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2024-12-22 15:59:32 +03:00

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{
"391000921_0": "「聞いて、ギンッ!」",
"391000921_1": "「わたしたちは、\\n ギンのこと、『<ruby=アンタゴニスタ>敵対者</ruby>』だなんて思えない、思わないッ!」",
"391000921_2": "「だってギンは、確かにここにいて。\\n わたしの話を聞いて、考えてくれた――ッ」",
"391000921_3": "「当たり前過ぎて見えなくなっていたこと、\\n ギンくんが気付かせてくれた」",
"391000921_4": "「……フフ。わたしのアガートラームを、\\n 引っ張って伸ばそうなんてことも言ってくれたわよね」",
"391000921_5": "「マリアさんッ!",
"391000921_6": " 傷は……ッ!?」",
"391000921_7": "「まったく、悲しくなるわね。\\n このギアのせいか、おかげか……ピンシャンよ」",
"391000921_8": "「ギン、あなたはもう、\\n わたしたち、みんなの世界の中にいるんだよ」",
"391000921_9": "「『<ruby=アンタゴニスタ>敵対者</ruby>』なんかじゃない。\\n ただの『ギン』として、一緒にいるんだッ」",
"391000921_10": "「だから、一緒に行こうッ!\\n ここを出て、わたしたちと一緒に――ッ」",
"391000921_11": "「そんなこと――\\n 望むべくもないじゃないか」",
"391000921_12": "「――ッ!?」",
"391000921_13": "「…………」",
"391000921_14": "「望んだことを貫け、\\n そう教えてくれたのは君たちだ」",
"391000921_15": "「だからぼくは、ぼく自身の望みのために、\\n 戦って、<ruby=たお>斃</ruby>されなくてはならないッ!」",
"391000921_16": "「<ruby=たお>斃</ruby>された<ruby=ギンヌンガガプ>ぼく</ruby>の血肉で、\\n この崖――世界の隔たりを、埋めなくてはいけないんだ」",
"391000921_17": "「ぼくが、\\n 初めて手にした望みのために……」",
"391000921_18": "「君たちを帰るべき場所に帰すという、\\n 望みを叶えるために――ッ」",
"391000921_19": "「――ッ!!」",
"391000921_20": "「ヒビキーッ!!」",
"391000921_21": "「直撃……ッ!?」",
"391000921_22": "「……わかったよ、ギン」",
"391000921_23": "「……え?」",
"391000921_24": "「ギンの望みはわかった。\\n なんの迷いもないってことも」",
"391000921_25": "「だから――\\n わたしが、受け止めてみせる」",
"391000921_26": "「……ッ!」",
"391000921_27": "「ごめんね。あのとき、笑っちゃって。\\n ギンには本当に、それだけの力があったんだね」",
"391000921_28": "「ぼくがヒビキお姉ちゃんを、\\n 帰りたいところに帰らせてあげなきゃだねッ」",
"391000921_29": "「え、どうして笑うのッ!?\\n ぼくは本気で言ってるのにッ」",
"391000921_30": "「あー、わかったッ! ぼくには無理だって思ってるんでしょッ!\\n 本当に本当なんだからねッ」",
"391000921_31": "「ギンの覚悟……。\\n わたし、少し羨ましいな」",
"391000921_32": "「……え?」",
"391000921_33": "「ギンや……『響』みたいに、\\n 『迷わない』という強さを、わたしはまだ持てないから」",
"391000921_34": "「……ううん、そうじゃないな。",
"391000921_35": " 『響』だって、きっといっぱい迷ったはずだ」",
"391000921_36": "「ヒビキ……」",
"391000921_37": "「迷って迷って、いっぱい迷って、立ち竦むことだってあって。\\n それでも最後は迷いを振り切って……信じたんだ」",
"391000921_38": "「誰かを<ruby=たす>救</ruby>けることが、\\n たとえ、その誰かを傷付けるとしても――」",
"391000921_39": "「その誰かが抱えていた望みを、\\n 手折るとしても――」",
"391000921_40": "「少しでも、幸せにすることができるならいいって、\\n そう、信じると決めたんだ……」",
"391000921_41": "「わたしは、まだ迷ってる。\\n きっと、これからも迷い続ける」",
"391000921_42": "「答えを出すのに、ぐるぐると同じところを回るかもしれない。\\n 何度も立ち止まってしまうかもしれない」",
"391000921_43": "「でも、きっと――\\n そんなわたしだから、ギンは呼んでくれたんだよね」",
"391000921_44": "「何を……?\\n ぼくは、君を呼んでなんて……」",
"391000921_45": "「ううん。\\n わたしは、ギンに呼ばれたんだよ」",
"391000921_46": "「いろんな並行世界を渡るうちに、迷子になったわたしを……」",
"391000921_47": "「何もない世界で、\\n 同じように迷子だったギンが呼んでくれたんだ」",
"391000921_48": "「違う……」",
"391000921_49": "「違わないよ。",
"391000921_50": " 迷いながら、それが正しいのかわからなくても――」",
"391000921_51": "「誰かを<ruby=たす>救</ruby>けたくて、\\n 誰かに<ruby=たす>救</ruby>けてもらいたかった、わたしたちだからッ!」",
"391000921_52": "「違うッ!\\n ぼくは、<ruby=たす>救</ruby>けられたいなんて思っていない――ッ!」",
"391000921_53": "(……今なら、あのときわたしに手を伸ばしてくれた、\\n 響の気持ちがわかるよ",
"391000921_54": "(……目の前の絶望が本物だって、\\n わからないはずがないんだ",
"391000921_55": "(だからこそ、手を伸ばさずにいられないんだ……ッ!)",
"391000921_56": "「だから……\\n ごめんね」",
"391000921_57": "「わたしは戦うよ。戦って、ギンの望みを打ち砕く。\\n でも、それは倒したいからじゃない――」",
"391000921_58": "「ギンを<ruby=たす>救</ruby>けるって、\\n わたしが、決めたからだッッ」"
}