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2024-12-22 15:59:32 +03:00

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{
"397000631_0": "「申し訳ありません、遅くなりました」",
"397000631_1": "「そちらはどんな状況?」",
"397000631_2": "「皆さんが敵の指揮官やドッペルゲンガーと交戦している間、\\n 敵の兵士を倒して拘束していたのですが……」",
"397000631_3": "「先ほど確認しにいったところ、\\n 影も形もありませんでした」",
"397000631_4": "「仕方がないです。\\n 敵には並行世界を渡る力があるみたいだから」",
"397000631_5": "「どのみち、訓練された兵士から情報を聞き出すのは\\n 骨が折れるでしょうしね」",
"397000631_6": "「ええ。重要なのは、ここから僕たちがどう動くかです。\\n ……街の被害状況は」",
"397000631_7": "「藤尭さんと友里さんは目を覚ましたものの、\\n もう少しの間、安静にしていていただきたかったので……」",
"397000631_8": "「かわりに情報を集めておきましたッ!」",
"397000631_9": "「市街地のマップと合わせて、被害の概要を表示します」",
"397000631_10": "「これは……ッ!",
"397000631_11": " 想像以上に酷い……」",
"397000631_12": "「司令からS.O.N.G.を任されながら、この体たらく……ッ」",
"397000631_13": "「この状況、たとえ司令がいたとしても、\\n どれだけ打てる手があったか……」",
"397000631_14": "「あんまり、自分を責めないでください。\\n 本部まで制圧されたら、どうしようもないですよ……」",
"397000631_15": "「<ruby=アーティファクト>人工聖遺物</ruby>という囮と人為的な地震により装者たちを分散させ、\\n その隙に検知されない手段でS.O.N.G.本部を襲撃……」",
"397000631_16": "「周到に練られた作戦のうえ、\\n あまりにも不確定要素が多すぎました」",
"397000631_17": "「問題は、それだけの異端技術を持った連中が、\\n これまでの騒動で一切表に出てこなかったことだ」",
"397000631_18": "「世界蛇が並行世界全体の脅威となった際も、\\n あの連中が動いた様子はなかった……どういうことかしら」",
"397000631_19": "「自分たちで対処できていたとでもいうのか?」",
"397000631_20": "「だとしたら、あのベアトリーチェが放っておいたというのも\\n 違和感があるわね」",
"397000631_21": "「ひょっとして……ベアトリーチェの仲間とか?」",
"397000631_22": "「そうかもしれないけれど、ベアトリーチェを至上とする\\n ウロボロスの構成員としては、どうにもしっくりこないわ」",
"397000631_23": "「……あの人は、自分たちの存在を『薄い』と言っていました」",
"397000631_24": "「それが自嘲や皮肉の類でないとしたら、ベアトリーチェですら、\\n そもそも気づいていなかったのかもしれません」",
"397000631_25": "「世界そのものを隠ぺいする手段があると?」",
"397000631_26": "「そこまでは……。ただ、相手の言葉を借りれば、\\n 彼女たちの世界は『見放された世界』だそうです」",
"397000631_27": "「見放された……ね」",
"397000631_28": "「相手の正体に至るには、情報が足りていないな」",
"397000631_29": "「そうね。……それと、言ったと思うけど、そもそも私が\\n この世界に来たのは、救援を要請するためだったのよね」",
"397000631_30": "「それが望めないのなら、私も早く戻らなくちゃいけないわ。\\n なにせ私の世界ときたら、装者がいないんだもの」",
"397000631_31": "「悪いわね。\\n この状況で、手を貸すことができなくて」",
"397000631_32": "「いえ、この世界を護るのは、\\n この世界に生きる僕たちの役割ですから」",
"397000631_33": "「それを言われると、\\n 何度もこっちの世界に力を借りてる側としては複雑ね」",
"397000631_34": "「すみません、そんなつもりでは……」",
"397000631_35": "「冗談よ。……しかし、妙な気分ね。私の世界のあなたとは\\n 何度も言葉を交わしてるけど。これが初対面なのよね」",
"397000631_36": "「僕としても不思議な気分です。その……了子さんが\\n フィーネの姿となった時は、既に敵対していましたから」",
"397000631_37": "「フフ……我ながら、\\n ずいぶんと長いこと猫を被っていたみたいね」",
"397000631_38": "「それはそうと、こっちの弦十郎くんはどうしたの?」",
"397000631_39": "「日本政府から呼び出しを受け、ある人物に会いに行っています」",
"397000631_40": "「ある人物?」",
"397000631_41": "「風鳴訃堂……司令の御父上です。とある事情で、\\n 海底にある政府保有の特殊な監獄施設に収監されています」",
"397000631_42": "「……それで?」",
"397000631_43": "「――ッ……。\\n 実を言えば、未だに連絡が取れず……」",
"397000631_44": "「そんな……ッ!」",
"397000631_45": "「海底って……ッ! あんなに大きな地震があったのに、\\n 大丈夫なんですか……ッ」",
"397000631_46": "「残念ながら、こちらから無事を確認するすべはありません。",
"397000631_47": " 最悪の場合も考慮して、行動する必要があるでしょう……」",
"397000631_48": "「最悪の場合って……」",
"397000631_49": "「……今は考えるのはよしましょう。\\n とにかく、わたしたちにできることを模索するべきだわ」",
"397000631_50": "「うん……」",
"397000631_51": "「……まあ、あまり心配はいらないでしょ。\\n 私も知る、この世界の風鳴弦十郎なのだもの」",
"397000631_52": "「こっちが心配するのが馬鹿らしくなるくらい、\\n あっさり帰ってくるんじゃない」",
"397000631_53": "「ええ。\\n あの司令が、そう簡単に倒れるとは思えません」",
"397000631_54": "「……そうね。訓練でも、いったい何度、\\n 辛酸をなめさせられたことか。でしょ、調」",
"397000631_55": "「うん……そうだね。\\n きっと大丈夫」",
"397000631_56": "「……若干、この世界の常識に置いてけぼりを食らっているんだが。\\n 今こいつらは、普通の人間の話をしているんだよな」",
"397000631_57": "「えぇっと……。\\n 少なくとも、生物学上は普通の成人男性……のはずです」",
"397000631_58": "「……どうしてそこで困った顔をする。\\n この組織のトップが人外だとでも言うつもりか」",
"397000631_59": "「素手で小型ミサイルの一斉掃射を掴んで止めるような人なのよ。\\n ……普通とは、言い難いわよね」",
"397000631_60": "「……は?」",
"397000631_61": "「あなたたち、話がずれてるわよ。",
"397000631_62": " ともあれ、私は自分の世界に帰る必要があるのだけど――」",
"397000631_63": "「現状の最大戦力である装者の2人が戦えないのはきついわね」",
"397000631_64": "「仕方ない……もう少しくらいは手を貸してあげる。\\n 私の世界ではシンフォギアは完成させられなかったけれど――」",
"397000631_65": "「それでも先史文明期の巫女である私以上に、\\n 『聖遺物』と名のつくモに詳しい者はいないでしょう」",
"397000631_66": "「…………」",
"397000631_67": "「なによ、その顔は?」",
"397000631_68": "「いや……『終わり』の名を持つ先史文明期の巫女が、\\n まさか情けをかけるとは思わなくてな」",
"397000631_69": "「あら、ずいぶん人を薄情者呼ばわりしてくれるじゃない」",
"397000631_70": "「あなたの世界が私の世界と同じなら、錬金術師の技術は、\\n 私の知識が源流にあるはずだけど。先達に対して失礼ね」",
"397000631_71": "「同じくらい、面倒な目にも遭わされているからな。",
"397000631_72": " ……だが、足並みを揃えてくれるというなら、ありがたい」",
"397000631_73": "「お前の持つ叡智を誰よりも理解しているのもまた、\\n オレたち錬金術師だからな」",
"397000631_74": "「オレも手を貸してやる」",
"397000631_75": "「いいんですかッ?",
"397000631_76": " キャロルの世界にも、危機が迫っているんじゃ……」",
"397000631_77": "「<ruby=オートスコアラー>オレの騎士たち</ruby>に錬金術師協会の幹部ども、",
"397000631_78": " あまり頼りたくはないが、……アダムもいる」",
"397000631_79": "「日本に二課があることも踏まえれば……\\n オレが多少空けていたところで、すぐに崩れる世界ではない」",
"397000631_80": "「このメンツなら、なにかしら解決策の1つも見つかるでしょう。\\n 聖遺物の扱いに関しては、私に一日の長があるしね」",
"397000631_81": "「先史文明期からの知識を一日のものと言うつもりなら、\\n ずいぶんと長い『一日』があったものだ……」",
"397000631_82": "「ご協力、感謝します。\\n 本部が半ば壊滅状態の今、お人の協力は非常に心強いです」",
"397000631_83": "「となれば……\\n 次に目指すのは、通信の復旧かしら」",
"397000631_84": "「そうですね。みんなと……\\n 切ちゃんと連絡が取れないのも、心配」",
"397000631_85": "「難を逃れた職員たちと協力して、\\n 本部機能の復旧に努めます」",
"397000631_86": "「世界中が混乱してるこの状況、\\n すぐに解決とはいかないかもしれませんが……」",
"397000631_87": "「それでも、1つずつ準備を進めないとね」",
"397000631_88": "「準備って、なんの……?」",
"397000631_89": "「そんなの、決まっていますッ!」",
"397000631_90": "「それは、反撃の準備ッ! このままやられっぱなしの\\n S.O.N.G.じゃない……そうでしょう、みなさんッ!」"
}