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JSON
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{
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"395000121_0": "「誰のところにも、行かせないッ!」",
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"395000121_1": "「よし、今ので最後だな」",
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"395000121_2": "「そうみたいですね。\\n 被害が出る前に対処できて、よかったです」",
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"395000121_3": "「ああ。",
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"395000121_4": " しっかし、驚いた」",
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"395000121_5": "「改めて感じたけど……このギア、機動力が段違いだね。\\n 攻撃の出力には、あんまり変化がないかもしれないが……」",
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"395000121_6": "「そうですね。\\n 到着まで、数分もかかっていないはずです」",
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"395000121_7": "「まるで足に羽が生えたみたいに感じました」",
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"395000121_8": "「……フフッ」",
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"395000121_9": "「ん?\\n どうした?」",
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"395000121_10": "「いえ、攻撃のためじゃなくて、\\n 誰かを助けるため、走るための力なら……」",
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"395000121_11": "「すごく、あの子っぽいなと思ったんです」",
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"395000121_12": "「ああ……\\n 確かにそうかもしれないね」",
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"395000121_13": "「あいつ、あたしたちを助けようと、\\n それまで逃げていた母船に立ち向かってくれたんだもんな」",
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"395000121_14": "「はい。……わたしたちを護るために、\\n 怖くても必死に走ってきてくれたんですよね」",
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"395000121_15": "「<size=25>……わたしたち、\\n もしかしたら少し、似てたのかも</size>」",
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"395000121_16": "「ん?\\n なんか言ったか?」",
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"395000121_17": "「あ、いえいえ、なんでもないですッ!",
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"395000121_18": " ただ、その――」",
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"395000121_19": "「……」",
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"395000121_20": "「わたしも、何度だって走ろうと思ったんです。\\n 自分にできることがあるなら、全速力で」",
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"395000121_21": "「……そっか。",
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"395000121_22": " ああ、そうだなッ!」",
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"395000121_23": "「はいッ!」",
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"395000121_24": "(この世界のノイズプラント……\\n バビロニアの宝物庫は閉じていない)",
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"395000121_25": "(この並行世界だけじゃない。ほかにもまだ、\\n ノイズに怯えている世界がたくさんあるんだ)",
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"395000121_26": "(どれだけのことができるかなんて、わからない。\\n でも、わたしはもう、みんなと一緒に戦えるから)",
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"395000121_27": "(だから――)",
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"395000121_28": "「この力をくれたあなたも……\\n 一緒に走っていこうね、ギギ」",
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"395000121_29": "「ん……本部からだ。\\n 終わってからの報告が遅いって話かな?」",
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"395000121_30": "「こちら奏。悪いダンナ、\\n ちょっと話し込んじまって、連絡が遅れ――」",
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"395000121_31": "「違うッ、そうではないッ!」",
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"395000121_32": "「……ッ!?」",
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"395000121_33": "「ど、どうしたんだよ?\\n そんなに声を荒げて……」",
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"395000121_34": "「2人に確認してもらいたい映像があるの。\\n 緊急よ、すぐに戻ってッ!」",
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"395000121_35": "「「――ッ!\\n 了解ッ!!」」"
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