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"399000211_0": "救いの手を伸ばすものたち",
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"399000211_1": "「到着……したはいいけれど。\\n ノイズはもちろん、人影もないじゃない」",
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"399000211_2": "「この村付近にチフォージュ・シャトーの反応があったのよね?\\n その影すらも見当たらないけれど……」",
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"399000211_3": "「人気が一切ない、ということが既に異常だ。\\n 何かが起きている可能性は高いが……」",
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"399000211_4": "「――誰かッ!\\n 助けてくれーッ!」",
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"399000211_5": "「あら、手がかりの方から、\\n おててをふりふり来てくれたみたいよ?」",
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"399000211_6": "「錬金術師の責務……などと言うつもりはない。\\n 探していた情報源だ、行くぞ」",
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"399000211_7": "「反抗期にしては可愛いものだけど、\\n 素直に助けに行くって言ってもいいと思うのよねぇ」",
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"399000211_8": "「ああ……ッ!\\n お願いします、助けてくださいッ!」",
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"399000211_9": "「随分熱烈にノイズに追われてるじゃないッ!",
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"399000211_10": " 安心なさい、あーしたちがすぐに助けるわッ!」",
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"399000211_11": "「……待てッ!\\n あのノイズ、何かがおかしい」",
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"399000211_12": "「何かって……、\\n アルカ・ノイズでもない、普通のノイズ――」",
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"399000211_13": "「――ッ!?\\n ううん、違うッ!?」",
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"399000211_14": "「歩いた跡が黒く変色してる……ッ!?",
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"399000211_15": " ノイズは無機物を炭素転換なんてしないわよッ!」",
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"399000211_16": "「ノイズ本体も消えていない。\\n 性質としてはアルカ・ノイズに近いようだ」",
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"399000211_17": "「でもアルカ・ノイズなら、\\n 炭素じゃなく赤いプリマ・マテリアに分解するはず……」",
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"399000211_18": "「ただのノイズではなく、アルカ・ノイズでもない、か。",
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"399000211_19": " だがこれ以上の分析をしている余裕はないな」",
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"399000211_20": "「も、もう足が……",
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"399000211_21": " 来るなッ! 来るなぁッ!!」",
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"399000211_22": "「怖いだろうけど、心配しないでいいわ。\\n ノイズの1体ぐらい、あーしたちがすぐに片付けて……」",
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"399000211_23": "「――ッ!?」",
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"399000211_24": "「ちょっと、話が違うじゃないッ!?\\n どうしてノイズが勝手に増えるのよッ!」",
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"399000211_25": "「この場に出てきたってわけじゃないわよね?\\n 今のはまるで、自分で分裂したみたいに……」",
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"399000211_26": "「分析している時間はないッ!\\n この数からあの男を護りきる、できるなッ!?」",
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"399000211_27": "「当然よ、誰に言ってるの?\\n あーしの前で、おさわりは厳禁なんだからッ!」"
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