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JSON
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"395000211_0": "他世界より滲む",
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"395000211_1": "「悪い、待たせたッ!」",
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"395000211_2": "「戻りましたッ!\\n いったい何が――」",
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"395000211_3": "「「――ッ!?」」",
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"395000211_4": "「戻ったか、2人とも」",
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"395000211_5": "「その様子……\\n やっぱり、そうなのね」",
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"395000211_6": "「そんな、どうして……ッ!?」",
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"395000211_7": "「こいつは……ギギや母船の奴らが\\n 操ってた子機と同じものッ!?」",
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"395000211_8": "「現場の封鎖、急げッ!\\n いつ被害が出るかわからんッ!」",
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"395000211_9": "「――ッ!\\n ってことは、まだ攻撃されてるわけじゃないんだなッ!?」",
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"395000211_10": "「ええ。それどころか、触れられもしない。\\n 一切の干渉ができない状況よ」",
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"395000211_11": "「まるでホログラムね。\\n この世界に顕現しきっていないような……」",
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"395000211_12": "「だからこそ、2人に確認してもらったんだ。\\n 現場は本部を挟んで、先ほどとは逆方向でもあったからな」",
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"395000211_13": "「だが、確認がとれた今予断は許されない」",
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"395000211_14": "「この子機が友好的な『ギギ』のものであるとは限らん。\\n 2人とも、現場に急行してくれッ!」",
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"395000211_15": "「はいッ!」\\n「ああッ!」",
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"395000211_16": "「……この世界では、\\n これから隕石騒動の余波が起こるというのか……?」",
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"395000211_17": "「見えましたッ!\\n 確かに、あのときの子機ですッ!」",
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"395000211_18": "「けど接触しようにも、触れられない、触ってこないなら、\\n あたしたちが今できることは……待機か?」",
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"395000211_19": "「ああ、そうなるな……\\n 十分に警戒を――」",
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"395000211_20": "「いいえ、待ってッ!\\n 空間の歪みを確認――質量が形成されてゆくッ!?」",
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"395000211_21": "「――ッ!?",
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"395000211_22": " 透けていた子機が、どんどん実体を得て……ッ!?」",
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"395000211_23": "「それだけじゃないッ!\\n こいつらから感じるこれは――ッ!!」",
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"395000211_24": "「そうだよな、わかってたよ。",
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"395000211_25": " これは、あいつの子機じゃない……ッ!」",
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"395000211_26": "「こんなに機械的なだけの殺意が……\\n あいつのもんであってたまるかよッ!」"
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