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{
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"394000431_0": "「響ッ!? ギアがッ!」",
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"394000431_1": "「何があったんだッ!?\\n すぐに助けるからなッ!」",
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"394000431_2": "「落ち着けッ!\\n 戦意を抑えろッ!」",
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"394000431_3": "「なッ!? 変身ヒーローかッ!?",
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"394000431_4": " この世界にはこんなのもいるのかよッ!?」",
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"394000431_5": "「多分、違います。",
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"394000431_6": " この身のこなしと声の雰囲気、もしかして……?」",
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"394000431_7": "「……ダンナ、か? 違和感はあるが、言われれば確かに。",
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"394000431_8": " いや、どうしてすぐに気づかなかった……?」",
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"394000431_9": "「話は後にしろ。\\n 今は響くんを見守る時だ」",
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"394000431_10": "「知らない星で、知らない生き物が沢山いて、\\n あなたを見たらみんなが叫んで――驚いたよね」",
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"394000431_11": "「ギィ……」",
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"394000431_12": "「捕まりそうになって、逃げ出して。\\n 仕方なく抵抗するしかなかったんだよね」",
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"394000431_13": "「ごめんね、わたしたちがあなたを傷つけたのかもしれない。\\n わたしたちもあなたと同じ、驚いて、怖くて、混乱してたんだ」",
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"394000431_14": "「でもそれだけで終わりたくない。\\n 別の星から来たあなたと、悲しいだけの出会いをしたくない」",
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"394000431_15": "「だからわかりあいたいんだ。\\n 気持ちを伝えたい。伝えて欲しい」",
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"394000431_16": "「ギギ……ギギィ……」",
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"394000431_17": "「ギアを解除するなんて。\\n 響、無茶ばっかりして……」",
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"394000431_18": "「警戒はしてるようだけど、\\n 戦う意思はない、のか?」",
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"394000431_19": "「ああ。\\n もう敵意は感じない」",
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"394000431_20": "「もう少し近づいてもいい?」",
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"394000431_21": "「ギギッ!?」",
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"394000431_22": "「大丈夫。\\n 大丈夫だから……」",
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"394000431_23": "「近づいては離れ。\\n 近づいては離れ……ですね」",
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"394000431_24": "「けど段々と近づいてるな」",
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"394000431_25": "「ね、怖くない。怖くない。\\n お願い、わたしの手を取って――」",
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"394000431_26": "「ギ、ギィ」",
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"394000431_27": "「――ありがとう」",
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"394000431_28": "「ギギィッ!」",
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"394000431_29": "「あ、逃げていく……」",
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"394000431_30": "「……で、またちょっとずつ寄ってきてる。\\n 本当に大丈夫かどうか、確かめてるみたいだ」",
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"394000431_31": "「まるで野生の小動物だ。\\n 怯えていただけ、か。響くんの感覚が正しかったな」",
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"394000431_32": "「……ギギィ」",
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"394000431_33": "「――ッ!",
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"394000431_34": " 小さいのが消えていきますッ!」",
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"394000431_35": "「武器を収めてくれたか。\\n 本当に通じ合ったのだな」",
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"394000431_36": "「戦いが止まれば上等だと思ったんだけどな。\\n 本当に手を繋ぐとはね」",
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"394000431_37": "「だって、響ですから」",
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"394000431_38": "「はぁ……良かったぁッ!\\n わたしは、立花響。よろしくねッ!」",
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"394000431_39": "「ギギッ!」"
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