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JSON
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"394001111_0": "ヒーローのお約束",
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"394001111_1": "「はああッ!\\n せいッ!」",
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"394001111_2": "「良い拳だッ! \\n 残心を忘れるなよッ!」",
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"394001111_3": "「はいッ、師匠ッ!」",
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"394001111_4": "(……最近、師匠が身体を動かすことが増えてる気がする。\\n やっぱりあのスーツを着て戦うためなのかな)",
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"394001111_5": "「――集中を欠くなッ!\\n 鍛錬の時間を無駄にするなよッ!」",
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"394001111_6": "「は、はいッ!」",
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"394001111_7": "「ありがとうございましたッ!」",
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"394001111_8": "「ああ。\\n しっかりと柔軟をしておくようにな」",
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"394001111_9": "「はいッ! ",
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"394001111_10": " ……あの、師匠」",
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"394001111_11": "「どうした?」",
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"394001111_12": "「師匠もやっぱり、気になってますか?\\n 前に聞いた、並行世界の話とか……」",
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"394001111_13": "「……そうだな。並行世界の在り方が変わっている、\\n という話は忘れることができん」",
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"394001111_14": "「ギャラルホルンによって並行世界と繋がって以来、\\n 怒涛のような日々だった」",
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"394001111_15": "「並行世界とは、一体なんなのか。\\n 根本的な部分について考える余裕もなかったからな」",
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"394001111_16": "「わたしも、戦うことに精一杯で……」",
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"394001111_17": "「目の前の危機を解決するだけではなく、\\n より根本的な問題に挑む時が来たのかもしれん……」",
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"394001111_18": "「……」",
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"394001111_19": "「とはいえ、やるべきことは変わらん。\\n この世界を、そして別の世界であっても、護るべく戦うだけだ」",
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"394001111_20": "「はいッ! そうですよねッ!\\n これからは師匠も一緒に戦えるんですしッ!」",
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"394001111_21": "「そんなわけにはいかん。\\n S.O.N.G.司令として簡単に出撃できるものか」",
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"394001111_22": "「えええッ!?\\n そうなんですかッ!?」",
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"394001111_23": "「今回の件で、改めてお前たちの強さを確認することができた。\\n 今後は安心して前線を任せるとするさ」",
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"394001111_24": "「あのスーツはエルフナインくんに解析を頼み、\\n 今後に活かしてもらうとしよう」",
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"394001111_25": "「あんなに楽しそうだったのに、ですか?」",
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"394001111_26": "「た、楽しくなどないッ!\\n 変身スーツを着て戦うなど、大人のやることではないだろう」",
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"394001111_27": "「でも……必要な時は、\\n 師匠も来てくれるんですよね?」",
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"394001111_28": "「さてな。\\n 現れるとしたら、それは俺ではないだろう」",
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"394001111_29": "「ええッ!?\\n なら誰がッ!?」",
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"394001111_30": "「無粋なことを聞くな。変身ヒーローの正体は明かされない……\\n それがお約束というものだッ!」",
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"394001111_31": "「やっぱり師匠、あのスーツのこと、\\n すっごく気に入ってるじゃないですか……ッ!」"
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