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2024-12-22 15:59:32 +03:00

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{
"394000611_0": "『お尋ね者』",
"394000611_1": "「やっぱり師匠には、\\n まだまだ敵わないや」",
"394000611_2": "「有効打はいくつも受けているとも。",
"394000611_3": " やはりお前たちの成長は著しい。俺も負けてはいられんな」",
"394000611_4": "「直撃したはずなのに、\\n 手応えもなかったですよ……」",
"394000611_5": "「ギギッ!」",
"394000611_6": "「あたしの方のダンナも、\\n 鍛えりゃこれぐらいやれるのかね」",
"394000611_7": "「可能性は誰にでも等しく存在する。\\n 違いは本人の意思だろう」",
"394000611_8": "「そういうもんかね。",
"394000611_9": " ……なら、ダンナはあれでいいか」",
"394000611_10": "「戻りましたッ!",
"394000611_11": " ……あれ?」",
"394000611_12": "「やはり手を出してくるか……。\\n ウェル博士の推測が当たったな」",
"394000611_13": "「凡人の考えることなど、\\n 簡単に予測できるのですよ」",
"394000611_14": "「当たってほしい予想ではなかったわね」",
"394000611_15": "「……あの、\\n 何かあったんですか」",
"394000611_16": "「ああ、戻ったのね。\\n そうね、あったといえばあったわ」",
"394000611_17": "「その宇宙人――ギギと呼べばいいかしら。\\n 政府から引き渡し要求があったの」",
"394000611_18": "「やはり政府が介入してきたか……」",
"394000611_19": "「二課はあくまで日本の組織だ。\\n 政府の命令には逆らえん」",
"394000611_20": "「某国や国連の意向も絡んでいるだろう。",
"394000611_21": " 政府としても本意ではないだろうがな……」",
"394000611_22": "「ギギを他の組織に渡したら、\\n どうなっちゃうんでしょう」",
"394000611_23": "「ドキドキワクワク、解体ショーまで一直線ッ! ",
"394000611_24": " といったところでしょうねえ」",
"394000611_25": "「こいつが言うように即解剖とは限らないにしても、\\n ろくな目に合わないでしょうね」",
"394000611_26": "「えええッ!?",
"394000611_27": " じゃあ絶対に渡せないですよッ!」",
"394000611_28": "「ただ、言っていることはあっちに道理があるわ。\\n 貴重な異星人を私たちが管理する方が不自然でしょう」",
"394000611_29": "「そんな……ッ!」",
"394000611_30": "「さて、君はその道理とやらを、\\n 大切にするタイプだったか」",
"394000611_31": "「私にとって大切なのは、\\n 果たすべき目的だけよ」",
"394000611_32": "「だからこそ、そのためにも二課の実権は強化しておかないとね。\\n 異星人の人や人、うちが預かって当然と思わせなければ」",
"394000611_33": "「了子さんッ!\\n じゃあッ」",
"394000611_34": "「言うまでもない。\\n 俺たちとしてもギギを引き渡すつもりはないさ」",
"394000611_35": "「しばらくの間は、安全が確保できていない、と誤魔化すがな。\\n そう長くは持たんだろう」",
"394000611_36": "「ギギをこちらで確保する方法が必要、か……」",
"394000611_37": "「データを渡して研究してもらう、\\n じゃ駄目でしょうか……」",
"394000611_38": "「いい発想だけど、不可能ね。\\n 外部からの観測はこの装甲に阻まれるのよ」",
"394000611_39": "「装甲が……?\\n 聖遺物に近い性質があるんですよね」",
"394000611_40": "「ええ。ギギの装甲は、\\n 一種の宇宙服のようなものだと推測しているわ」",
"394000611_41": "「生命維持を担っているのはもちろん、\\n 熱、衝撃、電波やある程度の重力も遮断している」",
"394000611_42": "「重力までッ!",
"394000611_43": " すごい技術なんですねッ!」",
"394000611_44": "「そのぐらいの装備がなければ、\\n 異星で活動することはできないんでしょう」",
"394000611_45": "「けれどその装甲が私たちの観測を阻んでいる。\\n ろくに渡せるデータもないわ」",
"394000611_46": "「じゃあ脱いでもらって調べる、とか……」",
"394000611_47": "「宇宙服だと言ったでしょう?\\n この装甲があるから異星での生命活動が可能なのよ」",
"394000611_48": "「この装甲を脱いでしまえば、\\n ギギは間違いなく死ぬことになるでしょう」",
"394000611_49": "「代わりを用意する技術は、\\n 我々にはない……か」",
"394000611_50": "「わたしたちの宇宙服じゃ駄目なんですか?」",
"394000611_51": "「この星の大気を詰め込んだ宇宙服に放り込むつもり?\\n 酸素は猛毒だなんて一般論から教えるつもりはないわよ」",
"394000611_52": "「ええッ!? 酸素って毒なんですかッ!?\\n こんなに美味しく吸ってるのにッ」",
"394000611_53": "「物質と結合して酸化させる性質があるって、\\n 授業でもやったでしょ」",
"394000611_54": "「そもそもこの子がどのように、\\n 生命活動を行っているのかも不明よ」",
"394000611_55": "「呼吸や食事という既知のエネルギー代謝とは違う、\\n 全く別の方式で生きている可能性もあるんだから」",
"394000611_56": "「確かにギギのやつ、\\n 何も食べないし何も出しちゃいないね」",
"394000611_57": "「……私たちと同じ神に連なるのなら、\\n そこの理屈は変わらないのでしょうけど」",
"394000611_58": "「じゃあギギは大丈夫なんですかッ!?\\n 何度も戦ってますけど、装甲に穴が空いてたらッ」",
"394000611_59": "「穴なんて空いたらとっくに死んでるわ。\\n この装甲は外部からの干渉を遮断することに優れているしね」",
"394000611_60": "「けれど同種の力は遮断できない。簡単に突破されるわよ。\\n 面倒を見るなら気をつけることね」",
"394000611_61": "「外部からの通信です。",
"394000611_62": " ――ッ! また例のデータだと思われますッ!」",
"394000611_63": "「……来たわね。\\n 前回と同じ内容」",
"394000611_64": "「いいえ、相変わらず詳細は不明ですが、\\n これまでとはデータの形式に若干の変化があります」",
"394000611_65": "「む、面倒事は1つではないのか?」",
"394000611_66": "「政府が焦ってるのには理由があるのよ。\\n それがこの通信。少し前から、地球外から送信されているの」",
"394000611_67": "「地球外からッ!?\\n 宇宙人の通信かッ」",
"394000611_68": "「ギギを目にするまでは、\\n まさかと思っていたのだがな……」",
"394000611_69": "「可能な範囲でデータを再生してみましょうか。\\n スピーカーから出して頂戴」",
"394000611_70": "「はい。\\n 地球外からの通信データ、再生します」",
"394000611_71": "「――、――ッ、\\n ―――――」",
"394000611_72": "「なんだこりゃ。\\n 言葉なのか、こいつは」",
"394000611_73": "「地球上のあらゆる言語と別のパターンよ。\\n 解析の手がかりも掴めていない状態ね」",
"394000611_74": "「意味はわからないですけど、\\n なんだかすごく……」",
"394000611_75": "「うん、嫌な感じがする……」",
"394000611_76": "「もしも宇宙人の通信ならば、\\n ギギに何かわかるかもしれないが……」",
"394000611_77": "「むッ!?」",
"394000611_78": "「ギ、ギギッ――、\\n ギギギギギィィィィッ」",
"394000611_79": "「どうしたの、ギギッ!?」",
"394000611_80": "「急に飛び出して……何があったッ!?」",
"394000611_81": "「政府も狙っている宇宙生命体よッ!\\n 二課から逃げられたら危険だわッ」",
"394000611_82": "「こちらでゲートをロックしますッ!",
"394000611_83": " ――ッ!? 解除されましたッ! 操作不能ですッ!」",
"394000611_84": "「仮にも異星人ッ!\\n 凡百の科学技術では手も足も出ませんかッ」",
"394000611_85": "「すぐに追いかけようッ!」",
"394000611_86": "「二課の外にまでッ!",
"394000611_87": " 誰かに見つかる前に止めないとッ!」",
"394000611_88": "「いたぞ、あそこだッ!」",
"394000611_89": "「ギギ、待ってッ!」",
"394000611_90": "「ギギッ! \\n ギギギギギィッ」",
"394000611_91": "「ギギのやつ、やる気かッ!?」",
"394000611_92": "「多分パニックになっているだけですッ!\\n 落ち着かせれば、きっとッ」",
"394000611_93": "「やるしかないかッ! \\n さっさと正気に戻れよ、ギギッ」"
}