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2024-12-22 15:59:32 +03:00

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{
"503000221_0": "数日後",
"503000221_1": "ヒマラヤの麓、登山客で賑わう町にて――",
"503000221_2": "「高地だけあって、\\n どことなく空気がひんやりしているわね」",
"503000221_3": "「ここまで来るだけでも重労働だ……」",
"503000221_4": "「車、揺れましたもんね。\\n ちょっと、おしりが痛いかも」",
"503000221_5": "「さて、とッ!\\n 行動開始よ」",
"503000221_6": "「まずはこの街で\\n <ruby=シェルパ>案内人</ruby>に会わなくちゃいけないわね」",
"503000221_7": "「…………なあ、本当に\\n 自力で登るつもりなのか」",
"503000221_8": "「もう、いい加減あきらめなさい。\\n これも任務のうちよ」",
"503000221_9": "「そりゃわかってるけど……標高8800mだぞ?\\n 正気の沙汰じゃないッ」",
"503000221_10": "「何よ今さら。\\n 月にだって行ったことあるでしょ」",
"503000221_11": "「あれは歩きじゃないだろがッ!」",
"503000221_12": "「じゃあ、何か……\\n 山頂まで行く他の方法が」",
"503000221_13": "「そりゃあ、ヘリコプターで運んでもらうとか、\\n 輸送機から飛び降りるとか……」",
"503000221_14": "「ヘリの運用高度限界で飛べるのは、\\n せいぜいベースキャンプくらいまでみたいよ」",
"503000221_15": "「なら、輸送機は……?」",
"503000221_16": "「時速何百キロのスピードから、\\n ピンポイントで山頂に飛び降りるの」",
"503000221_17": "「高度は 1万メートル\\n 特殊部隊の降下訓練でも受けてからいくつもり」",
"503000221_18": "「ぐぬぬ……」",
"503000221_19": "「腹を括りなさい。\\n いいじゃない、きっといい運動にもなるわよ」",
"503000221_20": "「それより、現地の機関が\\n <ruby=シェルパ>案内人</ruby>を紹介してくれる手はずなんだけど……」",
"503000221_21": "「この街で合流する予定なの?」",
"503000221_22": "「ええ、相当な腕利きで、\\n ベテランの案内人なんですって」",
"503000221_23": "「けど、それらしいやつなんて――」",
"503000221_24": "「あのぅ……」",
"503000221_25": "「はい?」",
"503000221_26": "「もしかしテ、\\n サイガイなんちゃら二課の人タチですカぁ」",
"503000221_27": "「そうだけど……\\n あなたは」",
"503000221_28": "「ああ、ヨカタ。\\n ズットあんたたちのコト待てたヨ」",
"503000221_29": "「わたし、名前ギータいいマス。\\n あんたたちのシェルパやる人ネッ」",
"503000221_30": "「え?\\n あなたが……」",
"503000221_31": "「見た感じ、わたしたちと\\n あんまり歳も変わらなそうだけど……」",
"503000221_32": "「えーと……あたしたちに\\n 土産物を売りつけようとしてもムダだぞ」",
"503000221_33": "「それに、そんなちっこいナリでベテラン案内人なんて\\n しょーもないウソはつかないほうがいい」",
"503000221_34": "「ウソ違うヨッ!\\n わたし本物のシェルパですネッ」",
"503000221_35": "「ヒマラヤのことなんデモ知てる。\\n トテモ頼りなるネ」",
"503000221_36": "「でも、前情報ではベテランの人だって……」",
"503000221_37": "「そうデス、わたしベテラン。",
"503000221_38": " 小さい時カラ何度も何度もお山登てるネ」",
"503000221_39": "「いやいや、そう言われても……」",
"503000221_40": "「それヨリ、あんたたち装備は?\\n ホテル それとももうベースキャンプ送た」",
"503000221_41": "「装備……?」",
"503000221_42": "「ああ、山岳装備のことかしら?\\n わたしたちにはギアがあるから必要ないと思うわ」",
"503000221_43": "「……ギア? ギアてナニ?",
"503000221_44": " 自動車のパーツ? ぶろろろーんッ?」",
"503000221_45": "「えーと、なんて説明すればいいんだ?\\n つまりその……このまま山に登るってこと」",
"503000221_46": "「ほぁぁ?」",
"503000221_47": "「アハハ、ウソついてるネ。\\n この人たちウソつきヨッ」",
"503000221_48": "「ウソ違うヨッ!」",
"503000221_49": "「クリス先輩、うつってる」",
"503000221_50": "「……もしホントにウソじゃなかたら、\\n あんたたち雪山ナメてるネ」",
"503000221_51": "「雪山、空気ナイ。道ナイ。前みえナイ。\\n 遭難するカ 死ぬカ」",
"503000221_52": "「ま、待って。わたしたちは、\\n 決してそんなつもりで来てるわけじゃなくて……」",
"503000221_53": "「うわあああああッ!\\n ば、バケモだあああぁぁぁッ」",
"503000221_54": "「――ッ!?\\n バケモ……ッ」",
"503000221_55": "「ガルルルル……ッ!」",
"503000221_56": "「あれは……\\n ウ・モンスターッ」",
"503000221_57": "「こっちの世界にも現れやがったかッ!」",
"503000221_58": "「お山の、精霊……ッ!?」",
"503000221_59": "「あなたは逃げてッ!\\n できれば、街の人たちにも呼びかけを……ッ」",
"503000221_60": "「な、なに言てるッ!?\\n あんたたちドウスルの……ッ」",
"503000221_61": "「わたしたちは……」",
"503000221_62": "「――ッ!?\\n な、なにソレ……ッ」",
"503000221_63": "「これが、ギア。\\n わたしたちのシンフォギアよ」",
"503000221_64": "「しんふぉ…ぎあ?」",
"503000221_65": "「いいから、ここはわたしたちに任せて。\\n あなたは早く……ッ」",
"503000221_66": "「わ、わかたッ!」",
"503000221_67": "「2人とも……準備はいいわねッ!」",
"503000221_68": "「いつでもッ!」\\n「ああッ」"
}