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2024-12-22 15:59:32 +03:00

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{
"398000921_0": "「ぐッ――\\n 撃が重いッ」",
"398000921_1": "「母の愛は深く……。\\n 故に、この強さか……ッ」",
"398000921_2": "「けど――それでも、そいつは、\\n もうあんたの腕の中にいるべきじゃあないッ」",
"398000921_3": "(ちくしょうッ!\\n 攻撃をいくら浴びせても効いてる気が全然しないッ",
"398000921_4": "(どうすればこいつを……\\n 『玲』を取り戻せる……ッ",
"398000921_5": "(あれ、そういえば……)",
"398000921_6": "「そうだったのか……\\n ま、そうだとしても、名前が知れてよかったよ、レイ」",
"398000921_7": "「……そうね。\\n 『幽霊』には相応しい呼び名でしょう」",
"398000921_8": "「あなたたちも、そう呼べばいい」",
"398000921_9": "「ゆ、幽霊?」",
"398000921_10": "「幽霊などと……。",
"398000921_11": " <ruby=れいろう>玲瓏</ruby>のレイ。綺麗な名前じゃないか」",
"398000921_12": "「…………」",
"398000921_13": "「あたしたち、1度もあいつの本当の名前\\n 呼んだこと、ないじゃないか……ッ」",
"398000921_14": "「え……ッ!?」",
"398000921_15": "「彼女は、『<ruby=レイ>玲</ruby>』では――」",
"398000921_16": "「違うッ!」",
"398000921_17": "「幽霊の『玲』なんかじゃないッ!\\n おまえの名前はもっとあったかい――なあ、そうだろッ」",
"398000921_18": "「『<ruby=ホマレ>玲</ruby>』ぇッ!」",
"398000921_19": "「まだ、視線上げるのが怖いならそれでいいッ!\\n けど――聞いててくれッ」",
"398000921_20": "「あたしはクリスッ!\\n 雪の音と書いてゆきね。それにクリスだッ」",
"398000921_21": "「おまえの『玲』は、幽霊の『レイ』なのか?\\n おまえの口から、教えてくれッ」",
"398000921_22": "「…………」",
"398000921_23": "「雪音、\\n 本当の名前というのはどういうことだッ」",
"398000921_24": "「あいつの下の名前は『レイ』じゃなくて、\\n 本当は『ホマレ』って読むんだッ」",
"398000921_25": "「あいつのママの遺したアルバムに、\\n 書いてあったんだ……ッ」",
"398000921_26": "「それが、いつの間にかあいつのことをそう呼ぶやつは\\n いなくなっちまった。だから――」",
"398000921_27": "「なんだってッ!?\\n じゃあ、あたしはずっと違う名前で呼んでたのか……ッ」",
"398000921_28": "「…………」",
"398000921_29": "「あたしは天羽奏ッ! 天然の天に羽で、あもう。\\n 音を奏でるで、かなでだッ」",
"398000921_30": "「今まで間違って呼んでごめんなッ! 今からちゃんと呼ぶから",
"398000921_31": " もう1度、あたしと仲良くしてほしいッ!」",
"398000921_32": "「わたしの苗字は風が鳴るで、かざなり。\\n 名前は鳥の翼で、つばさだッ」",
"398000921_33": "「…………」",
"398000921_34": "「あたしたちの名前、聞こえたか?\\n だから次は、おまえの名前を教えてくれッ」",
"398000921_35": "「わた、し……は……\\n 『レイ』なんかじゃ、ない……」",
"398000921_36": "「幽霊なんかじゃ、いたくない……ッ!」",
"398000921_37": "「わたしの、名前は……『ホマレ』……ッ!\\n クリスが呼んでくれた……『ホマレ』ッ」",
"398000921_38": "「ク、リス……かな、で……つば、さ……ッ!\\n おね、がい……たすけて……ッ」",
"398000921_39": "「『ママ』の攻撃が緩んだ……ッ!」",
"398000921_40": "「この音……\\n まるでガラスが割れるような……」",
"398000921_41": "「ホマレを護りたいあんたの心も、\\n 護られたままでいたかったホマレの心も――」",
"398000921_42": "「ガラスみたいに、\\n 脆いままではいさせないッ」",
"398000921_43": "「あなたの守護――『お護り』と、\\n 玲を縛る呪いが紙一重であったようにッ」",
"398000921_44": "「脆さと強さも、表裏一体ッ!」",
"398000921_45": "「怖いから、そこから逃れようと前に進む。\\n 痛いから、どうにかしようって頑張ることができる……」",
"398000921_46": "「脆さも、痛さも。\\n それがあるから、あたしたちは手を取ることができるんだ」",
"398000921_47": "「さあ……\\n ゆりかごの中にいるホマレを引き上げるぞッ」",
"398000921_48": "「「ああッ!!」」"
}