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"397000412_0": "「とりあえず――差し当たっての脅威は退けたようね。",
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"397000412_1": " 助けに来るのが遅れて、ごめんなさい」",
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"397000412_2": "「本部との通信が途切れて、詳しい位置がわからなかったんです。\\n ここに来る道すがらも、この怪物と戦っていて」",
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"397000412_3": "「いえ、助かりました。お2人とも、ありがとうございます。\\n 聖遺物の回収任務がまさかここまで早く終わるとは」",
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"397000412_4": "「それは……ごめんなさい、失敗したのだと思うわ。",
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"397000412_5": " 突然、聖遺物の波形を観測できなくなったの」",
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"397000412_6": "「報告して指示を仰ごうにも本部に連絡はつかない。\\n 嫌な予感がして、それで踵を返したというわけ。正解だったわね」",
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"397000412_7": "「わたしの方も、同じです。\\n 街で異常が起こったと聞いて、急いで戻ったんです」",
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"397000412_8": "「聖遺物の波形が、消えた……?」",
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"397000412_9": "「……いえ、気になる事態ではありますが、後にしましょう。\\n それよりも今は、本部へ急がないと」",
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"397000412_10": "「なにか起こったのね?」",
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"397000412_11": "「何者かが本部を襲撃したようです。\\n ……既に発令所が制圧されている可能性もあります」",
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"397000412_12": "「そんな……ッ!」",
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"397000412_13": "「どうやら、事態は一刻を争うようね」",
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"397000412_14": "「ここは大丈夫ですので、行ってくださいッ!」",
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"397000412_15": "「化け物も残り少ない。体力もほぼ回復した。\\n 残った奴らを狩るのは俺たちだけで十分だ」",
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"397000412_16": "「でもあなたたち、\\n ずいぶん消耗が激しいみたいじゃない」",
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"397000412_17": "「確かに、ちょっとへばっちゃってましたけど……\\n エヘヘ。やっぱりみなさんは、かっこいい歌の戦士ですッ!」",
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"397000412_18": "「お2人の戦いを見たら、あたしも頑張らなくちゃって、\\n 元気が出ましたッ!」",
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"397000412_19": "「そうしたら不思議と……吸い取られるみたいな力の流れも、\\n ぴったり止まりました。なのであたしたちは大丈夫ですッ!」",
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"397000412_20": "「だから……行ってくださいッ!\\n あたしだって、今は戦う力が――人を護る力があるんですッ!」",
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"397000412_21": "「そこまで言われたら、\\n 信じて任せないわけにはいかないわね」",
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"397000412_22": "「お願いします、水流さん」",
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"397000412_23": "「はいッ!\\n お任せくださいッ!」",
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"397000412_24": "「背中くらいは護ってやらぁ。",
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"397000412_25": " ――ってことだ、憂いはねえな?」",
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"397000412_26": "「……はい。",
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"397000412_27": " 急ぎましょうッ! 本部の状況が心配ですッ!」"
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