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2024-12-22 15:59:32 +03:00

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{
"503000121_0": "「事の発端は、約1か月前です」",
"503000121_1": "「エベレストの山岳調査隊に同行していた考古学者が、\\n 山頂付近で、ある『宝石』を発見しました――」",
"503000121_2": "「ようやく、見つけたぞ……ッ!」",
"503000121_3": "「間違いない。これこそが\\n 文献に記された、『サガルマータの魂』だ」",
"503000121_4": "「サガルマータの魂……?」",
"503000121_5": "「失われた伝説の宝石だよ」",
"503000121_6": "「この地では、古来より\\n 『山の精霊が宿る霊石』として崇められていたが……」",
"503000121_7": "「中世に現れた魔術師によって悪用され、\\n その結果、一国が滅びたという」",
"503000121_8": "「精霊に魔術師、ですか。\\n 随分とオカルトめいた話ですね」",
"503000121_9": "「科学と魔術の区別もない時代だからな。\\n 伝説なんてそんなものだ」",
"503000121_10": "「だがこの宝石は、中世の一件以来\\n 固く封印されたと伝えられていた」",
"503000121_11": "「それが今、私の目の前にある……ッ!」",
"503000121_12": "「こうしてはいられんッ!\\n とにかく持ち帰って調査してみなければ――」",
"503000121_13": "「た、隊長ッ!?\\n 何者かが近づいてきます……ッ」",
"503000121_14": "「……?\\n 私たち以外の登山隊がいたということか」",
"503000121_15": "「いえ、あの影は……\\n 人のものじゃないッ」",
"503000121_16": "「グルルルル……ッ!」",
"503000121_17": "「――ッ!?",
"503000121_18": " う、うわあああああ……ッ!?」",
"503000121_19": "「宝石の発見と呼応するように現れた、\\n ウ・モンスター……」",
"503000121_20": "「さっき研究室にも出た、あの怪物か」",
"503000121_21": "「それで、調査隊の人たちは……?」",
"503000121_22": "「なんとか命からがら逃げだしたが、\\n 恐怖からか、まともに受け答えできる状態ではないらしい」",
"503000121_23": "「怪物を見ただの、雪男に襲われただの……\\n 今じゃすっかりマスコミのいいオモチャさ」",
"503000121_24": "「もしかしなくても、\\n アタシが見たUMAのニュースはそれだったデスか……」",
"503000121_25": "「そういうことだ。\\n この手の情報は、隠していてもすぐ洩れる」",
"503000121_26": "「で、手に負えなくなった現地の調査機関が、\\n 我々に依頼してきたというわけさ」",
"503000121_27": "「その調査隊が持ち帰った宝石……『サガルマータの魂』を、\\n エルフナインが調べていたということね」",
"503000121_28": "「はい。あの宝石には、強固な術式が――\\n 『封印』が施されていました」",
"503000121_29": "「ですが、先ほどはその封印が、\\n なぜか急に弱まって……」",
"503000121_30": "「それで、あの怪物たちが現れたのか」",
"503000121_31": "「じゃあ、宝石の封印は\\n あの怪物を閉じ込めるために……」",
"503000121_32": "「詳しいことは、まだ。",
"503000121_33": " でも……」",
"503000121_34": "「……今回のこと……\\n キャロルが関わっている気がするんです」",
"503000121_35": "「……あいつが?",
"503000121_36": " どうしてそう思うんだ?」",
"503000121_37": "「気を失っている間に、夢を見たんです。",
"503000121_38": " その夢の中のキャロルは、とても辛そうで……」",
"503000121_39": "「それから、恐ろしい魔人の影が\\n キャロルに襲いかかって……」",
"503000121_40": "「……。",
"503000121_41": " きっとあれは、夢なんかじゃない」",
"503000121_42": "「並行世界のキャロルとの\\n 精神的リンクだと思います」",
"503000121_43": "「こちらでの調査が大事なことは、よくわかっています。\\n でも……ッ」",
"503000121_44": "「お願いです、みなさんッ!\\n キャロルを助けてあげてくださいッ」",
"503000121_45": "「エルフナイン……」",
"503000121_46": "「きっと並行世界のキャロルの身に、\\n 恐ろしいことが起こって……」",
"503000121_47": "「いわくつきの宝石の発見と、\\n 怪物の出現……」",
"503000121_48": "「そしてエルフナインくんの精神的リンク。\\n 確かに無関係にしては、タイミングが良すぎるな」",
"503000121_49": "「ついでに、もう1つ悪い知らせだ」",
"503000121_50": "「あなたは……ッ!」",
"503000121_51": "「こっちの世界で、キャロルが消息を絶った。",
"503000121_52": " その調査の手伝いを頼もうと来たんだが……」",
"503000121_53": "「――ッ!?」",
"503000121_54": "「じゃあ、エルフナインが感じていた予感は、\\n やっぱり……」",
"503000121_55": "「……わかった。マリアくんとクリスくん、\\n そして調くんを調査のために並行世界に派遣しよう」",
"503000121_56": "「了解したわ」\\n「了解」",
"503000121_57": "「エルフナインくんは、\\n 引き続き宝石の調査を進めてくれ」",
"503000121_58": "「は、はい……ッ!」",
"503000121_59": "「あ、あのッ!?\\n アタシだけ仲間はずれデスッ」",
"503000121_60": "「切歌くんはエルフナインくんを護っての交戦中、\\n 軽度ではあるが負傷している」",
"503000121_61": "「こちらの世界での調査に協力してくれ」",
"503000121_62": "「う、うぐぐ……ッ!\\n 了解デス……」",
"503000121_63": "「それじゃ、善は急げね。\\n 行きましょうか」",
"503000121_64": "「は、はい……ッ!\\n どうか、よろしくお願いします……ッ」"
}