸ばすからッ!」",
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"397000932_35": "「2人が、また新しく、歩いていくために……ッ!」",
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"397000932_36": "「黙ッれェェェェェッ!!!\\n わたしたちは、奪うッ!」",
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"397000932_37": "「お前たちに奪われた世界を……ッ!\\n 奪い返すッ!」",
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"397000932_38": "「なんという、怨嗟……",
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"397000932_39": " ……悲しいくらいに、1つだけ確かなことがあるわ」",
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"397000932_40": "「覚悟を決めた人間が、1番厄介……。\\n そういう意味では、この2人ほど厄介な手合いはいない」",
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"397000932_41": "「ああ……理屈ではない。\\n どうやら、少々見誤っていたらしい」",
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"397000932_42": "「この2人には、なにを犠牲にしてでも成し遂げるという、\\n 覚悟がある」",
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"397000932_43": "「こいつらは、どうしようもないほどに――\\n 世界の敵だッ!!」"
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