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2024-12-22 15:59:32 +03:00

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{
"397000721_0": "「状況を整理するわ。まず、OTHERSを名乗る謎の集団が、\\n 一連の事件、災害の首謀者よ」",
"397000721_1": "「その、OTHERSっていうのが組織名なんですねッ」",
"397000721_2": "「アザーズ……他人、ですか。ずいぶんへんてこな名前ですね。\\n ナントカ団とか、秘密結社ナントカの方がそれっぽいのに」",
"397000721_3": "「名前なんざなんだっていいだろう。出てきた奴を片っ端から\\n ぶん殴る。これを繰り返せば、敵は全員いなくなる」",
"397000721_4": "「豪快……」",
"397000721_5": "「それは後手に回るということよ。それでは、今回のような\\n 世界規模での同時多発攻撃には対応できない」",
"397000721_6": "「それじゃあ、相手を見つけて、\\n こっちから仕掛けるってことですか」",
"397000721_7": "「そこまでできないとしても、目的がなにかを特定すれば、\\n いち早く動けるわ」",
"397000721_8": "「OTHERSという名前もそうだけど、連中が口にした『避雷針』や\\n 『見放された世界』という言葉に、ヒントがあるのかも」",
"397000721_9": "「避雷針って、雷を集める……誘導する? ですかね。\\n そういったモですよね」",
"397000721_10": "「ええ。ただ、どうにもきなくさい……\\n 調はわたしたちが対世界蛇のときに行った作戦を覚えている」",
"397000721_11": "「うん。世界蛇の頭に目印――『避雷針』を突き立てて、\\n そこにミョルニルの雷撃を叩き込む……ナインホープ作戦」",
"397000721_12": "「それって……ッ!」",
"397000721_13": "「その作戦の詳細は知らねえが……」",
"397000721_14": "「言われてみれば妙な格好をした奴が光った瞬間、衝撃が走って\\n そこにあの化け物が現れてた気がするな」",
"397000721_15": "「ええ、似ているの。『避雷針』と思しき彼らの行動、\\n そしてそこからの力の発露のタイミング」",
"397000721_16": "「確か、別の世界から何かを送り込む目印にするとか……。",
"397000721_17": " まさか、本当に?」",
"397000721_18": "「『避雷針』がOTHERSの兵士たちなら、\\n 送り込んできているものは……」",
"397000721_19": "「あの怪物……\\n ドッペルゲンガーということになりそうね」",
"397000721_20": "「これまでの観測データから考えると、\\n 地震は怪物を送り込んだ余波によるものと考えられそうです」",
"397000721_21": "「エルフナインッ!」",
"397000721_22": "「大丈夫?\\n ふらついているみたいだけど」",
"397000721_23": "「フィーネさんから、休憩してこいと言われまして……。",
"397000721_24": " せっかくなので、ボクも混ぜてください」",
"397000721_25": "「それは、休憩にならないと思うけれど……」",
"397000721_26": "「大丈夫です。他のことを考えるのが、\\n ボクにとっては気分転換になりますから」",
"397000721_27": "「横になって休みなさいと言っても……聞きそうにないわね。\\n それじゃあ、あなたにも協力してもらいましょう」",
"397000721_28": "「はい。",
"397000721_29": " それで、ドッペルゲンガーについてですが……」",
"397000721_30": "「おそらくあれは、OTHERSたちが\\n 彼らの世界から喚んだナニカであると考えられます」",
"397000721_31": "「ノイズそっくりの『<ruby=アーティファクト>人工聖遺物</ruby>』を作っていたことからも、\\n ドッペルゲンガーもまた人工的な疑似生命であるのではないかと」",
"397000721_32": "「ま、あんなのが野生でそこら辺を歩いてるのもおかしいしな。\\n 煮ても焼いても食えそうにねぇ」",
"397000721_33": "「いくら山籠もり中でも、あれを食べるのはちょっと……\\n 遠慮したいですね」",
"397000721_34": "「あの怪物は人の想い出や生命力を直接吸収しているようなので、\\n 体組成も人間が栄養にできるものではないでしょう」",
"397000721_35": "「倒せば、奪われたエネルギーは元の人に戻るようだけど\\n ……それも全てではないようね」",
"397000721_36": "「とにかく、見つけたら速攻でやっつけた方がいい、\\n ということですねッ」",
"397000721_37": "「あくまで場当たり的な対処しかできないのが、悔しい所ね」",
"397000721_38": "「人の生命力や想い出を吸収する疑似生命体……。\\n ただ暴れさせるのが目的と考えるには、奇妙な生態です」",
"397000721_39": "「そういえば、オケアノスの力で、あいつらに吸い取られる力の\\n 流れが見えたんですけど……」",
"397000721_40": "「あの怪物がすべてを吸っているわけではないみたいです」",
"397000721_41": "「なんていうか、あの怪物が生命力を集める『器』だとすれば、\\n その器に穴が開いてるみたいな……」",
"397000721_42": "「『器』……」",
"397000721_43": "「あ、器っていうのは、あたしがそう感じただけなんで、\\n あまり気にしないでもらえると――」",
"397000721_44": "「……いえ、聞き逃してしまうには、\\n あまりにも重要な意見です」",
"397000721_45": "「え?」",
"397000721_46": "「あれらがそもそも暴れるための『兵器』ではなく、\\n 生命力や想い出を集めるための『器』だったとしたら……」",
"397000721_47": "「生命力や想い出を集める……?",
"397000721_48": " どうしてそんなことを……」",
"397000721_49": "「それはまだわかりません。ですが、<ruby=アーティファクト>人工聖遺物</ruby>がボクたちへの\\n 罠だったように、なにか意味があっての機能のはずです」",
"397000721_50": "「ということは……集めた生命力を送り込んだ先で、\\n なにかの準備をしている……」",
"397000721_51": "「十分に考えられるわね」",
"397000721_52": "「だとしても、先手を取れるような情報じゃあねぇな」",
"397000721_53": "「そうね。だけど、ここまでわたしたちは、\\n 手玉に取られるばかりだった」",
"397000721_54": "「相手の行動に、次の段階があると推測が立てられたのは、\\n 一歩前進よ」",
"397000721_55": "「その次の段階とやらが来た時に、\\n 計画をぶっ壊してやればいいわけだ」",
"397000721_56": "「この後も協力してくれるのかしら?」",
"397000721_57": "「オレは暴れたいところで暴れるだけだ。\\n お前らの下につくわけじゃねぇ」",
"397000721_58": "「それで十分よ。\\n 司令がいない今、心強い戦力だわ」",
"397000721_59": "「あたしはもちろん、\\n 歌の戦士であるみなさんにご協力させていただきますッ」",
"397000721_60": "「ありがとう、水流さん。\\n 一緒に戦えて、嬉しい」",
"397000721_61": "「あたしもです、月読さんッ!」",
"397000721_62": "「他の装者との連絡はつかない。\\n 敵の目的も、技術にも謎は多い。だけど――」",
"397000721_63": "「ここからは、わたしたちが敵に迫り、\\n その陰謀を打ち砕く番ですッ」",
"397000721_64": "「フフ、その意気よ」",
"397000721_65": "「ところで、キャロルの姿が見えないようだけど……。\\n フィーネと一緒かしら」",
"397000721_66": "「いえ、キャロルには別の仕事を頼んであります」",
"397000721_67": "「別の仕事?」",
"397000721_68": "「ええ。うまくいけば――大幅に戦力を増強させることが\\n できます」"
}