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{
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"399000821_0": "「我がこの場に寄越したのは、貴様らの言葉に倣えば\\n ――紛れもなく『本物の』プレラーティだとも」",
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"399000821_1": "「ドラウプニルの生み出した『偽物』も、\\n 今や世界を切り崩す巨大兵器の素材へと成り果てたッ!!」",
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"399000821_2": "「世界は、お前たち人間を初として果てるのだッ!」",
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"399000821_3": "「本物の、プレラーティさん?\\n じゃあ、わたしが殴ったのは……殺した、のは……」",
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"399000821_4": "「疑いもなく本物だ。\\n 答えが得られたことに感謝せよ、シンフォギア装者」",
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"399000821_5": "「そんな――」 ",
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"399000821_6": "「――ッ!?\\n うあああッ!?」",
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"399000821_7": "「何をしているッ!?\\n お前まで死ぬつもりかッ!」",
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"399000821_8": "「だってプレラーティさんが、\\n また、わたしたちを助けるために……ッ!」",
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"399000821_9": "「完全なる、命の焼却は――ッ!」",
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"399000821_10": "「ラピスに通じる輝きなワケダッ!」",
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"399000821_11": "「あの子たちと手を取り合ってなどいない……。\\n 取り合えるものか……」",
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"399000821_12": "「死を灯すことでしか、明日を描けなかった……\\n 私には――ッ!」",
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"399000821_13": "「――そう。\\n あなたの世界のプレラーティも、こうして命を使ったのね」",
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"399000821_14": "「いえ、プレラーティだけを逝かせたりはしなかった……\\n あーしたちも、なのね」",
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"399000821_15": "「あの時もわたしは、\\n 助けられるだけで……」",
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"399000821_16": "「助けられただけなら、あなたはここにいないでしょ?\\n 並行世界のあーしたちが繋いだ希望を、形にしてくれたのね」",
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"399000821_17": "「なかなか美しい終わり方してるじゃない、そっちのあーしは。\\n ちょっと妬いちゃうわ」",
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"399000821_18": "「……怒り喚くのにはもう飽いたか?」",
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"399000821_19": "「ええ、そうね。一周回って冷静になったわ、\\n あ・り・が・とッ!」",
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"399000821_20": "「ニセモノでもホンモノでも、\\n 『プレラーティ』は命を賭してこの場に来たの」",
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"399000821_21": "「世界を護るために、誰かを助けるために、\\n 命を懸ける必要があったから、可能性を見出していたから」",
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"399000821_22": "「だったら……あーしが託されたこの『ドラウプニル』……\\n 有効活用せずにどうしろって話じゃないのッ!」",
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"399000821_23": "「ドラウプニルの複製――。",
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"399000821_24": " 盗み出していたのか、錬金術師め」",
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"399000821_25": "「だが、無駄なことだ。\\n ドラウプニルは既に8つの複製を行い、役目を終えている」",
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"399000821_26": "「役目を終えた……?」",
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"399000821_27": "「知らぬか。ならばドラウプニルが何を成したのか、\\n お前たちにも教えてやろう」",
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"399000821_28": "「ッ……!?\\n 何も起きていない……?」",
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"399000821_29": "「聞こえてるッ!?\\n 取り込み中だろうけどごめんなさい、緊急事態よッ!」",
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"399000821_30": "「ああ、察しの通り取り込み中だ。特大のなッ!\\n 何が起きたッ!?」",
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"399000821_31": "「世界中に巨大ノイズが出現して、\\n レイラインの基点から世界を分解し始めたのッ!」",
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"399000821_32": "「とんでもない数よッ!\\n このままでは世界ごと……星ごと分解されるッ!」",
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"399000821_33": "「――ッ!?\\n プレラーティの他にも、巨大ノイズがッ!?」",
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"399000821_34": "「世界の分解、だと……ッ!?」",
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"399000821_35": "「並行世界のシンフォギア装者が協力してくれて、\\n 今までは優勢に戦っていたんだけど――」",
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"399000821_36": "「巨大なノイズが突然力を増して、\\n 世界を分解しながら装者たちを圧倒しているわッ!」",
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"399000821_37": "「このままじゃ全滅よッ!\\n そっちで何かあったのなら、教えてもらえるッ!?」",
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"399000821_38": "「みんなが……ッ!」",
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"399000821_39": "「……すぐに対処する。\\n 死ぬなと伝えておけ」",
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"399000821_40": "「――お前の仕業か、ソロモン」",
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"399000821_41": "「こんなものは序章に過ぎん。\\n 本番はここからだ――」",
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"399000821_42": "「また、巨大ノイズが……」",
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"399000821_43": "「待ってちょうだい、さっきの巨大ノイズは、\\n プレラーティを再構築して生まれたはずよ」",
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"399000821_44": "「……つまりこいつにも、\\n 元となる誰かが――ッ!?」",
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"399000821_45": "「まさか……ッ!?」",
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"399000821_46": "「さすがに気づいたか。\\n ただのノイズでは力不足のようなのでな」",
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"399000821_47": "「世界再構築のキーとして使うため、\\n もう1人の錬金術師を使わせてもらった」",
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"399000821_48": "「そ、そんな……それって、",
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"399000821_49": " この巨大ノイズが、サンジェルマンさんってことですかッ!?」",
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"399000821_50": "「如何にも。もう1人の錬金術師、その複製体が素材だ。\\n ドラウプニルの正しい活用法というわけだな」",
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"399000821_51": "「そして――\\n 見よ、この力を」",
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"399000821_52": "「なんて圧力……ッ!\\n ノイズが力を増したって、このことなのッ!?」",
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"399000821_53": "「――貴様、まさかこの術式は」",
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"399000821_54": "「城に残されていた、\\n 想い出を焼却し、力とする術式を使わせてもらった」",
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"399000821_55": "「ノイズへと再構築するより前、\\n 素材に刻まれた想い出の焼却だったが、効果はあるようだな」",
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"399000821_56": "「やはり、オレの術式か……ッ!」",
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"399000821_57": "「肉体はもちろん、\\n 積み重ねてきた過去までも有効に活用してやったのだ」",
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"399000821_58": "「あの女も感謝していることだろう」",
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"399000821_59": "「サンジェルマンさんをノイズにして、\\n その想い出を、キャロルちゃんの術で焼却して……」",
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"399000821_60": "「酷い……。\\n どうして、そんなことができるんですか……ッ!?」",
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"399000821_61": "「――?\\n 可能であったが故に」",
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"399000821_62": "「――ッ!?」",
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"399000821_63": "「目的へと、理想へと近づけるならば、\\n 如何なる非道であろうとも、成さずにいられない」",
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"399000821_64": "「ヒトはそういうものだろう」",
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"399000821_65": "「故に、我はこうするのだッ!!」",
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"399000821_66": "「今このときまで脈々と引き継がれて来たヒトの悪性を――\\n 世界ごと分解してくれるッ!!」",
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"399000821_67": "「違う……ッ!\\n 人は、人は……」",
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"399000821_68": "「理想的な勝利のために、\\n あの女を殴り殺しておいて……か?」",
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"399000821_69": "「……ッ!!」",
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"399000821_70": "「あんたなんかに、人を語れるもんですか。\\n わかった顔して調子に乗ったただのクソ野郎じゃないの」",
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"399000821_71": "「カリオストロさん……」",
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"399000821_72": "「いくら想い出を燃やして、力だけが増しても、\\n 彼女たちの本当の強さは持ちようがないわ」",
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"399000821_73": "「想い出は、その『誰か』を形作る要素――\\n それが欠けて、『同じ者』を語るなんて片腹痛いのよッ!」",
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"399000821_74": "「不出来な複製品を素材に、出来損ないを作ってるだけ。\\n あんたはドラウプニルの使い方がわかってないのよ」",
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"399000821_75": "「何を言ったところで、\\n 貴様の持つドラウプニルは役目を終えた廃棄品」",
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"399000821_76": "「それ以上の効果を発揮することなどない」",
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"399000821_77": "「――ないッ!\\n ないはずだッ!?」",
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"399000821_78": "「随分とドラウプニルを酷使していたようだが、\\n 貴様も勘違いしていたか」",
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"399000821_79": "「いや……\\n 『識らなかった』のだろう?」",
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"399000821_80": "「何を……言っているッ!?\\n 知恵の王たる我の、知らぬことなどあるはずがないッ!」",
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"399000821_81": "「元の持ち主は知っていたぞ、あの腕輪の、本当の力をな。\\n だから決して使おうとはしなかった」",
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"399000821_82": "「ドラウプニルの本当の力だと――?」",
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"399000821_83": "「完璧な複製を作る――、\\n もう1つの『本物』を作り出す力」",
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"399000821_84": "「ねえ、あなた算数はできる?\\n 1つのドラウプニルが8つドラウプニルを生み出せるなら――」",
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"399000821_85": "「――ッ!?」",
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"399000821_86": "「その8つのドラウプニルは、いったいどれだけの\\n 『本物』のドラウプニルを生み出すのかしらね?」",
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"399000821_87": "「そして、『本物』を作り出せるのは8回まで……\\n 過去の王たちがそう騙ってきた『知識』をその身に宿した故か」",
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"399000821_88": "「その身に宿った『想い出』に……人の善性故の、嘘に。\\n 騙されたようだな?」",
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"399000821_89": "「ち・な・み・にッ!」",
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"399000821_90": "「これってば、詐欺師業界じゃ有名な手法によく似てるんだけど……\\n 民と触れ合わない王様じゃあ、知る由もなかったみたいね?」",
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"399000821_91": "「ダメよぉ、馬鹿がバレちゃうからね。\\n 『ネズミ講』なんかに、引っかかっちゃあッ!」",
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"399000821_92": "「オレも少しばかり――\\n その力、使わせてもらおうかッ!!」",
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"399000821_93": "「ええ、どーぞ♪」",
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"399000821_94": "「馬鹿な……ッ!\\n 先ほどまで本物偽物と狼狽えていた人間が、何故ッ!」",
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"399000821_95": "「馬鹿はあなたよ。\\n ……確かに、あのプレラーティは本物だったのでしょう」",
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"399000821_96": "「だが――お前は、\\n 彼女の『完全な複製』を用意したと宣った」",
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"399000821_97": "「つまり、それはッ!」",
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"399000821_98": "「オレが想い出をホムンクルス体躯に移し替え、\\n 今日まで生きてきた状態と、何も変わらないッ!」",
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"399000821_99": "「なら、\\n あーしたちがこれから同じことをしたとして……」",
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"399000821_100": "「オレが、オレ自身を定めている限りッ!」",
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"399000821_101": "「あーしが、次のあーしを、\\n あーしだと認識している限りッ!!」",
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"399000821_102": "「「この身体の崩壊を、\\n 恐れる道理など何もないッ!!」」",
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"399000821_103": "「ふ、2人とも、何を……ッ!?」",
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"399000821_104": "「すっごく簡単に言っちゃえば、\\n 絶望する必要なんてないってことよ」",
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"399000821_105": "「このドラウプニルたちは、あーしたちが<ruby=たお>斃</ruby>れても、\\n あーしを引き継ぐあーしを生み出せる」",
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"399000821_106": "「それは明日のあーしが、\\n 今日のあーしを引き継ぐことと、何も変わらない」",
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"399000821_107": "「いいえ……今日のあーしが進めなかった道へだって進める。\\n 1人じゃたどり着けなかった場所にだって到達できる」",
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"399000821_108": "「ドラウプニルの力は、\\n 『完全な複製』を作るためだけじゃないッ!!」",
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"399000821_109": "「この子が作り出すのは新たな道ッ! \\n 数多なる<ruby=みらい>未来</ruby>へと繋がる可能性ッ!」 ",
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"399000821_110": "「そうでしょう、\\n ――ドラウプニルッ!!!」",
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"399000821_111": "「自身の完全な複製が、己の可能性の拡大……だとッ!?\\n それが、ドラウプニルの力だと……ッ!?」",
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"399000821_112": "「それはモノを増やす聖遺物……ッ!!\\n そんな詭弁が、通ってたまるかァッ!!」",
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"399000821_113": "「あんたの許可なんざ求めちゃいないわッ!\\n 王如きが、屁理屈で元詐欺師に勝てると思わないでッ!!」",
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"399000821_114": "「神が至高と言うつもりは微塵もないが……。\\n 王如きが『<ruby=アヌンナキ>神</ruby>の遺物』の限界を知ったつもりでいたとは」",
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"399000821_115": "「いささか傲慢だったようだな?」",
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"399000821_116": "「貴様……我を、\\n ソロモン王を愚弄するかッ!」",
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"399000821_117": "「オレが呆れているのはソロモン王ではない。\\n 眼の前で間抜けを晒している、お前だ」",
|
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"399000821_118": "「真のソロモン王は知っていたのだ。\\n ドラウプニルの危険性を。そして、可能性をな」",
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"399000821_119": "「どうやら己の無知を知らなかったようだな、\\n 自称『知恵の王』よッ!」",
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"399000821_120": "「く……ッ口ばかり達者な愚民めがッ!\\n どんな言葉を吐いたところで<ruby=みらい>未来</ruby>は変わらぬッ!」",
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"399000821_121": "「ならば試してみるがいい。\\n オレたちは進むぞ。何者に阻まれようとも、進み続ける」",
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||
"399000821_122": "「それは世界を識るため、生きるため。\\n <ruby=たお>斃</ruby>れた者たちから託されたものを継ぎ、明日に繋ぐために」",
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"399000821_123": "「それこそが人の本能だ。\\n ――お前もそうだろう、立花響」",
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||
"399000821_124": "「――うん、そうだよ」",
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"399000821_125": "「プレラーティさんを助けられなかった。\\n そのことは忘れない。今だってその後悔に食い殺されそうだ」",
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||
"399000821_126": "「ううん……\\n プレラーティさんだけじゃない」",
|
||
"399000821_127": "「他にも、たくさん……\\n たくさんッ!」",
|
||
"399000821_128": "「わたしはずっと……わたしがわたしであるために、\\n 通さなきゃいけないワガママのために、進んできたッ!!」",
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"399000821_129": "「だからこそ彼女の願いを無駄にしないッ! できないッ!\\n 無駄にしちゃ――いけないんだッッ!!」",
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"399000821_130": "「わたしが殴って、進んだ先に……\\n 何かがあると、信じてくれたならッ!!」",
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||
"399000821_131": "「わたしは、この胸の歌を唄い続けるッ!!」",
|
||
"399000821_132": "「シンフォギア……\\n 人を殺す獣性と己を認め、折れていればいいものを……ッ!!」",
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"399000821_133": "「だが……ッ!! なればこそ……ッ!!\\n ヒトを殺すための、ヒトの兵器は、我が手に有りッ!!」",
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"399000821_134": "「――ッ!\\n ソロモンの杖ッ!!」",
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"399000821_135": "「ノイズが……\\n 世界を、分解していく……止まらないッ!?」",
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"399000821_136": "「如何に自己の存続を謳おうと……\\n 託され、託し進むのだと謳おうとッ!!」",
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"399000821_137": "「世界ごと潰えて終えば、\\n 如何なる道も続くことはないッ!!」",
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||
"399000821_138": "「貴様らに、できることなどあるものかッ!」",
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||
"399000821_139": "「例え短い時間でもッ! 終わってしまうのだとしてもッ!\\n できることは必ずありますッ!」",
|
||
"399000821_140": "「ええ、終われないッ!\\n あーしが終わらせないわッ!」",
|
||
"399000821_141": "「殺すこと――人の道を塞ぐことしか能のない王など、\\n このオレが超えてみせようッ!」",
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"399000821_142": "「お前が殺戮を携えた王ならば――\\n オレは……錬金術を携えた女王となるッ!」",
|
||
"399000821_143": "「その力は一体……ッ!?\\n ドラウプニルが生み出した――可能性だとでもッ!?」",
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||
"399000821_144": "「終わらせることに特化した分解など、\\n 未熟な素人芸に過ぎんッ!」",
|
||
"399000821_145": "「世界を分解しッ! 世界を再構築するッ!\\n 錬金術の真髄を見せてやろうッ!」",
|
||
"399000821_146": "「ノイズッ……\\n ヒトのために、ヒトを殺す兵器がッ!!」",
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||
"399000821_147": "「何故、ヒト如きに負けるッ!?」",
|
||
"399000821_148": "「人の歩みは――進歩というものはッ!!\\n 分解や殺戮如きで、止められるものではないからだッ!!」",
|
||
"399000821_149": "「認めるものか……\\n 認められるものかッ!」",
|
||
"399000821_150": "「我は、全てを知った王ぞ……ッ!」",
|
||
"399000821_151": "「この世の悲しみを……憂いを……ッ!\\n 憎しみを……絶望を……ッ!」",
|
||
"399000821_152": "「ここで終わることこそが、世界を殺し尽くすことがッ!\\n ヒトを新たに生まれ変わらせるための、最良の手段ッ!!」",
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||
"399000821_153": "「……それが、あんたの理由ってわけね」",
|
||
"399000821_154": "「確かにヤなことが多くって、\\n 世界なんて終わっちゃえって思う日もあるわ」",
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||
"399000821_155": "「誰も隣にいてくれなくて、誰の愛も感じられなくて、\\n どうしようもなくみじめな日だってあるッ!」",
|
||
"399000821_156": "「わかるわよ。\\n あーしも、かつてはそうだった」",
|
||
"399000821_157": "「でもね、そんなのは……\\n 明日を、不確定の<ruby=みらい>未来</ruby>を知らないからでしかないッ!!」",
|
||
"399000821_158": "「……ッ!!」",
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||
"399000821_159": "「過去から続く全てを知っていたとしても……」",
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||
"399000821_160": "「人が紡ぎ、重ね、\\n 神をも殴り倒して進んでいく、この先の<ruby=みらい>未来</ruby>をッ!!」",
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||
"399000821_161": "「あんたが知っているなんて、言わせないッ!」",
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||
"399000821_162": "「抑え、込んで、いる……ッ!?\\n 貴様ら、たった2人で世界を支えているのかッ!?」",
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||
"399000821_163": "「ここもまた、レイラインの基点ッ!\\n ならばこの場から世界を再構築するも容易いッ!」",
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||
"399000821_164": "「世界を識ると、オレは誓ったッ!\\n ならば己の世界程度、護ってみせるのがオレの命題の内だッ!」",
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||
"399000821_165": "「あーしはね、好きなのよッ!\\n どうしようもなく……どうにもならない、人と、世界がッ!」",
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||
"399000821_166": "「それを護ろうと、命を賭した友がいる……。\\n <ruby=詐欺師>あーし</ruby>が<ruby=タマ>命</ruby>張る理由なんて、そんなもんで十分よッッ!!」",
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||
"399000821_167": "「だから――行きなさい、\\n 立花響ッ!!」",
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||
"399000821_168": "「シンフォギア……ッ!」",
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||
"399000821_169": "「……プレラーティさんは、\\n これはソロモン王の試練だって言ってました」",
|
||
"399000821_170": "「あなたがどうしてそんなにも、\\n 世界を壊したいのかはわかりません」",
|
||
"399000821_171": "「でもあなたがわたしたちに試練を与えているのなら、\\n それをこの歌とッ! 拳でッ! 乗り越えてみせるッ!」",
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||
"399000821_172": "「あなたを止めてッ! みんなを助けてッ!\\n 全ての理由を聞かせてもらいますッ!」"
|
||
} |