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2024-12-22 15:59:32 +03:00

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{
"397000511_0": "人形つかい(パペットマスター)",
"397000511_1": "「さぁ……始めようか。\\n お前たちの、絶望を――ッ」",
"397000511_2": "「そうは……させないッ!」",
"397000511_3": "「マリアさんッ!?」",
"397000511_4": "「……そんな状態で、\\n あたしを相手にできると」",
"397000511_5": "「お前たち聖遺物使いは、\\n 相手の力量すらわからない木偶ではなかったはずだ」",
"397000511_6": "「そんなの、関係ない……ッ!\\n みんなに手は出させないッ」",
"397000511_7": "「……ハッ!\\n そのザマで、よく吼えるッ」",
"397000511_8": "「……聖遺物と聞けば、腹を空かせた犬みたいに\\n 簡単に食いつくからそんなザマを見る。本当に、呆れる……」",
"397000511_9": "「あんなものに頼り切って、力に溺れるから、\\n こうやって足を掬われるんだ……ッ」",
"397000511_10": "(…………?\\n やっぱり、あの子、なにか妙だわ……",
"397000511_11": "<ruby=アーティファクト>人工聖遺物</ruby>なんてものを作ってる割に、\\n 聖遺物に対して嫌悪感を抱いているような……",
"397000511_12": "「聖遺物は……シンフォギアは、\\n 何度もわたしたちを助けてくれたッ」",
"397000511_13": "「わたしたちは、力に溺れてなんていないッ!\\n シンフォギアに支えられて、今まで戦ってきたッ」",
"397000511_14": "「どんな力も、重要なのは使い方よッ!」",
"397000511_15": "「使い方だと……?」",
"397000511_16": "「――そんなことが関係あるものかッ!」",
"397000511_17": "「お前たちが貫くと言い張り振るうその力がッ!\\n あたしたちの世界を食い殺すッッ」",
"397000511_18": "「「――ッ!?」」",
"397000511_19": "「そんな奴らに、あたしが耳を傾ける道理があるとッ!?\\n いい加減、うるさいんだよッ」",
"397000511_20": "「が……ッ!」",
"397000511_21": "「マリアッ!",
"397000511_22": " よくも……ッ!」",
"397000511_23": "「うざったいんだよッ! 力も入れられない状態で、\\n ただただしがみついて……離せッ」",
"397000511_24": "「あ……ッ!」",
"397000511_25": "「お前はそこで寝ていろッ!」",
"397000511_26": "「調……ッ!」",
"397000511_27": "「誰が立っていいと言った?",
"397000511_28": " なあ、なあ、なぁ――ッ!」",
"397000511_29": "「く……ッ!\\n かふ……ッ が……ッ」",
"397000511_30": "「マリアさん……ッ!」",
"397000511_31": "「やめなさいッ!」",
"397000511_32": "「好きにさせるかッ!」",
"397000511_33": "「なあ、本当に……無駄なことはもうやめてくれよ。\\n 戦えもしない奴らが……ッ」",
"397000511_34": "「あたしの足に縋りついたところで、蹴倒され、\\n 踏みつけられるのがオチだと、なぜわからないッ」",
"397000511_35": "「きゃあ……ッ!」",
"397000511_36": "「かは――ッ!\\n う……」",
"397000511_37": "「弱いやつがかかってくるなッ!\\n 煩わしいッ」",
"397000511_38": "「や……、やめてくださいッ!」",
"397000511_39": "「――ッ」",
"397000511_40": "「みんなを傷つけないで……ッ!」",
"397000511_41": "「……戦えもしないガキが、戦士の道に口を出すなッ!\\n 引っ込んでいろッ」",
"397000511_42": "「…………ッ!」",
"397000511_43": "「いいえ……。\\n 引っ込んでなんて、いられません」",
"397000511_44": "「なに……?」",
"397000511_45": "「ボクにだって……\\n 戦い方はあるんですッ」",
"397000511_46": "「アリアドネの糸を掴んで、何を……?」",
"397000511_47": "「ああ――ハッ! わかったよ。\\n 何をするかと思えば、この期に及んで聖遺物頼りかッ」",
"397000511_48": "「だが……聞いていなかったのか?\\n そもそもそれは『<ruby=アーティファクト>人工聖遺物</ruby>』。あたしたちが作った紛い物だ」",
"397000511_49": "「聖遺物と誤認させるための仕掛けを施してこそいるが、\\n 『特別な力』なんて、はなから宿っちゃいない」",
"397000511_50": "「だいたい、お前は\\n シンフォギア装者ですらないだろう」",
"397000511_51": "「そんなガラクタに縋ったところで、\\n 何ができるつもりだ」",
"397000511_52": "「ボクは適合者ではない……そんなことは、わかっています。",
"397000511_53": " でも、あなたは知りません」",
"397000511_54": "「この世界でシンフォギアが……『聖遺物』が、\\n どんな想いを託されてきたかを」",
"397000511_55": "「マリアさんのアガートラーム。調さんのシュルシャガナ。\\n 響さんのガングニール……」",
"397000511_56": "「そのどれもが、神話の時代から今に至るまで、\\n 人の想いが希望を唄い、積層してきた、願いの結晶ッ」",
"397000511_57": "「翼さんが天羽々斬をツバサと信じたようにッ!\\n 響さんが神殺しと呼ばれた拳で人と手を繋いできたようにッ」",
"397000511_58": "「ボクは信じますッ! この世界でボクたちが手にした、\\n この『アリアドネの糸』が、ボクに力を貸してくれるとッ」",
"397000511_59": "「ボクはその力に縋るんじゃない……\\n 使いこなすんですッ」",
"397000511_60": "「願掛けすれば、願いが叶うとでもッ!?\\n 寝ぼけたことをッッ」",
"397000511_61": "「そんなガキの戯言で、あたしを……あたしたちを\\n 止められるとでも言うつもりかッ」",
"397000511_62": "「止めなきゃいけないんですッ!」",
"397000511_63": "「あの日、チフォージュ・シャトーでノーブルレッドから\\n ボクを助けてくれたキャロルは、もうボクの中にはいない……」",
"397000511_64": "「だけど……みんなを護るために、\\n ボクは――ッ」",
"397000511_65": "「ば……、馬鹿な……ッ!?\\n なんで、<ruby=アーティファクト>人工聖遺物</ruby>が……ッ!?」",
"397000511_66": "「……ッ、ガキだから……\\n 子供だからと、いつまでも許してやると思うなよッ」",
"397000511_67": "「――ッ!?」",
"397000511_68": "「「エルフナイン……ッ!」」",
"397000511_69": "「ッ……、くそ……くそッ!",
"397000511_70": " あたしたちの邪魔をするから、こうなるんだ……ッ!」",
"397000511_71": "「……解析からの再構築は、錬金術の原理原則」",
"397000511_72": "「――ッ!?」",
"397000511_73": "「なんだ……なんだ、それはッ!?\\n その光は、なんなんだ……ッ」",
"397000511_74": "「――あなたたちの言う『人工』聖遺物が、\\n 聖遺物の性質の一部を再現したというのなら……」",
"397000511_75": "「その構造を解析し、理解することで、\\n 聖遺物としての機能を再現できない道理はありません」",
"397000511_76": "「……ボクは、錬金術師としては中途半端。みなさんのように、\\n 歌でフォニックゲインを生み出すこともできません」",
"397000511_77": "「それでもッ! ボクには積み重ねてきた聖遺物の研究成果と、\\n シンフォギアを改良してきた経験、そして――」",
"397000511_78": "「キャロルから受け継いだ、錬金術……\\n 世界を識ろうという意思があるッ」",
"397000511_79": "「そのすべてを束ねれば……\\n ボクにだって、できることがあるんですッ」",
"397000511_80": "「な――ッ!?」",
"397000511_81": "「エルフナインが……変身したッ!?\\n でも、ギアじゃない……」",
"397000511_82": "「ファウストローブ……?」",
"397000511_83": "「いいえ。ボクにはみなさんが戦った錬金術師のように、\\n エネルギーを鎧と錬成するファウストローブは纏えません」",
"397000511_84": "「これは、ファウストローブには至らない途上の力。\\n 錬金術で、無理やり<ruby=アーティファクト>人工聖遺物</ruby>を機能させているにすぎません」",
"397000511_85": "「聖遺物を鎧として『装う』のではなく、\\n 外から『操って』いる状態……」",
"397000511_86": "「さしずめ……\\n 『装者』ならぬ『操者』というところでしょうか」",
"397000511_87": "「<ruby=アーティファクト>人工聖遺物</ruby>は未だ、あたしに指揮権がある……。\\n シンフォギア装者どもが動けないのがその証拠……ッ」",
"397000511_88": "「なのに……\\n なぜお前がそれを使えるッ」",
"397000511_89": "「仮に――ッ、仮に外から操っていたとしてッ!\\n その身を焦がす負担は尋常なものではないはずだッ」",
"397000511_90": "「それは――",
"397000511_91": " ぐ……ッ!」",
"397000511_92": "「エルフナインッ!?」",
"397000511_93": "「あれは……聖遺物からのバックファイアッ!?」",
"397000511_94": "「は……ハッ! そら見たことかッ!\\n そんな奇跡が、無理筋がッ 易々と通ってたまるものかッ」",
"397000511_95": "「確かに、この奇跡は時限式かもしれません。",
"397000511_96": " ……それでもッ!」",
"397000511_97": "「ボクにだって、誰かを護るため、\\n 命をかけることはできるんです――ッ」",
"397000511_98": "「なら、お前がそれの扱いに慣れる前に叩きのめすだけだッ!\\n 時間切れを待つまでもないッ」",
"397000511_99": "「ノイズッ!」",
"397000511_100": "「安心しな。そんなちんけなものじゃない。\\n これもあたしたちの技術のつ……<ruby=アーティファクト>人工聖遺物</ruby>の一端だ」",
"397000511_101": "「こいつを、ただのノイズだなどと思うなッ!\\n これはどこまでも純粋な、暴力装置だッ」",
"397000511_102": "「蹂躙してやるッ!\\n お前たちの奇跡など――ッ」",
"397000511_103": "「ボクの大切な人たちを、\\n 傷つけさせはしませんッ」",
"397000511_104": "「ボクが……\\n ボクが、護るんです――ッ」"
}